36.北岳・間ノ岳登山(1泊2日テント泊)

北岳間ノ岳

好天予報に満を持しての南ア遠征。高速を一人飛ばして国内標高2位、4位の北岳(3193m)、間ノ岳(3189m)のテント泊縦走登山を楽しんできた。強風の北岳山頂ではご来光に涙が出るほど感動。やっぱり山はいいなぁ~。
※芦安から広河原間は1週間前の台風の影響で2日前まで通行止めだったらしい。危なく無駄足を踏むところだった。交通アクセスや登山道の状態は忘れずに確認したい。

国内標高
1位 3776m 富士山
2位 3193m 北岳
3位 3190m 奥穂高岳
4位 3189m 間ノ岳
5位 3180m 槍ヶ岳
6位 3141m 荒川東岳(悪沢岳)
7位 3120m 赤石岳
8位 3110m 涸沢岳
9位 3106m 北穂高岳
10位 3101m 大喰岳

■メンバ 単独
■行程(1泊2日)

広河原→白根御池小屋→北岳肩ノ小屋→北岳→北岳山荘(テント設営)→間ノ岳往復→テント泊→北岳(ご来光)→北岳肩ノ小屋→白根御池小屋→広河原

初日 2011年9月10日(土)晴れ→ガス
06:04(1582m) 広河原発
07:51(2133m) 白根御池小屋
10:14(3011m) 北岳肩ノ小屋
11:01(3193m) 北岳山頂(休憩30分)
12:17(2902m) 北岳山荘着
13:01(2902m) 北岳山荘発
14:08(3189m) 間ノ岳山頂
15:13(2902m) 北岳山荘

距離 16.5km
時間 9時間10分
累積標高差 +2710m、-919m

2日目 2011年9月11日(日)晴れ
04:03(2902m) 北岳山荘発
05:05(3193m) 北岳山頂着(ご来光)
05:30(3193m) 北岳山頂発
05:53(3011m) 北岳肩ノ小屋
06:58(2133m) 白根御池小屋
08:20(1582m) 広河原着

距離 8.4km
時間 4時間17分
累積標高差 +495m、-1794m

◆初日
0910alpenplaza.jpg06:04 1582m 広河原出発
芦安無料駐車場に大集合する乗合ジャンボタクシーは20台以上。始発は5時10分だが20分も前倒しで出発してくれた。ラッキー^^ しかし夜叉神峠にあるゲートは5時半にならないと開かないらしくここで20分以上の待ちとなる。前倒しの意味無し。
100人を軽く超える登山者で賑わう広河原を6時チョイ過ぎに出発。ゲートをくぐりつり橋を渡って山に入った。
因みに大樺沢コースは1週間前の台風による増水・崩落のためクローズだった。八本歯から池山吊尾根のコースも同様。

0910kyuutou.jpg06:32 急登
登り始めの樹林帯はなかなかの急登である。サクサクと歩は軽いがザックの重みが少~しずつ体力を奪っていき序々にペースダウン…。ハイドレーションと予備の水で5.5リットルも担いだのが仇となった。いくら何でも担ぎすぎでしょう。

0910siraneoike.jpg07:51 2133m 白根御池小屋
出発から約2時間だった。ザックの重さでヒーヒー状態だったにも関わらず地図参考タイム3時間からは1時間の短縮? すれ違いによる待ち時間が多い混雑期の設定だとしても3時間はオーバーではないだろうか。
小屋では南アルプスの天然水が無料で使い放題だった。ヒンヤリして美味しいので是非ご賞味あれ。さぁこの先は標高差700mを一気に稜線まで登る「草スベリ」3時間の急登が待っている。

0910happonnba.jpg09:33 2762m 稜線手前から見る八本歯ノ頭

0910kaikoma.jpg09:43 2838m 稜線からの甲斐駒ヶ岳(2967m)
3時間40分で稜線到着。さぁパノラマショーを楽しみますか。まずは甲斐駒。

0910houou3zan.jpg鳳凰三山。地蔵岳のオベリスク(尖がり)がハッキリと確認出来る。

0910tyuuoua.jpg遥か遠方の中央アルプスには双眼鏡で千畳敷カールが確認出来た。

0910kitadakesancho.jpg11:01 3193m 北岳山頂
急登が長くシンドかったが出発から5時間ようやく到着。それにしても今回もザックが重かったなぁ…。全て自分のせいなんですがね。仙丈ケ岳(3032m)をバックに記念撮影。

0910katanokoya.jpg北方向には小太郎山(2725m)までの稜線が美しい。

0910ainodake.jpg南方向には北岳山荘と間ノ岳。こっちの稜線もええなぁ~。

0910tento.jpg12:17 2902m 北岳山荘テント場
山頂で30分ほど写真と食事を楽しんだ後、綺麗な稜線を北岳山荘まで下りる。このルートは明日ご来光を見るためヘッドライトで登るので危険箇所と大体の距離感を確認した。
山荘で申し込みを済ませテントを設営。写真中央少し左のオレンジ色が今晩のお宿である。強い風が吹く事が多いこの地。風向きは西から東なので入り口を東側(谷側)に、また風除けとしてハイ松になるべく近づけて設置する。
さて時刻は13時と早いし予定通り間ノ岳をゲットしますか。明日、間ノ岳でご来光を見る手もあったが、登れる時に登っておく、写真は撮れる時に撮っておくが私のスタイル。山では何があるか分からない。

0910ainodakesancho.jpg14:08 3189m 間ノ岳山頂
テントと予備水をデポしたザックは恐ろしく軽い! 足を酷使している割にはサクサク登れて1時間チョイで着いた。帰りは50分ほど。やはりザックが軽いと楽だなぁ。因みに地図参考タイムは登り1時間40分、下り1時間20分である。

0910hinoiri2.jpg18:22 日の入り
充実した楽しい一日をありがとうございました。そんな気持ちで沈む夕日を見送った。昼頃起きてノンビリ過ごすのも一日、早朝より行動開始しガッツリ満喫するのも一日。休みの日ぐらいゆっくり休むという考えもあるが自分は後者が好きだ。

0910kitadakehouko.jpg北岳方向
明日は北岳山頂でご来光を望むため4時に起床し暗闇の急な岩嶺をヘッドライトで登る。登山デビューした2年前に感じた非日常的な行為へのワクワク感は殆ど無くなってしまったが、その代わり安全確実にこなす自信が付いた。

0910hinoiri.jpg日の入りに集まる人々

maru02.gifテント場の様子
テントは全部で20張りほどと利用者は多かった。大きく分けて小屋の前と横の2箇所あり、水場は小屋入り口にある蛇口(1リットル100円)が利用でき、トイレも近くて便利な方だろう。ネットには強風の記事が多く、実際に小屋の方に聞くと朝晩は強く日中気温が上がると弱まる傾向があるようなので、風の影響を受け難い場所にテントを張るのが無難。今回も朝方(といっても深夜1時ぐらい?)テントのバタツキ音で目が覚めるほどの強風が吹いている。
間ノ岳から戻り食事を終えたのは16時頃。9月にもなるとこの時間は気温が下がるので外でビール片手にワイワイという人は少なかった。私はビールを買い小屋のストーブを囲んで山話を楽しんだ。

0910map.jpg初日のルート
広河原は急峻な山壁に囲まれているためかGPS電波の受信状態が悪く登り始めのトラッキングデータが誤っているのでご注意を。因みに帰路、車のナビも現在地を正確に取得出来なかった。

◆2日目
0911kitadakesancho.jpg05:05 3193m 北岳山頂
昨夜は19時就寝。早っ。そのせいか21時、23時、1時と2時間周期で目が覚めてしまった。次は3時で丁度いいと思っていたら、周囲のザワツキ音で飛び起きたのは3時20分だった。20分の寝坊。目覚ましは鳴ったのだろうか? 日の出は5時半、ルートの参考タイムは1時間20分なので4時に出発すべくダッシュで飯とテント撤収する。
北岳山頂着は5時過ぎ。山荘から1時間だった。気温10℃、強風で体が冷え鼻水が止まらないぜよ。さぁ雲も紅く染まりご来光ももう間もなくだろう。

0911fujisan.jpg雲海に浮かぶ富士山。どうですか。

0910houousanzan.jpg鳳凰三山。オベリスクの尖がりもハッキリ見える。

0911goraiko1.jpgご来光。涙が出るほど感動。

0911goraiko.jpgご来光を求めて集う人々。因みに山頂には北岳山荘からよりも肩ノ小屋からの方が安全で楽である。北岳山荘からは鎖場、ハシゴがあるのに対し肩ノ小屋からには無くヘッドライトでも比較的安全。地図参考タイムもそれぞれ1時間20分と50分で肩ノ小屋からの方が30分短い。

0911kaikoma.jpg甲斐駒

0911senjo.jpg仙丈ケ岳。南アルプスの次なるターゲットは甲斐駒、仙丈ケ岳の縦走だろう。

0911unkai.jpg雲海。下界は完全に雲の中のようだ。
モルゲンロートなパノラマは十分満喫。強風に汗も引き寒くなってきたしそろそろ下山しますか。広河原9時発のバスを意識して5時30分に下山開始。

0911tenba.jpg05:53 3011m 肩ノ小屋のテント場
風の影響を受けそうだがバッドレスを前に富士山も望める素晴らしいロケーションである。

0911kusasuberi.jpg06:09 2882m 稜線から北岳を振り返る
感動をありがとう。

06:58 2133m 白根御池小屋

08:20 1582m 広河原
北岳山頂から約3時間。8時半前というあまりに早い山行終了。金沢までの長時間ドライブもあるし大人しく帰路につくことに。

0911map.jpg2日目のルート
ご来光は素晴らしかったが、山行時間が4時間半と物足りない感があった。テント装備を持たなければ日帰りで丁度よかったかもしれない。

備忘録
・芦安無料駐車場からは乗合ジャンボタクシーが便利。夜叉神峠のゲートは5時30分にならないと開かないので早く出発しても意味は無い。もちろんジャンボタクシーの台数には限りがあり1巡目に乗り遅れると待たされる可能性があるので混雑期は注意が必要。
・夜はおそらく5℃程度だったが3シーズン用寝袋+寝袋カバーで寒さは感じなかった。
・3時20分起床で朝食+テント撤収し4時出発できた。テント泊でもがんばれば1時間以内に出発可能。
・腕時計(ProTrek/CASIO)の目覚まし機能は音が小さく、しかも5秒ほどで鳴り止むので寝坊を防ぐには耳元に置く等の工夫が必要。
・担ぐ水はハイドレーション2リットル+予備1リットルを基本とする。今回は5.5リットル担いだ。アホと言わざるを得ない。行程が楽でも担ぎ過ぎは疲れるだけ。
・温泉は山渓園(芦安から車で5分)を利用。550円。風呂は小さい方。

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