7.三方崩山スキー(敗退)

三方崩山

白川郷エリア開拓2日目は三方崩山2058m。行程の半分1453m点で腰ラッセル限りなく歩行不能な状態となり敗退した。過去最高の激ラッセルは翌日を待たず夜には筋肉痛である。それくらい凄まじいものだった。

■メンバ 単独
■用具  アンペレージ175cm/BD、TLT Speed/Dynafit、TLT5Mountain/Dynafit
■行程  2012年2月12日(日) 雪→晴、中風→弱風、-8~-2℃

04:56( 632m) 駐車場発
08:02(1244m) 1244m点
08:46(1373m) 1373m点
09:11(1453m) 敗退点
10:15( 978m) ルートミス登り返し
11:09( 632m) 駐車場

三方崩山
標高  2058m
標高差 1448m(駐車場の地図上標高610m)
距離 9.1km
時間 6時間13分
累積標高差 ±1026m
※GPSは現在地を何度かロストしトラックが暴れているため参考値です。
0212map.jpg
0212tozanguti.jpg04:59(639m) 登山口
目覚ましの4時ちょっと前に目が覚めた。外は真っ暗なのに体は何を感知してこの絶妙なタイミングで目を覚ますのだろうか。そんな事を考えつつ食事と準備をし5時に出発。外はガンガンの雪だった。駐車場で新雪10cm。トレースなどあるはずもなくヘッドライトの明かりを頼りに夏道をブーツラッセルで進む。
0212one2.jpg07:22(1086m) 試練の尾根
暗闇と激しい雪で視界が悪く登山道だというのに方向感覚がまるで分からない。ヘッドライトを当て目を凝らし慎重に進路確認する。
しばらくすると2m近く積み上がったデブリに登山道を塞がれた。左手の谷筋からだがこんな緩斜面で何故? この谷は徐々に勾配が急になり上部の急斜面で崩れた雪が勢いを付けて緩斜面まで到達したようだ。デブリは硬いので雪崩れは週の中頃気温上昇した時期だろう。
デブリを越え急な尾根に気合と根性でよじ登るが、尾根は急勾配でラッセルは太ももになってしまった。登っても登っても先が見えない試練の尾根登り。深雪のため周りの雪を崩しながらのキックターンは難儀を極め時間はどんどん過ぎてゆく。
0212one3.jpg08:14(1270m) 平らな尾根も膝ラッセル
高度を上げるにつれ雪も深くなってゆく。写真の平な尾根で膝ラッセルである。そして少し進むと次なる急勾配の尾根が出現、、、の繰り返し。試練は続くよどこまでも♪ 状態。
0212sky.jpg08:38(1369m) 雲が薄くなってきた
時折強い風が吹いたが気温-8℃で頬が少し痛くなる程度だった。手足の冷えは無し。空の雲は薄くなり気が付くと雪も止んでいた。予報通りなら晴れてくれるだろう。
0212kosirasseru.jpg09:11(1453m) 限りなく歩行不能
遂にコンスタントに太もも、急斜面は腰になってしまった。スキーは潜水艦の如く沈みっぱなし上体は雪を泳ぐ様なラッセル。振り返ってトレースを見るとあまりの深さに思わず笑ってしまう有様だった。ここまで雪の割れは無かったが尋常を越える積雪はリスクが高いと判断して1453m点残り標高差600mを残して敗退を決めた。
こんな超激ラッセルは滅多にないと三脚で記念撮影し、そしてパウダータイムへ。
0212paw.jpg10:44(1061m) アンペレージでも沈む
ターンの度に大量のフェイスショットこれまでで最も軽く深いパウダーだった。強いエッジングはアンペレージでも沈みブレーキがかかるのでソフトにソフトに。苦労の結晶が瞬く間に消化されていく。
途中1050m付近で痛恨のルートミス。ルンルンで滑り過ぎた。カニ登りは不可能なので潔くシールを貼って膝ラッセルする。
ルート修正しデブリの谷を滑走。上部の雪は落ちエネルギーは開放、傾斜も緩く、気温も低いことから判断した。
0212deburi2.jpg10:50(806m) デブリ末端
2m積み上がったデブリが左右方向の登山道を塞いでいる。写真は正面が道の駅方向。
0212sekiseturyou.jpg10:55(714m) 堰堤
積雪は軽く2mを越える。
0212sika.jpg11:00(658) 鹿
鹿と至近距離で鉢合わせにらめっこ状態。逃げるのを待っていたが一向にどかないので木陰に隠れてみた。ついでに写真撮影^^ 最後は根負けして杉林をショートカットした。
11時過ぎ駐車場着。誰にも合わない静かな山行が終了。敗退は残念だが超激ラッセルという貴重な経験が出来て有意義な山行になった。

備忘録
・初めての山に早朝出発(暗闇ヘッドライト)は危険か?
月明かりで周囲の状況を目視出来れば問題なし。
今回の様に視界が悪いとリスクになりそう。
・核心部は尾根取り付きの急登。下山で滑走した谷を登るのが楽で効率的と思うが雪崩れリスクあり登りルートとしては不適切。
・尾根は1050m点、1244m点で直角に曲がるので下山時はルートミスに注意。

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