初日の前穂に続く2日目は霞沢岳(標高2645m)。アップダウンの多い稜線の先には穂高連峰、乗鞍、御岳、中央アルプスの絶景が待っていた。
初日 9/24 岳沢、重太郎新道からの前穂ピストン(奥穂は敗退)
2日目 9/25 霞沢岳ピストン
※上高地内の小梨平キャンプ場にテント泊
■メンバ 単独
■行程 2011年9月25日(日) 晴れ、無風、7~15℃
03:38(1521m) 小梨平発
03:56(1550m) 徳本峠入口
05:14(2103m) 稜線
06:02(2428m) ジャンクションピーク
07:40(2588m) K1ピーク
08:14(2646m) 霞沢岳着
09:02(2646m) 霞沢岳発
09:24(2588m) K1ピーク
10:47(2428m) ジャンクションピーク
11:21(2147m) 徳本峠小屋
12:13(1550m) 徳本峠入口
12:44(1521m) 小梨平着
13:00 テント撤収、出発
13:50 駐車場着
距離 24.0km
時間 9時間6分
累積標高差 ±2024m
03:38 1521m 小梨平出発
前夜は小梨平キャンプ場の風呂に浸かりリラックスした。何の変哲も無い入浴施設だがテント泊で入れると思うととても幸せな気分になるから不思議だ。湯上り、しっとり汗ばむ体は10℃以下の外気が冷ましてくれてなんとも心地よく、睡眠不足で強烈な睡魔に誘われるまま18時30分に寝袋に入った。
小梨平から霞沢岳の往復は地図参考タイムで12時間、休憩込みで8割の10時間で往復する計画。3時30分に目覚ましをセットしたが案の定、早寝の影響で3時前に目が覚めてしまった。睡眠時間は既に8時間以上。もう起きるしかないでしょう。
缶詰とおにぎりで朝食を摂り3時38分ヘッドライトを点けMTBで出発する。
03:56 1550m 徳本峠入口
真っ暗闇をMTBで20分、明神の先にある登山口徳本峠(とくごうとうげ)入口で右に折れて白沢へ進む。
05:14 2103m 稜線
傾斜が急になった所でMTBをデポし単調な砂利道を歩く。急登に入り、倒木を乗り越え、渡渉を何度か繰り返すと「最後の水場」に到着。その標識には「小屋まで30分」とあった。ということは稜線も近い? 小梨平から地図参考タイム3時間20分もかかるので諦めていたがご来光に間に合う可能性が出てきた。ペースを上げ日の出前の5時14分になんとか稜線に出た。
06:02 2194m ご来光
稜線は高木が邪魔になってご来光ポイントが見つからない。いまにも顔を出しそうな太陽に焦りながらポイントを探しつつ山道を登った。そして標高2194m登山道を少し外れたスペースでご来光を迎える。
06:27 2266m 徐々に穂高
ご来光の後は楽しい稜線歩き、、、のはずだったが高木に囲まれ眺望はイマイチ。しかし徐々に穂高が見えてきた。
07:57 2625m K2ピーク
ジャンクションピーク(2428m)、小湿地(2261m)、K1ピークとアップダウンを繰り返し8時にK2ピーク到着。K1ピーク手前は両手を使うルート一番のロープの急登で、その先から森林限界となり眺望良好なハイ松の稜線になった。写真はK2からの霞沢岳。
08:14 2646m 霞沢岳山頂
出発から4時間半、稜線歩きは3時間と長かった。昨日に続き澄んだ秋の空気で北アの眺望はバッチリ。遥か遠方の白馬方面まで見わたせた。幸運に感謝である。
穂高
何度見ても素晴らしい。
笠ヶ岳(2897m)
乗鞍、御岳
左奥が御岳、中央やや右が乗鞍。乗鞍は大雪渓の残雪が見えた(写真の白い部分)。
山頂では日本300名山完登まで残り6座というご夫婦とお話させて頂く。300名山のラストに奥穂を登る予定でその時に西穂までバリエーションルートを縦走する計画だそうだ。奥穂-西穂間にある難所の一つ天狗の頭はスラブが逆層でグリップが取り難いため、奥穂⇒西穂方向とし天狗の頭を「登り」にとる方が安全確実とのこと。難所は「登り」にとるという考え方は非常に参考になった。
山話に盛り上がり狭い山頂に45分も滞在してしまった。そろそろ下山しますか。
11:21 2147m 徳本峠小屋
ちょっと寄り道して徳本峠の小屋に立ち寄った。霞沢岳は上高地から距離があるのでここで1泊するのが一般的らしい。10張り程度のテント場もあった。
小屋からは軽快に下り1時間足らずでMTBデポ地点に到着。徳本峠入り口より先の遊歩道は歩行者がいたためMTBは押して歩き12時44分に小梨平に到着した。
以上、初日は前穂、2日目は霞沢岳という変則(縦走ではない)テント泊山行を終えた。テント泊でありながら観光をしたり、風呂に入ったりとこれまでに無い新しい山行スタイルもたまにはいいものである。
距離 24.0km
時間 9時間6分
累積標高差 ±2024m
備忘録
・就寝時の服装と寝具
靴下、半袖+長袖シャツ、ダウン、寝袋(3シーズン用)、寝袋カバーで暖かく眠れた(夜の外気温はおそらく5℃くらい)
・9月下旬の上高地は気温一桁。朝晩は吐く息が白い。
・今回は間に合ったが小梨平泊でご来光を見るのは難しい。稜線までは暗闇の中、誰とも会わずヘッドライトで登ることになる。
・マイナーな山で登山者少ない。今回で10名ほど。
・K1より先は眺望よいがそこまではアップダウンの激しい樹林帯の稜線が続く。


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