スノーモンスターご対面@西吾妻山スキー

スノーモンスターを見に西吾妻山へ。ガスにヤラレ、御来光と山頂からのパノラマ眺望はお預けとなったが、奇異な雪の怪物達に会う目的は果たせた^^

2024年2月4日（日）曇り→ガス→快晴、‐16℃、山頂風強め
スキー板　STIGMA 160cm/BD
メンバ　　単独

03:43（1015m）グランデコ駐車場
05:26（1571m）ゲレンデトップ
06:33（1958m）西大巓
07:23（2019m）西吾妻山
08:06（1956m）西大巓　8:25発
08:58（1008m）グランデコ駐車場

日の出時刻　6時42分
西大巓までの標高差970mを3時間と見積
出発　3時42分

距離　14.5km
時間　5時間14分
累積標高差　±1240m

今シーズンは暖冬で雪が少ないが故、例年、雪やガスが常の山域で大眺望をゲットする確率が高くなっている。そんな中1/31、ツイッターX、ヤマレコ山行報告に西吾妻山のスノーモンスター群と飯豊、朝日、吾妻連峰の大パノラマな眺望が並んだ…。超感動もの。これには気持ちが高ぶった。金沢時代から気にしていたものの、延び延びになっていた冬の西吾妻。このチャンスに、とGoを決めた。

前日土曜は名取で開催の新春マラソン大会にボランティアとして参加。海風と5℃の低温で体を酷使したが、夜のうちに仙台を出発。0時過ぎに極寒-7℃のグランデコスキー場で寝袋に入った。目覚ましはAM3時！

03:42　グランデコスキー場を出発
今回のルートはゲレンデトップまで登行後、夏道沿いに西大巓に登頂。ここで御来光を拝み、コルまで降りて西吾妻山に登り返し、スノーモンスターそしてパノラマ眺望を頂く作戦。

05:45　月あかりの登行
ゲレンデは圧雪車（ピステン）が稼働中だった。作業の邪魔にならないように、また自身の安全のためゲレンデ脇を登行する。

06:24　御来光は…
ゲレンデトップからは太いトレースを進んだ。数日前のものだろう。昨晩の雪は薄っすら5cmほどでラッセルはなかった。新しい雪を握って口に入れ喉を潤しつつ標高を稼いでいく。

樹林帯は勾配が緩く滑走の難易度は低いが、木が密なので楽しめない感じ。この山は滑走よりも雪の怪物目的と思った。

西大巓手前で視界が開けた。振り返れば雲海^^　しかし東の空は薄雲が広がり御来光は厳しそうな予感。

06:33　西大巓山頂からの西吾妻山
御来光10分前に西大巓登頂。時刻は狙い通りだが肝心の御来光が見えなければ意味がないのである(T_T)　‐16℃で風も強く極寒なので、日の出時刻を待たずコルへ下降した。登り返すのでシールのまま滑った。

スノーモンスター達
コルからは怪物達の間を縫うように歩く。面白い形の写真を撮るが、手袋を脱いだ途端、急速冷却となり指先が痛くなった。‐16℃恐るべしである。

西吾妻山着は7:23。発育は西吾妻山で良かったものの、ガスのため近くの怪物しか見えないんだよな(-_-;)　眺望もイマイチ(-_-;)　

空はたまに明るくなるが、ガスが切れることはなく、それよりも極寒過ぎて待つ気にはならず早々に下山へ。登りのトレースを忠実に進んだ。

08:58　下山
はい、ド快晴となりました。御来光を狙わなければ1/31投稿同等の眺望が得られた可能性大。まぁこんなもんでしょう。ピステン入りたての広大バーンを独り占めぶっ飛ばし滑走が出来たのでヨシとするしかない。

まとめ
西吾妻山のスノーモンスター山スキーを達成。雪崩の危険個所は無く、時間帯によってはリフトで上がれるので、初心者でも楽しめるコースと思った。次回は山形県白布温泉から西吾妻へダイレクトに伸びる北西尾根から登頂してみたい。


備忘録
・駐車場料金は1000円だが、前夜～早朝に入場した車は無料
・尾根が無く平坦なので進路が分かり難い。ガスったらGPS頼りになる
・御来光は、西大巓からだと西吾妻越しになる
・ゲレンデトップから西大巓までは樹林が濃く滑走は楽しめない
・仙台から高速利用で3時間弱。高速料金は片道1700円ほど
・帰りの温泉は、土湯温泉の中之湯（公衆浴場500円）を狙ったが、満車で止められなかった。帰路の途中にある表磐梯川上温泉などがいいかも