37.取立山スキー(激ラッセル&激ヤブ)

取立山

石川・福井山間部は金曜からモーレツな降雪であっという間に1mを超えた。であれば取立山にしますか。しかしガッチリ積もったとはいえ1300mの低山。より満喫するには一工夫必要だろうと、敢えて細板を履いて勾配のある直線的なルートに挑んだが、素晴らしき激ラッセル&激ヤブの餌食となった。

■メンバ 単独
■用具  freeride164cm、ディアミール、TLT5Mountain/Dynafit
■行程  2013年12月15(日)雪たまに晴れ間、0~-3℃(駐車場、山頂)

07:02( 782m) R157駐車場
09:18( 860m) 登山口駐車場
11:24(1320m) 取立山山頂着
11:46(1320m) 取立山山頂発
12:13(1075m) 登り返し
12:51( 860m) 登山口駐車場
13:25( 602m) R157駐車場

時間 6時間22分
距離 8.9km
累積標高差 ±965m
1215map.jpg
日曜は平湯からの乗鞍スカイランを予定していたがPowder Searchによると石川・福井と違って降雪が少なく第3尾根は厳しそうに思えた。スカイラインの林間スキーもヤブが多いようだしこのタイミングで時間とお金をかけるのは勿体ないと判断。取立山でお茶を濁すことにする。朝5時起床、5時半出発しR157で東山いこいの森を目指した。
鶴来付近から路肩に雪が現れ徐々にその量が増えていく。雪も降り始めて手取ダム付近ではラッセル車が稼働、道路脇は1mの雪壁となり厳冬期の様相を呈していた。ようやくシーズン本番ですな♪
12150700car.jpg07:00 ド根性車
R157駐車場には雪に埋もれた2台の車が駐車していた。昨日入山だろう。テントか避難小屋泊だろうが激雪で遭難の可能性もあり得るな…と思いながら入山。雪はガンガン降っていた。
12150710azumaya.jpg07:10 ド根性東屋
道路を渡り1mの雪の段さを這い上がるとズブズブと膝上まで沈んだ…。結構やるではないか。消えかかっているトレースは無視して法面を登る。東屋の屋根は約1mであった。
12150716trace.jpg07:16 前日トレース
トレース上でもブーツ半分のラッセル。ルンルンであろう♪
12150716rasseru.jpg07:16 ブーツラッセル
トレースを外すとブーツトップのラッセル。急登は膝であった。今日は楽しめそうな予感^^
12150856yabu.jpg08:56 激ヤブ
2つ目の左カーブで林道をそれて正面の尾根を目指すがヤブで登れそうもない。仕方なく右から巻くように谷沿いに進み小さな堰堤付近で左手の急斜面に取り付いた。この急登は太ももから腰のモンキーラッセルで全身汗ダク。予報で強い風を想定し長袖シャツを2枚着たのが裏目に出てしまった -ω-
12150918park.jpg09:18 登山口駐車場
尾根上部に出ると尾根が不明瞭になるがそれらしき凸を繋いでいく。ヤブの踏込みでシールが3、4回剥がれ貼り直しで板を外せば太ももまで沈む激雪、雪に潜むヤブに躓いて転べばストックはどこまでも刺さり起き上がるのも一苦労、アウターの雪は体温で解けヤブに擦れて濡れが広がり内側は汗で全身ずぶ濡れと難儀難儀であった。
出発から2時間半かけて登山口駐車場着。電話BOX半分が埋まる積雪量だがヤブは元気で下山スキーもヤブと戯れることになりそうだ。まぁこの時期はこんなもんでしょう。
12150934rasseru.jpg09:34 駐車場の上付近
カット出来るところはカットした。
12151000rindo.jpg10:00 林道
九十九折はヤブと激雪のため林道を忠実にトレースした。平坦路でブーツトップのラッセル。かなりキテます。
12151013joubu.jpg10:13 見晴らし台から山頂を望む
見晴らし台からの急登は太もものモンキーラッセルとハードであった。汗が引くタイミング無し。
12151029tenboudai.jpg10:29 下界もガス
厳しいラッセルの中に素晴らしき雪化粧な木々達。サラサラのパウダーは時に背中に入ってヒンヤリ気持ちが良かった。
12151103tozansya.jpg11:03 スノーシュー2人組登山者
上部の台地でご対面。激ラッセルに耐え疲れお互いが天使に見えた^^ 昨日は9時入山で山頂が18時着、避難小屋が21時着と完全にラッセルに死んだらしい。確かに腰まで沈み二人が通った後は1m近いU字溝が形成されていた。これはシンドイでしょう。
テント装備持参のため最悪は途中テント泊が可能ではあったが、山頂から避難小屋まではGPS頼りで精神的にやられたそうである。条件によって難度が激変するのが山。それは低山も同じ。様々なリスクを想定しその装備を持って楽しまなければとあらためて思った。
因みに山頂の積雪は1.7m、昨日僅かに顔を出していた山頂の道標は今朝は雪に埋まったらしい。お互い「トレースありがたく使わせてもらいます」と別れた。
12151114seppi.jpg11:14 山頂手前の雪庇
なんなんだこの違いは! 真新しいトレースで超楽勝モードである。こんなんでいいのかと自問してるうちに雪庇地点に到着してしまった。早い…。
12151121sancho.jpg11:21 取立山山頂
出発から4時間半。細板使用に激雪と激ヤブが加わり10倍以上の満足感だろう。細板は滑走時も沈むので激パウ時は浮遊感に劣るが難易度調整での活用は自分的にはアリである。
12151122hinangoya.jpg避難小屋方向
避難小屋は目と鼻の先。ここに3時間とは想像を絶する激ラッセルだったに違いない…。
軽く食べてシールを剥がし滑走へ。しかしトラブル発生。登行時最短にしていたストックが凍って伸ばせないではないか。漕ぎが必要な深雪で100cmちょいは余りにも短い…。駄目もとでドライバーでロック部のネジを緩めると意外にもサクッと伸ばせてしまった。お守りで持ち歩いている十徳が初めて役に立った瞬間であった(^_^) 11時46分Goです。
タイトな登山道のヤブ滑りに難儀するが雪が軽いので先日の白山に比べれば楽勝だった。楽しむ滑りは皆無ながらもパウ感触にとりあえず満足^^ 九十九折のショートカットにミスってまさかの登り返しを食らい登山口駐車場まで1時間を要したが、それでも途中で登山者を追い越した。雪が深いとスノーシューは本当に試練である。
12151307ski.jpg13:07 下部の林道はショートカットで
登山口駐車場から先は下りラッセル…。エントリポイントのヤブも多く一瞬躊躇するが林道ラッセルは勘弁なのでショートカットに突っ込む。ここも滑走は楽しめないがカニ歩きも殆どなく林道に合流した。
12151316bangaro.jpg13:16 バンガロー
登山口駐車場から約30分でR157駐車場着。標高差1000mにも満たない里山であったがマニアックな一工夫で満喫感のある山行となった。

メモ
・谷沿いに回り込んで尾根に取り付く今回のルートは取り付きが急で新雪直後は若干リスキー。2つ目の左カーブで尾根に取り付けない時はノーマルルートがよい。
・取立山深雪時の細板使用はトレーニングに丁度いい(通常4時間、今回6時間半)

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コメント

  1. 匿名 より:

    お疲れ様でした。
    滑りは楽しめましたか?

  2. 多摩太郎 より:

     お早うございます。
    もう厳冬期の様相ですね。今年は一気に
    積雪が増えているようですね。
    独りでのラッセル>>>
    大変だった事でしようね。

  3. 管理人 より:

    匿名さん
    滑走はまだ楽しめませんね。
    ヤブが多く林道ショートカットは神経を使います。
    多摩太郎さん
    取立山ぐらいの標高差であればラッセルが厳しいくらいの方が
    楽しいかも…です。私の場合^^
    でも下りラッセルとスキー滑走が楽しめないのは
    頂けませんねぇ…。

  4. たけ より:

    お疲れ様でした。
    この時期に取立山で山頂標が埋まるほどの積雪とは凄いですね。しかし、スキーでなければ遭難しかねない状況で、駐車場に帰って車を掘り起こす事になる2人は不憫です。
    ストック凍結の件は参考にさせてもらいます。
    どんどん積って早く快適に滑りをたのしめれば良いですね^_^

  5. キムキム より:

    週山さん、どMですね。
    今週は相方のスキー特訓&年末の激務の疲れのため、白鳥高原でお手軽ゲレンデスキーの予定でした。豪雪のため、スタッドレスFF車が次々とスタック、それを追い越す車がさらにスタックで完全停車の渋滞と負のスパイラル状態で国道からゲレンデまで2時間を要す激雪。危うく、アプローチ敗退となるところでした。前を走っていたFFクルーガーが最終アプローチで敗退寸前だったが、後退しながらもなんとか登板した。駐車場でタイヤを見たら新品ブリザック。恐るべし白鳥高原。
    今週も激務ですわ。山には行けそうもない…

  6. 管理人 より:

    たけさん
    スノーシューも冬山の楽しみ方の一つですが、深雪は辛くリスクがありそうでした…。スキーの機動性が素晴らしいこと再認識しましたよ。
    ウィペットはダメ元でしたが上手くいきました。ドライバは出し入れし易い場所に入れておくとよいですね。
    キムキムさん
    単に物好きなだけですよ(笑)
    また今回の様に天候も悪くヤブで滑走も楽しめない時こそ、低山+細板ですよ。ありきたりの山行が有効なトレに激変、超オススメです! ホントか?
    今年の年末も激務でしたか。風邪を引かないように乗り切って年明けからバリバリ山に行けるように備えて下さいね!!

  7. 那ぁ より:

    ヤマレコに二人組登山者のレポ上がってましたね。
    僕も歩きには戻れない一人です。
    野谷とか四ッの激パウダーを、つぼ足とか首まで埋まりそう。。

  8. 管理人 より:

    那ぁさん
    そうですか。早速調べてみます。
    野谷の激パウは雪が軽いのでツボ足では首ラッセルもあり得ますね(笑)

  9. 管理人 より:

    ヤマレコもなかなか便利なツールだったのでユーザー登録してこの山行記録を登録してみました。
    http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-384113.html

  10. つぼりん より:

    どうも。あの時のスノーシュー2人組です。
    ヤマレコにコメント頂きありがとうございます。
    スキーいいですねぇ…羨ましいです。

  11. 管理人 より:

    うぼりんさん
    その節はありがとうございました
    スノーシュー歩行、雪が深いとハードなんですね。
    山スキーも転んで板を無くせば同じなので、万が一の装備は欠かせないなとつくづく思いました。