115.噴泉搭群ライド&登山(自宅起点往復111km)

噴泉搭群

会社同僚から岩間温泉なる山奥の天然露天風呂の話を聞き、聞いて4日後にGOした^^

■行程 2019年11月2日(土)快晴 5-20℃ 弱風
■メンバ 単独
■バイク tarmac SL2/Specialized

06:50 自宅出発
08:34 道の駅瀬女
09:14 一里野温泉スキー場
09:49 新岩間温泉 山崎旅館
10:08 自転車デポ
11:01 岩間温泉
11:48 噴泉搭群手前の河原
12:14 噴泉搭群
12:43 ワイルド温泉探索
13:40 天然露天風呂イン
14:15 天然露天風呂アウト
14:27 自転車デポ地点
15:08 道の駅瀬女
16:58 自宅着

距離 111.3km(うち自転車92km)
行動時間 10時間6分
累積標高差 ±1570m
2019年累積走行距離 1958.9km
1102map.JPG
1102alt.JPG
会社同僚から岩間温泉の天然露天風呂の話を聞いた。秋の空気に山の景色を眺めながら疲れた体を癒す。苦しゅうないって感じ♪ 即、調査開始^^

温泉は源泉から引いた高温の熱湯を直で湯舟にインし、別にインする山水の流量で温度調整する原始的な仕組み。んー、天然っぽい♪ また国の天然記念物である「噴泉搭群」が温泉から山道1時の距離にあり、しかもそこには噴出する温泉を石で堰き止めて作ったなんともワイルドな温泉があるかもしれず興味津々状態に至る。当然ですな(笑)

メインは温泉と噴泉搭群としつつも、やはりライドも楽しみたいってことで、自宅からロードバイクでGoした。先週金沢マラソンで42km走ったばかりというのに…(笑)
参考にさせてもらったブログ
温泉逍遥
山神のブログ8l
191102-073237.jpg07:32 鳥越大橋
191102-083431.jpg08:34 道の駅瀬女
アウターのバタつき大きい逆風でスピード上がらず20km/h程度のノロノロライド。先週の金沢マラソン疲労残りの影響もある?
191102-085906.jpg08:59 中宮大橋
この付近の路上温度計表示はなんと5℃だった。ほんとか? 岩間温泉の休憩所では5℃だったようなので一桁気温は間違いなさそう。長ズボンのCW-Xを履いてきて良かった^^
191102-091455.jpg09:14 一里野温泉スキー場
瀬女から先はそこそこのヒルクライム。今回は先が長いので急がずマッタリで^^
191102-092330.jpg09:23 県道53分岐
斜め右に外れて県道53に入る。左道なりはホワイトロード方向。
191102-093020.jpg09:30 苔むした加賀禅定道の登山口
191102-093242.jpg09:32 紅葉
写真よりも実際の方が綺麗です~
191102-094935.jpg09:49 新岩間温泉の山崎旅館
県道53入ってすぐに急勾配のクライムがあったが、その先は比較的楽な印象。
「新」が付く岩間温泉と「新」が付かない岩間温泉があり、付く方がここ、付かない方は5kmほど先になる。
191102-143923.jpg新岩間温泉ゲート
車は通行止め。歩行者は左スペースから通行OK。舗装路だったため自転車で進む。
191102-100854.jpg10:08 自転車デポ
しかし100mほどで砂利道となった(>_<) サイクルシューズからトレランシューズに履き替え、水ボトルから500mlペットボトルに水を移し(水ボトルは丈が長くザックのポケットに入らない)、自転車、シューズ、水ボトルをデポした。軽く燃料補給してGo! 191102-105314.jpg10:53 平坦路はトレランで♪
しかし登りは心肺に厳しくすぐ歩きに(>_<) 帰路はランしました(^_^) 紅葉も綺麗で癒される~ 途中登山者と長話。昨晩岩間温泉の休憩所に宿泊し天然露天風呂の温度調節と清掃をされた方と、これから休憩所に行って今晩仲間とキノコ鍋&酒をするという方(お二人はお知り合い)の話中に私が合流した形^^ 天然露天風呂について、噴泉搭群までの登山道、渡渉について聞くことが出来た。今晩泊まる方は寝袋や宴会材料で20kgを超える重荷らしい。温泉にも入れるし理解できるなぁ 混ぜて欲しいくらいである。 191102-110136.jpg11:01 岩間温泉の源泉
休憩所を通過し天然露天風呂をキョロキョロ探しながら登ると、湯気立つコンクリの槽が見えた。眼鏡が湯気で曇りボコボコと噴出する温泉の様が感じられた。脇のホースには触ると高温と分かる温泉が通っていた。
ここで地図とGPSで現地確認。天然露天風呂を通り過ぎていたようだ。少し戻って確認し、噴泉搭群への登山道に入る。
191102-110736.jpg11:07 噴泉搭群への登山道
分かり難いが下から登ってきて天然露天風呂のすぐ先の左手です。
191102-111409.jpg11:14
登山道は狭く整備はあまりされていない印象。草木はカットされている所があるが倒木が放置され、崩落した道はそのまま、木道も朽ち果てて苔むしていた。河原まで1時間ほど(私の足で45分くらい)だが、山歩きに慣れてないと転ぶ可能性が高いかも。時間も1時間以上を要する可能性があるかも。
191102-111405.jpg11:14 倒木に生えたキノコ
191102-111642.jpg11:16 道標
要所要所に赤布もあった。
191102-112002.jpg11:20 ブナ林と紅葉♪
191102-113143.jpg11:31 そのまま放置の倒木
191102-112633.jpg11:26 朽ち果てた木道
191102-114800.jpg11:48 河原到着
登山道は全体の70%が左傾斜で右手で草を掴みながらの歩行という具合だった。トレランシューズ内で足が片当たりし靴擦れになるレベル。慣れない方は集中を切らさないことと、余裕をもった行動がオススメ。
191102-115556.jpg11:55 渡渉へ
流れは写真のレベルだが石伝いに渡渉出来るポイントはなかった。靴を脱ぎザックに固定しズボンの裾をまくってインです^^ 見た目以上に流れに勢いがあり脚が持っていかれるぜよ。そして冷たいのと足裏が痛い(>_<) 対岸渡って下流に進むと再び渡渉が、、、。1回じゃないのか(T_T) デポ地にサイクルシューズあるし、帰りに同じ履き替えをするのも面倒なので靴のままインすることに。 191102-122848.jpg裸足より断然歩きやすい♪
191102-123102.jpg小学生の頃、「グチュ、グチュ」と音を立てながら雨で濡らした靴で歩いたものだが正にそんな感じの50代オジサン♪
191102-120647.jpg噴泉搭群へ
191102-121224.jpg凄まじいい勢い! 蒸気機関車の様。
191102-121432.jpg記念写真♪
しかし、山深い国の天然記念物を前にして、サイクルジャージにヘルメット、冠水のトレランシューズとは何とも不釣り合いな。。
191102-121933.jpg綿密に計画はしなかったが、水量が多いと渡渉出来ないので何気にラッキーだったかも。
【動画】 噴泉搭群 42秒
191102-122108.jpgなかなかの山深さ、谷の深さである。今回リアルな落石に遭遇しなかったが念のため落石音がないか注意した。
再び2回の渡渉をして元の河原に戻り帰路へ。
と、その前に「ワイルド温泉」↓の探索をしなければならない、、、というかこの風呂?に入りたいと思っていた^^
岩間噴泉塔群(その2 純白な石灰華と野湯)2012年10月28日投稿 / 温泉逍遥
ブログ本文はこちら
191102-124311.jpg12:43 上記ブログの「沢の最上部」まで「ワイルド温泉」の形跡なし ガーン!
ブログの通り、河原の手前に踏み後があり、その先に触ると暖かな沢は存在した。位置的に記述と一致し見た目も写真の通りだが、石で堰き止めて風呂になるような平坦地がなくなっていた。ブログ記事は2012年と7年も前なので地形が変わってしまったのだろう(おそらく) 超絶に残念!
191102-124308.jpg12:43 沢の最上部からの河原方向の写真
険しく3点確保必須な登り。慣れた方限定です。特に下りが要注意、、、というか登る人いないか(笑)
191102-124416.jpg12:44 最上部で「靴のまま足湯」を堪能♪
最上部の温泉吹き出し部のすぐ下なので恐る恐る湯を触ってみると何ともいい感じの湯温だった~
ということで足湯実施! 急勾配の不安定地だし、ずぶ濡れなので靴のまま足湯である^^
リラックス出来るシチュエーションではないが、小探検の苦労は報われたということにしておこう(^_^;)
191102-140314.jpg13:40 天然露天風呂へ
復路は右傾斜の道を慎重に歩く。13時を過ぎ予定を大幅に超過しており温泉入るか考えながらの歩きでもあった。で、次にいつ来るかもわからないので「10分でも浸かろう」との結論。

既に3名の男性グループが入っており、そこにその中の奥さんが水着で合流。私も湯舟の近くで脱いで速攻インです^^ 湯温と柔らかな泉質もさることながら「解放感」がよかった。紅葉の眺望は言うに及ばず♪

温泉に絡めた山行いいぜよ!
キタ――(゚∀゚)――!!
しておきます。

この後、休憩所に入ると朝お話した方が酒でいい感じになって仲間といらっしゃった。
休憩所は中央にテーブルがあり、ここで4名寝るってどういうこと?と思ってお聞きすると、足元にマットを敷いてとのこと。なるほど。

目的が「登山」ではなく「山小屋に泊まって飲む」の領域には踏み込んでないが興味深い。特にこの場所は24時間入れる温泉付きなのでその楽しさは想像に難しくない。
この後はデポ地まで元気にトレラン♪ 脚は意外と元気だった^^
自転車後は瀬女経由して自宅へ。帰宅は17時だった。
191102-073238.jpg足の爪
金沢マラソンで痛めた爪の黒血が拡大。山行中は痛くなかったが帰宅して一息つくとジンジンきますね。このまま放置ですが。

◆まとめ

天然露天風呂は実に気持ちがよかった~。
秋は空気感と紅葉な景色がいいので自信もってオススメ出来る。是非!
・瀬女から新岩間温泉までのヒルクライムは17km、標高差500m程度
・県道53の谷側は落差数100mの絶壁なのでダウンヒル時に低速走行必須!
・新岩間温泉ゲートで車は通行止め。歩行者はOK。今回時点で崩落の修復工事が行われている
・岩間温泉には休憩所とトイレあり
・ネット情報によると天然露天風呂は有志の方が湯温度調整と清掃をしてくれており、湯温も清潔感もGoodだった
・新岩間温泉に車を停めて岩間温泉までトレッキング&温泉という方(年配登山者、観光客)もいる
・天然露天風呂に入る時は湯舟の周りで素っ裸になってインする感じ(更衣室なし)
・水着女性(ご夫婦)がいました
・噴泉搭群ルートについて
河原までの登山道は道が悪い(1時間くらい)
斜めに傾斜しているので滑って転びやすい
河原から噴泉搭群まで2回の渡渉が必要(水量によっては1回で済むかも)
左右が壁の深い谷なので落石注意
雨が降り増水したら渡渉困難となる。即刻戻る行動に移すべし!
2012年存在したワイルド風呂は形跡なし(今回)

◆服装、持ち物

長袖サイクルジャージ、サポートタイツCW-X、サイクルパンツ(ショート)、アウター、厚手手袋、サングラス、帽子、ヘルメット、ワイヤー鍵、水ボトル、工具類
ザック(トレランシューズ、温泉タオル、クマ鈴、空500mlペットボトル(登山で使う)、地図、モバイルバッテリ、パン3個、塩飴、アミノバイタル、スマホ、現金)

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ にほんブログ村 スキースノボーブログ バックカントリーへ にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ

コメント