2014年初の山行は野人さん、ドロップさんとのコラボで平湯からの安房山。標高差1000mにも満たない山に昼過ぎには下山かと甘く見ていたが、長い林道歩き、急登ラッセル、登り返し、下山ラッセルなど諸々で10時間を超えるガッツリ山行だった。ドピーカン&至近距離で笠、焼、穂高、常念の眺望は圧巻、下山後は温泉と車中泊宴会で締め、全て込みでビックデイの大満喫であった。2014年は良いスタートが切れた。
■メンバ 野人さん、ドロップさん、私
■用具 アンペレージ175cm/BD、TLT Speed/Dynafit、TLT5Mountain/Dynafit
■行程 2014年1月3(金)快晴、-8~-15℃(登り始め、最低気温)
06:32(1320m) 安房峠旧道除雪終了点(平湯側)
09:08(1694m) 取り付き点
11:20(2106m) 稜線
12:25(2219m) 安房山着
13:01(2219m) 安房山発
13:34(2203m) 小船へ滑走開始
14:05(1699m) 小船着、安房峠旧道へ登り返し
15:16(1780m) 安房峠より安房平滑走開始
15:26(1607m) 安房平着、下山ラッセル開始
16:34(1479m) 最終滑走
16:44(1323m) 安房峠旧道除雪終了点(平湯側)
時間 10時間12分
距離 14.2km
累積標高差 ±1368m

今回コラボの野人さんは富士山SeaToSummitの達成者として昔から注目している岡山の方。初冬の白山スキーで2度お会いしており、今回年末年始の北アルプス遠征でコラボのお誘いを頂いた。ドロップさんは野人さんとよくコラボされているスプリットボードの広島の方。昨年の正月は極寒の四ッ岳に野人さん等と登頂し氷化斜面をスプリットボードで滑った強者である。お二人はバラバラに北アルプスに入り、野人さんは天狗原山、輝山北東尾根、ドロップさんは白馬方面山行の後で合流となった。
ところでコラボは当初1月4日の予定であったが「仙台帰省1日早く2日に戻ることになりました」「であれば3日は平湯の安房山に行きますがどうですか?」と急遽一日早く参加させて頂いた。元旦17時に仙台出発し車中泊で2日の朝に金沢着。日中は家族と過ごし21時半金沢を出て平湯着は0時ちょい前だった。予報は曇り時々晴れであったが綺麗な星空で好天に期待して車中泊する。
06:32 安房峠旧道除雪終了点
軽く自己紹介して6時半ヘッドライトで出発。今回のルートは故篠崎氏レポにある周回ルートで野人さんチョイス。ゲートは板を脱ぐと太ももまで沈む軽くて深い雪であった。
08:22 アカンダナ山
まずは長い国道を安房平まで踝~ブーツ半分ラッセル。ショートカットが遅れ若干遠回りしたがいい準備運動になった。前日重かったという雪は-8℃の気温で締まりパウ化、いいんでないかい^^
08:33 国道158のブーツラッセル
出発から2時間でまだ道路から出れない…。斜度は緩いが距離がある。それとラッセル。ペースが上がらないぜよ。
09:20 尾根取り付き
8時50分、出発から2時間半でようやく取り付き点。ここで大休止各々食事休憩など。-10℃で顔面が痛寒いと思っていたらドロップさん目出し帽を装着し始めた。判断早し! 流石である。さぁ10分ほど休んで再出発。なるべく緩めの斜面を選んで取り付くが…。
09:25 ジグを切っての急登ラッセル
ラッセルは深いところで膝から太ももでなかなか手強い。野人さんは昨日の激ラッセルの疲労で大人しくドロップさんと私で引っ張っていく。
10:59 急斜面のラッセル(ドロップさん)
11:06 ラッセルは続く
間もなく取り付きから2時間、昼過ぎ下山の楽勝予想は大きな勘違いであった。
11:09 笠ヶ岳と焼岳
標高2100m付近で視界にデカく飛び込んできた。このあたりから安房山のコル狙いに進路変更。左手の谷が浅くなるまで高度上げてからトラバースする。
11:09 素晴らしき疎林斜面
周りの風景も素晴らしくなっていく。
11:12 ドピーカン
テンションはアゲアゲに成らざるを得ない。
11:12 白山もバッチリ
11:33 シールのまま滑走
コルを目視したところでトラバース終了。さぁ本日初のプチ滑走です。100mほどなのでシールのまま滑走。一応ビンディングの踵はロックした。
11:25 野人さんはスーパーファット
今シーズンデビューのヘルベントでルンルンである。
11:30 コルにて
残り標高差200mくらいか。因みに山頂は背後のピークではなくその奥であった。
11:50 四ッ岳
今回は四ッ岳もアリだったかもしれない。ラッセルは鬼だろうが気象条件は申し分ない。
12:04 見晴らし台より
山は好天に限る!
12:21 山頂手前
12:32 安房山山頂
ヤッホー出発から6時間でアンテナ立つ山頂着。山向こうも素晴らしい眺望であった。
穂高をバックに記念撮影
左からドロップさん、野人さん、私。
穂高・岳沢・上高地
穂高は至近距離で大迫力。山を北に下ればすぐ釜トンなので無理もない。全員写真撮りまくり大会であった。
山頂で30分ほどくつろいだらお待ちかねタイムである。シールのまま広い山頂を北端に歩きエントリポイントを探す。しかし北端は谷と尾根が不明瞭で予定ルートを外してしまった。磁石は持参しているがGPS故障時のバックアップと考えているのでザックの奥、滅多に使用することはない。GPSは方角が分かり難いので今後は磁石を併用すべきと思った。
13:36 オープンバーンのパウスキー(野人さん)
予定の谷を外したものの斜面は十分に素晴らしかった。
同じくドロップさん
13:49 オープンバーンは続く(ドロップさん)
北斜面で雪質もよく滑走向けである。
同じく私
14:36 小船から国道へ登り返し
小船は船の形をした深い谷で、底は広いが急勾配の斜面に囲まれた不思議な空間であった。ここからは安房峠に登り返す。峠を直線的に目指すルートは樹林が濃かったので国道に直登したが、緩い斜面を繋いでもジグを切る急登となり難儀であった。国道直下は写真の危険地帯もあり、峠を直線的に狙うコース取りが正解だったかもしれない。因みに小船は谷が深いのでGPSは不安定でした。
15:04 安房峠にて
「いいね」する元気なおじさん♪
15:26 国道から安房平へ(私)
峠から送電線下まで国道を歩きオープンバーンをラスト滑走。
15:31 ドロップさん
私
野人さん
15:48 安房平
安房平まで標高差200mの疎林スキーを堪能。滑走後は再びシールを貼ってラッセルな長い平坦路を歩け歩け大会。ショートカット点でシールを剥がし樹林を滑り10時間に及ぶ大満喫山行を終了。野人さん、ドロップさんありがとうございました。
追伸
この後は平湯のゆで温泉に浸かり、安房トンネルPにて野人さん号で宴会。山話で大盛り上がり楽しいひと時を過ごした。気の合う仲間との山+宴会は実に楽しい。やばい発見であった(今更ですが)。翌日については疲労や天気の面でモチも上がらず中止決定。各々好き勝手に家路につくことにして車中泊した。私は散々迷ってホワイトアウトな猫岳に登ってしまった…。
メモ
・今回のルートは歩きが長く、その分、山行が長時間化するのが難点。効率的にパウをゲットするなら安房トンネルで長野に抜け、中の湯側からアプローチする方が手っ取り早そう(ハイグレード山スキーの38ページにルートが載っている)
・安房山から小船へは複数の小さな谷がありどこでも滑れそうだが、小船直前は谷よっては急斜面なので「小船直前の等高線が粗いルート」がいいかも。


コメント
1月3日は、何処も素晴らしい天候でしたね。岐阜方面が雪の量が多いように思います。雪が落ちている場所が例年と違うのでは。
こちらからは、アプローチに時間がかかりそうですが、なかなか素晴らしいフィールドのようですね。リストに入れたいと思います。
お早うございます。
本年も宜しくおねがいします。
スノーボードもやられるのですね。
穂高の眺めサイコー。。。! !
週末さん、こんばんは。
先日は御一緒させて頂き、ありがとうございました。
ブログを拝見しててすごい!って思ってましたが、その通りのスタミナにびっくりでした。
そして、いつもモザイクが掛ってる素顔を拝見した際は、またまたびっくり。
もっと厳しい感じの方かと思ってました。(笑)
なかなかそちら方面へ行けませんが、また機会があれば宜しくお願いしますね。
レッドバロンさん
1月3日は大当たりでした。この日に山に行けて本当に良かった^^
岐阜は直前に1mほどドッと降ったようですよ。
それまでは多くは無かったと聞きました。
今回のルートは歩きが多いので
美味しいところだけゲットするなら
中の湯側からのアプローチが良いと思います。
http://ghblog.sunnyday.jp/yamakiko/2010/1125-191158.php
この本に中の湯のルートが載っています。
多摩太郎さん
スノボは私ではなくドロップさんでした^^
ウエアが同じ色なので紛らわしいですね。
安房山からは穂高がすごーく近いです!
間に釜トンネルがあるだけでほんと大迫力でした。
天候がよくで本当に運が良かった^^
新年早々ラッキーでした
ドロップさん
宴会も出来て病みつきになる楽しさでした。
機会あればまたお願いしますね。
大山も魅力溢れる山ですね。
金沢からだと片道600kmぐらいと遠いですが
機会を作って行きたい思いが強くなりました。
でも仙台帰省を超える距離はやはり遠いなぁ
この日は身体が動きましたが翌日の猫は重かったですよ。
野人さんの気持ちがよく分かりました^^
こんにちは、はじめまして。
前日と大違いですね!パウダー三昧のアオレンジャー羨ましすぎです。帰ってしまったので悲しすぎです。
ヘルベルトに頼って野人さんを弱らせてしまい申し訳ありませんでした。彼から自慢話を聞いていよいよ凹みます。
また機会があればよろしくお願いします。
いのさん
はじめまして!
輝山北東尾根のラッセルは重深で試練だったようですね。
駐車場所の問題もあってチャレンジ出来てませんが、
いつの日か。。と思っています。
今回はコラボ出来ませんでしたが、
また最強軍団で遊びに来る際は是非!