小学生の頃、父と姉で登った焼石岳に約40年ぶりに登頂。ガスでパノラマ眺望は逃したものの想定外の紅葉ピークに超感動!
※写真はガスが切れたタイミングで撮影
※repuさんのブログ2021/8/19 焼石岳(1548m)で刺激を受けたことがきっかけ
■メンバ 単独
■行程 2021年9月25日(土)曇り/晴、ガス(時々切れ)、無風、10-20℃
05:30( 650m) 中沼登山口
07:01(1060m) 銀名水
08:33(1471m) 焼石岳
09:58(1391m) 六沢山 10:33発
11:30(1073m) 金名水 11:44発
13:26( 639m) 中沼登山口
時間 7時間56分
距離 18.1km
累積標高差 1538m
●コースタイム
中沼登山口→銀名水→3:20焼石岳→焼石神社→金名水→8:05中沼登山口
往3:20、復4:45、計8:05
焼石岳は小学生の頃父と姉の3人で登った山だ。約40年ぶりとなる。記憶としては、
・山頂手前で暴風雨となり敗退
・登山前日か下山後に入った温泉が気持ちよかった
・暴風雨の尾根で立ちションをしたら風で巻き上がって顔面直撃したがなぜか汚く感じなかった
な程度。これ以外は覚えていない(笑)
金沢から仙台に帰任して1年半経つ今、repuさんの報告を見て登りたくなり当時の記憶探しと山スキー情報の収集を主目的ついでに紅葉というモチベーションでGoする。
金曜夜21時半自宅出発。高速で平泉前沢ICを目指す。途中、仮眠すると0時を過ぎてしまったァゥァゥ。しかしETC深夜割になって逆にラッキーと^^ 国道397奥州湖からの林道はオール砂利道&急斜面&凸凹でノロノロ運転。デリカ4WDモードで深夜1時半、中沼登山口に到着する。40台中、10台ほどだった。
暗闇登山では上述の目的が達成できない為、今回はご来光登山は封印、日の出時刻の5時半スタートとして4時半目覚ましで寝袋に入った。
05:22 中沼登山口
トイレと登山ポストあり。山奥なので静かで車中泊もし易い。ただ携帯の電波は届かなかった(DOCOMOの格安)。春と秋の最盛期は早朝に満車になるらしい。
登山届を出して5時30分丁度に出発!
登山道は木道が整備される等歩き易かった。沢が多く自分好みなのもGood!
06:00 中沼
30分で中沼着。無風静寂で水面は鏡と化し美しかった。一瞬、ガスの切れ間から紅葉の山腹が見えた気がしたが幻だろうか? 幻でなければ紅葉の中沼は相当ヤバい…
06:17 渡渉は多い
06:37 謎の花
06:38 こちらも謎
北陸で見たことあるかな?
06:57 銀名水
出発から1時間半。美味しく頂く^^
07:06 銀名水避難小屋
室内は清潔! トイレにはトイレットペーパーがありもちろん清潔。3密注意のポスターも掲示され全てが素晴らしかった。
07:09 秋も深いのに元気である
07:31 標高1300m付近の紅葉
07:47 標高1350m付近
ガスが。。。
07:55 標高1400m付近
ガスが切れた瞬間に撮影。実物は写真よりも鮮やかだが落葉間近な茶色に見える…
08:14 泉水沼
食事&アウター着用しながらガス切れを待つが願い叶わずと…。
この日の13時頃の写真(acky-mouseさん ヤマレコより)
08:16 西焼石岳
08:22 北西側
「風下側はガスが切れてるかも」という淡い期待も叶わず…。辛うじて切れた瞬間でこんな状況。
08:33 焼石岳
出発から丁度3時間だった。完璧なガス! 何も見えねぇ(T_T)
08:33 一応撮影
08:41 焼石神社方向へ
色づきは素晴らしいのだが。。
08:46 焼石岳振り返り
09:03 視界が開けると眺望は素晴らしい
09:21 焼石神社から東焼石岳方向へ折り返す
09:22 池塘
09:40 東焼石岳
ガス深き山頂に感動なし(T_T)
09:48 東焼石岳から六沢山の稜線
この稜線の紅葉が正に絶景であった。超感動!
09:49 ガスでもこの美しさ
09:50 振り返ると
09:54 写真撮りまくり大会♪
09:58 六沢山
ここで単独行登山者とお話。毎年紅葉期に訪れる方でガスが切れるのを待っているとのこと。素晴らしい紅葉に感動したことから話が弾み50分ほどお話させて頂く^^
焼石岳では南本内岳のお花畑コースの紅葉が素晴らしいこと、この日の紅葉はほぼピークなこと、花の時期は泉水沼周辺でハクサンイチゲが大爆発することの他、未舗装の林道の歴史や、最盛期の駐車場状況、金名水→中沼コースの様子など広範囲に教えて頂く。ありがとうございました!
六沢山からの紅葉
美しき斑模様
10:53 離れると茶色に見えるが
10:55 近づけば鮮やか♪
10:57 光が差せば So Beautiful!
11:03 斑絨毯バンザイ!
11:25 金名水避難小屋を見下ろす
あー素晴らしい尾根だった。満喫!
11:30 金名水避難小屋
11:32 銀名水避難小屋同様素晴らしい管理状況
ここで中におられた3名とお話。頻繁に訪れて清掃などをされている方で、この日もフロアのワックス掛けをされたという。ご苦労様です。
今晩は山で採取したナラタケのキノコ汁と、何かの木の実(むかご?)を食べるという。んー実に楽しそうだ…。
11:44 金名水
美味しく頂く。中沼への登山道はこのすぐ右からだった。情報通り初っ端からコースが分かり難い(笑)
11:53 渡渉の連続
沢の中を石伝いに歩いたり、渡渉が頻発するコース。前日、前々日に雨が降ったが水の量は多くはなかった。
12:01 ここもコース
写真の右上から左したに下る。補助ロープはない。
12:03 へつり
左手の笹を掴んで沢沿いに「へつる」
12:05 ここもコース
バランスを取りながら石の上を歩く
12:14 沢コースひと段落
尾根で出た。金名水で降り出した雨で着たアウターをここで脱いだ。
12:14 上部のガスは相変わらず
12:35 巨木
12:54 ブナの巨木
13:27 中沼登山口
出発から丁度8時間、金名水小屋から1時間45分ほど。上級者コースとされる金名水から中沼までは、道標が少なく間違い易いのと、水量が増すと歩行不能になるため適切な状況判断が必要など、それなりの経験値が必要と思った。
●まとめ
これほどの紅葉は生まれて初めてと思う。今回不明瞭だった往路「銀名水~泉水沼」間の横岳山腹も楓の紅、黄色が群生していた為、快晴だったら想像を絶する光景だったに違いない。山頂での鳥海山パノラマ含めていつの日かリベンジしたいと思った。
40年前の記憶
・蘇る記憶はなかった(笑) おそらく今回のルートではない
山スキー
・奥州湖側だと「つぶ沼登山口」から銀名水避難小屋まで、コンディションよければ山頂までが一般的らしい
・厳冬期も登れるこの地域は豪雪地帯なので単独は要注意か
焼石岳
・水場が多く楽しい
・紅葉が素晴らしい
・6月頃ハクサンイチゲが大爆発するらしい
・立派な小屋がある(銀名水、金名水避難小屋。水場も近い)
・登山コースが豊富で登り応えも十分
・夏油温泉ルートは前日、下山後に温泉に浸かれる
仙台からはちょっと遠いが、地元に住んでいたら「金沢時代の白山」になり得る素晴らしき山な印象。
●備忘録
・中沼登山口までは高速使って自宅から2時間半。国道397奥州湖から林道への右折は看板に注意していれば気付ける。林道はオール未舗装路で凸凹もありノロノロ運転。20分くらい走っただろうか結構長い印象。
・駐車場は40台ほど。国道397沿いにある「つぶ沼登山口」も使える
・登山届ポストあり
・中沼登山口は携帯電波届かない(DOCOMO)。上部に出ると届く
・紅葉は南本内岳登山口からの「お花畑コース」もいいらしい。ただし登山口までの林道で車が使えない為MTBが必須
国道397の道路標識
林道
オール未舗装路である。急勾配、凸凹もあり難儀したがこれでも数年前に砂利が敷かれて改善したらしい。
コメント
なんと!
同じ岩手にいらっしゃったとは(^^)
私は一泊二日で岩手山に言ってました。
もちろん御来光目的です(笑)
1年前に岩手山登られていたんですね~
バッジは八合目避難小屋で販売してましたよ~
たけー@RIDEONさん
岩手山行かれたんですね。岩手山も心惹かれましたが高速料金がかかるのでそこまでいくなら二日間使って、早池峰や鳥海(鳥海はちょっと離れていますが)をくっつけたいため、今回は焼石岳にしました^^
バッチ情報ありがとうございます! 報告はヤマレコ拝見させて頂きますね!
こんにちは
焼石岳の紅葉良いですね。
ガスがあっても綺麗ですし、もっと晴れ間が広がったら、朱色の葉がさらにあざやかだった事と思います。
山小屋が。。。とても避難小屋とは思いないほど立派です。きっと地元の人々によってしっかりと管理されているのでしょう。
( 先日 送信しましたが。htpps://tamataro1111.exblog.jp/ ) これで私のブログに繋がるはずです。
多摩太郎さん
コメント気づかずすみません。。
このブログは管理者確認なしで公開の設定にしているのですが、管理者確認待ちになることがあります。もしかするとコメント内にURLが記載されていたので、有害サイトへの誘導防止機能が働いたのかもしれません。
紅葉は見事でした。日が当たると別次元に色が美しく映えるのですが今回は写真では伝えきれずでした~
栗駒山の紅葉もテレビで放送され山腹全体が鮮やかな斑模様の絨毯と化しこちらも見事でしたが、焼石岳も引けを取らない気がしています。このあたり来年以降自分の目で確認してみたいです(^_^)
山小屋ですがおっしゃる通り管理されているようでした。「来た時よりも美しく」の精神で清潔が保たれているのかと思っていましたが、管理されている方が多いのかもしれません。。