山スキーの流れ止め(リシュー)は2種類ある。
A.スキーにメカ的なリシューを取り付けるストッパー型
B.脚とスキーをリシューで繋ぐ紐型
Aはゲレンデスキーで使用されるタイプで、脱着は楽だが、深雪で外れるとスキーを紛失するリスクがあり、山スキーではBがMUSTだ。
紐型のリシューは通常、スキーのビンディングに取り付けるが、脚(ブーツ)に取り付けると①②のメリットがあるため紹介する。
メリット
①複数スキーを所有時、スキー間のリシューの付け外しが不要
②ワンタッチアイゼン脱落時のバックアップができる
手順
・スキーのビンディングに「リング」を取り付ける
・リシューは脚に巻き付ける
・リシューをリングにフックする
ビンディングにリングを取り付ける
※リングはTLTビンディングの付属品
リシュー
モンベル品番#1124490を使用(¥3,400+税)
通常 ビンディングに取り付け
紹介 脚に巻き付ける
リシューを脚(ブーツ)に巻き付ける
※赤い輪に2回通すのと脚から外れ難くなる
滑走時 フックをリングに引っ掛ける
非滑走時 脚にぶら下がった状態になる
アイゼン装着時はアイゼンのリア金具にリシューをフックすることでアイゼンが外れた時のバックアップになる。
ワンタッチアイゼンの改造も参考にどうぞ
背景
私は複数のスキーを所有していたがリシューは1セットしかなく、使うスキーを変える度にリシューの付け外しが必要で、この手間と、付け忘れのリスクを問題に感じていた。
また所有していたBDのワンタッチアイゼンは、ブーツにワンタッチで取り付けた後、ベルトで締めて固定するタイプで、特にベルト締めは細かな作業で手袋を外す必要があり、作業時間も要し、この手間に大きなリスクを感じていた。
この2つを同時に解決したのが本件である。
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