敬老の日の3連休最終日、称名滝から大日岳、奥大日岳の日帰り縦走登山に行ってきた。全国各地で猛暑日となったこの日、山も暑かったが天気は最高で剱、立山連峰、薬師の眺望はバッチリ。10時間半の濃厚山行を満喫してきた。
■メンバ 単独
■行程 2012年9月17(月)快晴、18~28℃
04:19( 970m) 称名滝駐車場
04:33(1054m) 大日岳登山口
05:24(1463m) 牛ノ首
06:06(1751m) 大日平山荘
07:55(2501m) 大日岳着
08:16(2501m) 大日岳発
09:43(2605m) 奥大日岳着
09:56(2605m) 奥大日岳発
11:04(2438m) 大日小屋
12:20(1751m) 大日平山荘(17分休憩)
13:10(1463m) 牛ノ首
13:41(1054m) 大日岳登山口
13:56( 970m) 名称岳登山口
累積標高差 ±2639m
時間 9時間37分
距離 21.9km

称名滝Pからの大日岳、奥大日岳縦走は地図参考タイムで約14時間半と長いが、ネットで山行報告を調べると10時間ほどで往復出来そうだったので、早朝出発でチャレンジすることにする。
早朝出発の問題は桂台ゲートである。9月は開門が朝7時のため、早朝出発にはMTBを使うか、前日18時までに通過し称名滝Pで車中泊するしかない。立山駅付近からのMTBとなると称名滝Pまで6km、標高差500mであり、白山でいう市ノ瀬から別当出合の6km、400mよりも厳しく、その先の歩行も奥大日岳の方が厳しい。先週の白山MTB山行で膝痛になっているでの、ここは安全見て前日に称名滝Pに入ることにした。
注意
桂台ゲートの開閉時刻は直接電話して問い合わせた方がよい。今回18時閉門が17時半に30分前倒しされており危なく通過出来ないところだった。HPの情報が最新とは限らないのでくれぐれもご注意を。
前日17時の称名滝付近は路面が夕立で濡れ、山の上部は濃いガスに包まれ何も見えない状態。日が暮れても星は見えず翌日の天候に不安を感じながら19時半、29℃の蒸し暑い車内で車中泊する。
起床は3時40分。パンツ一丁でも暑かった車内は夜中には寝袋を羽織って丁度良い気温まで下がり意外と快眠だった。空を見上げるとガスは跡形も無く綺麗な星が輝きいい感じ。熊鈴を響かせヘッドライトでGoする。
06:01(1722mm) 大日平からの日本海
暗闇の舗装路を600mほど歩くと左手に大日岳登山口が現れる。19℃ヒンヤリ空気が気持ち良かったのは最初だけで、半袖シャツ1枚でも朝一から汗ビッショリの急登を牛首まで登り上げる。牛首の先で木道となり大日平山荘まで快適だった。大日平は富山市街地越しの日本海が素晴らしいので、必ず振り返って景色を楽しんで下さい。
06:15(1751mm) 池塘の先に大日岳
山荘で食事休憩後、大日岳へ。今回は山スキーの視察も兼ねているのだが、この1枚バーンもなかなか良さそうである。山頂から約800mの標高差が楽しめる。
07:19(2248m) 名称廊下の先に弥陀ヶ原そして薬師岳
鏡岩付近からの眺め。登りはキツイが風が涼やかで心地いい感じ。薬師岳は意外と近いんですね。
水場について
ルート上の水場は稜線途中のみ(大日平山荘や大日小屋でも入手は出来ると思う)。何箇所かに点在しているが、石に「最後の水場」と書かれた場所より上部には無いので確実に補充して下さい。水の流量は貧弱でいつ涸れてもおかしくないのでこの辺もご注意を。
07:46(2429m) 大日岳の稜線
山荘から稜線は1時間半以上を要し近そうで遠かった。稜線は深い谷に挟まれ、かつ、隣接する山と適度に離れているため眺望が素晴らしい! かなり気に入った!!
07:55(2501m) 大日岳山頂
出発から3時間半で山頂着。5名ほどの登山者は皆、剱や薬師さらに日本海の眺望に感動の歓声をあげていた。とりあえず薬師岳をバックに記念撮影。
猫又山と釜谷山
剱岳早月尾根の北側に位置する猫又山(2378m)と少し奥が釜谷山(2415m)。猫又山は馬場島からの登山道があるようだ。
奥大日岳への稜線
アップダウンのある綺麗な稜線。大日岳→奥大日岳は地図タイム2時間だが見た目は意外と近い、、、と私は感じたが、周りの登山者は「随分距離あるなー」と話していた。実際は写真撮りながらで1時間半かかった。
08:29(2463m) 雷鳥
大日小屋の先で雷鳥に遭遇。今回も草むらからガサガサッと大きな音を立てて急に飛び出してくるのでドキッとした。相変わらず近づいても逃げない不思議な鳥である。
08:32(2476m) 振り返ると大日岳と日本海
徐々に日差しが強くなってきた。異常気象で真夏の様な残暑が続いているが雲は秋っぽくなってますな。
08:38(2494m) 稜線の先には立山連峰
立山連峰上部の雲はなかなか切れなかった。
08:46(2481m) 綺麗な稜線は続く
写真取りまくりモード突入。アングルがさほど変わらないのにより良い写真を求めてシャッターを押してしまう…。景色が良すぎるのも困りものという贅沢な状態。
08:58(2446m) 最後の急登
ここを登り切ると奥大日岳の山頂である。このコルは風の通り道なのか熊鈴の音がかき消されるほどの強風だった。台風16号は日本から逸れたが少なからず影響を受けているのだろう。
09:38(2595m) 富山市と日本海
山頂手前の見晴らし台より。しばし見惚れてしまう眺望だった。
09:40(2600m) 剱岳
圧倒的存在感を放つ剱岳。一際険しくノコギリの刃の山容はいつ見ても鳥肌モンの感動がある。
09:43(2605m) 奥大日岳山頂
出発から約5時間半で到着。数値上もそうだが実際に登っても白山以上の疲労感がありその分達成感も大きかった。称名滝からの奥大日縦走ピストンは累積標高差2600m、距離21kmと健脚向きだが、稜線からの剱や立山の素晴らしい眺望が得られるので、脚に不安があれば奥大日から室堂へ降りバスを利用するルート、大日小屋に1泊する等して是非トライして下さい。好天を選べば最高の眺望が楽しめます!
立山連峰
奥大日山頂からの立山連峰。ようやく上部の雲が切れた。間もなく紅葉期それが終われば来年夏まで長い雪のシーズンに入る。
10:20(2433m) 称名廊下の先は弥陀ヶ原、立山連峰
結果論だが帰りの方が雲が少なく良い写真が撮れた。しかし山の景色は一期一会なので、撮れる時に撮る方針は変えられないでしょう。
10:41(2434m) 秋の青空
10:55(2484m) ナナカマドの紅葉
稜線のナナカマドは少し色づいていたが、今年は異常気象で気温が高いので紅葉の見頃は当分先と思う。
備忘録
・名称滝Pからの奥大日往復は累積標高差2600m、距離21kmと健脚向き。体力と相談し大日で折り返すか、奥大日から室堂に降りてバスとモノレールで下山する事も想定して計画を立てる。
・山スキーのポイントは牛首までの急登をどう登るかだろう。牛首の先に難所は無い様に思えた。
・MTB利用の場合、称名滝Pまで6km、標高差500mであり、白山でいう市ノ瀬から別当出合の6km、400mよりも厳しい。


コメント