登山家、山野井泰史氏の半生を綴った本。著者の丸山直樹氏も20代後半フリーランスになるまで山に没頭した方で、雑誌「岳人」で山野井氏の登攀記録を目にした事をきっかけに彼の登攀記録を調査。超一流のクライマーしか登れない多くのビッグウォールをソロ(単独)で登頂している事に衝撃を受け1996年から1年半、月1,2回のインタビューを経て出版に至った。
8000mのビッグウォールをソロで登り始める時、どの様な心理状態で何を考えるのか。些細なミスが死に直結する絶壁、横になるスペースどころか凍りついたブーツを脱ぐことも出来ない極寒の壁でのビパークで何を思うのか…。山野井氏の関連本を読むと毎回感じることだが、この本でも「生と死」「一度きりの人生」を考えさせられてしまった。
購読日 2012年8月
おすすめ度 ★★★★★


