三方崩山リベンジで無念の敗退。1624m点先の細尾根は急登と片斜面トラバースで今シーズン最も緊張するシチュエーションだった。時間体力共に余裕あったが視界不良と雪崩れリスクで敗退を決めた。この山なかなか手強い…。
■メンバ 単独
■用具 アンペレージ175cm/BD、TLT Speed/Dynafit、TLT5Mountain/Dynafit
■行程 2012年2月26日(日) 雪、弱~中風、0~-7℃
05:36( 653m) 駐車場発
06:24( 821m) デブリ地点
07:46(1244m) 1244m点
08:04(1373m) 1373m点
08:39(1624m) 1624m点
09:40(1790m) 敗退点
09:54(1790m) 敗退点出発
10:13(1244m) 1244m点
10:26( 835m) デブリ地点
10:42( 607m) 駐車場着
距離 9.4km
時間 5時間6分
累積標高差 ±1352m

前日移動し道の駅飛騨白山で車中泊。珍しく星が見える夜だった。
朝5時起床。小雪が舞うまずまずの天候、気温は0℃。雪は硬く締まっているのでSKI TRABか悩んだが上部はパウがあるかもとアンペレージで5時36分出発する。
06:24( 821m) デブリ地点(写真は帰りに撮影)
雪は硬く上を軽やかに歩けた。最近ラッセル漬けだったので楽チンこの上ない。
前回同様谷はデブリランドだった。底をえぐられる様に深く持って行かれ積み上がった雪の量は膨大で末端の高さは3m以上。
ルート開拓のため今回はデブリを右に見ながら上部の平坦尾根まで登り上げて1244m点で合流するルートとした。雪が硬いので購入したてのVOILEのクトーを初装着する。
06:47( 950m) 急登
写真では分かり難いが連続キックターンを強いられる急斜面だった。難易度は前回ルートと変わらないかな…。
07:46(1244m) 1244m点
デブリ地点から約1時間半で合流点着。ここは風の通り道なのか風が強く顔が痛くなる。気温は-5℃。デブリ点で見失ったシュプールと再開。
08:39(1624m) 1624m点
前回腰ラッセルに泣いた斜面も雪が硬ければ軽快である。
前回敗退点1453m通過情報
前回 4時間15分
今回 2時間35分
しかしここからは試練の急登細尾根が始まることになる。出だし(写真)は可愛いが徐々に傾斜は急に尾根は細くなっていった。斜めのキツイ3点確保トラバースは久しぶりにシビレた。1回だけだがスキー外してのよじ登りもあった。
09:40(1790m) 敗退点
高度を上げるにつれ視界が悪化、雪庇や尾根の凹凸が認識出来なくなってきた。また現在の雪面(霜ザラメ弱層)の上に吹き溜まった雪(10cmぐらいだが)がトラバース中に足元から割れて雪崩れることもあり嫌な感じになってきた。残り標高差300m程度、時間に余裕もありかなり迷ったが、目の前の雪壁(写真)を巻くには雪崩れ面下の片斜面をトラバースしなければならない等もあり敗退を決めた。
木の根元の小さな平坦スペースにてシール剥がし。雪が硬いのでスキーやストック、ザック等を谷に流さぬ様細心の注意を払った。
9時54分敗退点出発。しばらくは片斜面を斜滑降で降りていく。転倒すると面倒なことになるので安全第一で進む。1624mより下は吹き溜まりに新雪が積もっている程度で基本アイスバーン。暴走しないように小刻みにブレーキングして慎重に滑った。
デブリランド経由し林道合流。約50分で駐車場着。
この山はなかなか手強い。登頂するには雪の状態が良い晴の日を狙うしかないのでは?
ピッケル付きストックの突起がグローブと干渉磨耗し穴が開いたため、皮の切れ端をボンドで接着補修してみた(写真)。懸念していた剥がれも無く暫くは使えそうである。
備忘録
・デブリ地点から1244m点まではキックターン連発の急登(前回登った尾根と難易度に大差なし)
・1624m点より先は細尾根で左手は雪庇、右手は急な片斜面で注意要する。
・登頂するには雪が安定した晴の日が必須条件か。
・VOILEのクトーはスキーに直接取り付ける構造のためヒールアップしても雪面との噛み込み量は変わらないのがGood。懸念あるとすれば脱着時の回転つまみが凍結しないかぐらい(今回は問題無し)
・アイゼンとクトーは必携。ピッケル付きストックあれば直よし。


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