ツール・ド・東北の目的である「東日本大震災の復興」に立ち返り、災害の記憶を呼び戻しておこうと、福島第一原発事故で被災した浪江町、双葉町を通り「原子力災害 伝承館」をゴールとするルートを走ってきた。復路は6年振りの輪行^^

ツール・ド・東北まで2週間。脚作り目標もほぼ達成し、残すは100km超ライドのみとなった。当初、亘理100kmか鳴子130kmを考えていたが、冒頭の理由でルートを変えた。
距離は海沿いを南下する片道130km。遺構や伝承館見学時間を考慮し、帰りはJRで輪行として着替えや温泉セットを準備する。
問題点
①双葉町からの常磐線が13:12発を過ぎると16:15まで便がない
②強め逆風の予報
電車には2時間乗車する。16:15では自宅着が日没後となるため、13:12乗車を必須とし、間に合わない場合は、見学や温泉を省略する作戦とした。
逆風は大きな懸念点だ。普段から風が強い海沿いでの「強め逆風」。逆風の試練は亘理ライドで経験済みで、とにかく強烈なのだ。今回は距離が長い分、要注意案件となる。まぁ気合で乗り切るしかないのだが(^_^);

サドルバッグ APIDURA 9L


千年希望の丘 相野釜公園


スケートボードパーク





















まとめ
鳥の海まで(前半50km)は弱かったが、後半30kmは泣きが入る逆風だった。下ハンドル姿勢で頑張って漕いで20km/hちょい…。このペースでは見学や温泉の時間は取れないと諦め、ゴールの伝承館の見学と温泉は無しにして、双葉駅のトイレで汗を拭き着替え、13:12に乗車した。伝承館が見学出来ず残念だったが、車で妻と別の日に訪れたいと思う。
震災から12年、当時の記憶は年々薄れつつあるが、家族が被災した身として、機会を見つけて情報を発信し、復興の後押しと風化抑制に繋がる行動を続けなければと思った。
震災直後の我が家の状況(ツール・ド・東北報告から抜粋)
・浪江町、双葉町の避難指示解除について
特定復興再生拠点区域復興再生計画(※復興庁Webサイト)






【ライド記録】
05:37 自宅発
07:43 亘理
09:26 松川浦
12:02 東日本大震災 原子力災害 伝承館
12:13 JR双葉駅
輪行袋収納、体拭き着替え、双葉→仙台1690円
13:12 JR常磐線乗車 双葉町発
13:37 原ノ町着
14:04 原ノ町発
15:23 仙台着
15:40 自転車組立て、ライド13km
16:10 自宅着
【双葉町まで】
距離 132.5km
行動時間 6:38(走行時間 5:32)
獲得標高 429m
ケイデンスAve 81rpm
速度Ave 23.9 km/h
心拍Ave 142bpm
【トータル】
距離 145km
行動時間 10:33
コメント
こんばんは。。。 ! !
私の故郷 ( 福島 ) ロードしてくれたようで。。。
岩手〜宮城〜福島にかけて甚大な被害から。。。時は流れて12年の歳月が
今は汚染水は ( 処理水。。。 ? ? ) がおおきな問題になっています。
何にしても、東電にしても、政府の対応は後手後手です。
しっかり対応して欲しいです。
多摩太郎さん
もう12年経つのですね。
浪江も双葉もパッと見は普通の田舎町ですが、まだ外観が新しいのに無人の家があったり、閉鎖された立派な病院が残っていたり、原発事故の影響は多く見られました。
津波の被災エリアに住宅が建設されるようになり、記憶の風化を感じます。ツールド東北でも被災地の復興状況を感じてきたいです。