想い出巡り山スキー@若女平・西吾妻・天元台周回

西吾妻山

若女平からの周回山スキーをようやく実行。ド快晴、昔の想い出にも浸れたGood山行となった^^

2024年4月13日(土)快晴、1~5℃、弱風
スキー板 STIGMA 160cm/BD
メンバ  単独

04:04( 927m)ロープウェイ駐車場
04:15( 850m)若女平登山口
08:13(2035m)西吾妻山
08:52(1963m)中大巓
09:20(1828m)天元台スキー場トップ
09:39(1304m)ロープウェイ乗り場(10:00発乗車)
10:11( 919m)ロープウェイ駐車場

距離 15.5km
時間 6時間7分
累積標高差 ±1450m
日の出時刻 5時3分(三日月)

今シーズンチャンスを伺っていた若女平登山口からの周回山スキー。しかし、、、
・序盤の若女平ルートは殆ど人が入らない
・ルート上の尾根が平坦で道に迷い易い
・ホワイトアウト率が高いエリア
等から単独行にリスクを感じズルズルと時間が経過。諸々の条件が整いようやくの今回となった。

20時に自宅出発し白布温泉には23時過ぎに着。登山口に向かうと、100mほど手前にコーンが設置され通行止めになっていた。コーンの少し先にある路駐スペースで車中泊するつもりだったが、諦め、ロープウェイ乗り場の無料駐車場に移動する。

出発4時の30分前の3時半に目覚ましをセット。既に24時を回っており3時間睡眠となるが問題なしと言い聞かせて寝袋に入った。

240413041558829.jpg04:15 若女平登山口
無料Pからここまで徒歩10分。さぁ行きまっせ^^

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すぐ残雪が始まった。

240413050625143.jpg05:06 潜るツボ足
そーっと歩いても表層を抜けるようになり亀脚となる。

240413051414358.jpg05:14 長谷(ながたに)
ここで大休止。アウターを脱いで、食事、そしてスキーを履く。

240413054844080.jpg05:48 山スキー最高!
足が沈まなくなり、荷も軽くなって一気にスピードUp^^

240413054938118.jpg05:49 谷を挟んだ対面の尾根は天元台スキー場
下山時はこのゲレンデを滑る。

05:33 僅かな雪を繋いでスキー登行
スキー履いて以降、雪切れもあったが西吾妻まで脱がずに登行できた。来週には雪切れも増えスキー脱着が必要かも。

240413062214808.jpg06:22 計画より進捗悪め
西吾妻までの進捗22/50。入山から2時間以上経過して半分に至っていない。計画の3時間は無理そうである。見積が甘かったかな…

240413074653132.jpg07:46 標高1900mの台地
眺め良き台地に出た。風も穏やかで気持ちが良い^^ ここまでのルート、夏道が雪で隠れトレースも無いとルートが正しいか不安になるが、左手の谷を意識し、谷と一定の距離を保ちながら登れば、頻繁なGPSチェックは不要と思った。ただし、1900mから進路を右に変えないと吾妻神社に出てしまうので、最高峰の西吾妻を踏む場合は要注意である。今回の私(汗)

240413075842239.jpg07:58 吾妻神社

240413081304561.jpg08:13 西吾妻山頂
 2012年夏山 2時間半
 今回計画   3時間
 今回実績   4時間
計画が甘かったようである。

西吾妻のルート上に360°パノラマな展望台はない。要所で撮影した写真をここでまとめ紹介。まずは飯豊連峰。

朝日連峰

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朝日連峰と月山。この写真は天元台スキー場から^^

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そして蔵王と屏風岳

位置関係

240413081733569.jpg08:17 西吾妻から北方向
下山開始。中大巓を踏んだあと天元台スキー場トップに接続し、ゲレンデを滑る予定。

240413081738659.jpg08:17 東方向

240413083020607.jpg08:30 梵天岩(ぼんてんいわ)

240413093107344.jpg09:31 天元台スキー場
中大巓は山頂までの登山道がない。明確な凸もなくどこが山頂か不明だった。眺望もゼロ。この登頂には拘らない方がいいですね。

中大巓でシールを剥がし、天元台スキー場のトップまで樹林帯を滑走。ゲレンデの積雪は360cmらしくリフト営業中だった。今シーズンは雪不足に喘ぐスキー場が多かった中、異次元の積雪量ですね~

240413095141907.jpg09:51 今回はロープウェイを利用
「自分の足で」がポリシーの私だが、40年以上振りに乗りたいなぁと山行中ずっと考えていた。ポリシーの理由は「楽をするための利用はしない」なので、想い出を懐かしみたい理由ならいいかと例外を適用する^^

想い出ついでに玉こんにゃくを頂く。200円。山形の殆どのスキー場で売っていると思われるこの名物は、親とスキーに来ていた昔、滅多に食べさせてもらえなかった。シンプルな醤油味、懐かしかった。

ところで昔、このロープウェイに乗車した時、ゲレンデの天候を占う1本松の話を聞いた。その枝が揺れているとゲレンデは強風で視界が悪いので覚悟してください的な。40年前のその記憶は正しいのか? 今回その松を探したが発見出来なかった…。別のロープウェイの勘違いなのだろうか…。

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ブログ書いてて気づいた。「探し方が悪かったのでは?」
下から上を見上げる方向じゃないと分からない気がしてきた…。もう1度乗って確認しないとだな。

240413100751599.jpgロープウェイ階段の1級合格者表示
昭和42年からの歴史ある表示は令和の今も続いていた。ふと米沢出身の「佐藤正人」の名前はあるのか?と気になって探してみた。彼は昭和50年代の日本を代表するトップデモで、Ski Nowなどのテレビへの露出も多く、天元台でペンションも経営している(いた?)方。若い頃は地元天元台で活動していたはず。

240413100725305.jpg
昭和47年に見つけた^^ 「山形」なのと、1952年(昭和27年)生まれだと20歳なので、ご本人で間違いなしとしておこう^^

240413110339604.jpg
東屋で温泉入浴
湯の華舞う無色無臭の大量かけ流し酸性湯で700円。

ここは想い出深い温泉なんだよな。20代の頃、会社有志で檜原湖湖畔キャンプをやったとき、夜に西吾妻スカイバレーを越えて入りに来た。

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男湯。右側に3本の打たせ湯がある。洗い場の佇まいを見て、あーこれこれと昔の記憶が蘇ってきた^^

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男湯の露天風呂

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そば処 可祝屋で昼食
蕎麦が有名な米沢ということでgoogleで調べてここをチョイス。
https://g.co/kgs/4XWWkW7



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天そば 1650円
天元台ロープウェイ、佐藤正人、東屋と想い出巡り系山行だったので、昼飯は奮発!

まとめ
暫く温めていた周回山スキーをトラブルなく達成。ド快晴に恵まれつつ、想い出に浸ることが出来た。

備忘録
・積雪期の若女平登行は、左の谷を意識し、一定の距離をキープすれば、頻繁なGPSチェックなしに標高1900mの台地まで登れる
・稜線から若女平登山口までの滑走は、尾根がまぁまぁの疎林なので苦なく滑れそう
・数か所ある平坦な台地は下りラッセルかも
・雪崩リスクを感じる場所はなし
・尾根は平坦で広いので迷い易い
・厳冬期に単独行をやるとすれば、若女平登山口から吾妻神社までのピストンがいい(登行時のトレースを下山に活用)
・広い尾根でのホワイトアウトは恐怖なので、予備のGPS携帯はMUST

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