梅花皮岳 石転ビ沢 山スキー(手倉登山口P起点、ナイト山行、10時間)

梅花皮岳

飯豊山系 石転ビ沢山スキーを達成^^ 手倉山登山口Pから温身平までの1時間以上の平坦路歩きが精神的にキツかった。

■メンバ 単独
■行程  2023年5月3日(水)快晴、弱風、朝0℃

02:06 手倉山登山口P
03:19 温身平
05:13 雪渓へ(運動靴→アイゼン歩行)
05:47 石転びの出合
06:58 本石転ビ沢出合
08:44 梅花皮小屋着
09:05 梅花皮小屋発
09:23 石転びの出合
09:52 登山道へ(スキー→運動靴)
10:57 温身平
12:04 手倉山登山口P

距離 28.0km
時間 9時間58分
累積標高差 2245m

GWは9連休。前半は妻体調不良に伴う諸々対応のため家で停滞。妻回復後の5/3、5/4に活動開始となる。

5/3 梅花皮岳 石転び沢 山スキー ←本報告
5/4 鳥海山 山スキー

目的
・石転ビ沢を登行してスキーで滑走
・稜線からの眺望

飯豊山は2021年、ダイグラ尾根から登頂した。しかし楽しみにしていた「圧倒されるスケール感の稜線の眺望」はガスに散った…。そのリベンジの調査中に発見したのが石転ビ沢の山スキーの報告だった。

出合からドまっすぐに伸びる谷は距離2300m、標高差1000mと、同じくドまっすぐな谷として馴染み深い富山の猫又谷に匹敵。興味深く感じ、この沢の登行と稜線からのパノラマが新たな目標となり、今回に至った。


特別な事情
翌日に鳥海山 山スキーを予定しており、17時までに鳥海ブルーラインのゲートを通過しなければならない。

見積り
風呂+買い出し 1.5H
飯豊山→鳥海ブルーラインゲート 3.5H
計5H

17ー5=12(12時駐車場発)

登り7H、下り3H=10H行動
出発AM2時

13時駐車場発がリミット。これを過ぎたら今日のゲート通過は諦め、明日朝8時にゲート通過して9時登り始めとする。

仙台18時出発、21時半ごろ手倉山登山口P着。明日の準備を完璧にしてお決まりの空チェック♪ 満月近い月で空は薄暗いが、星の輝きを確認出来た。予報通り^^ 明日に期待して22時に車中泊の寝袋に入る。



20230503-020122.jpg02:01 定番スタイル
目覚ましと格闘しAM1時20分気合で起床。軽く食べて、2時ちょい過ぎ手倉登山口のゲートを出発する。今回は、歩きが長く、危険個所も多い情報から運動靴を履きスキー靴を担ぐスタイルで。

また、温身平までのMTB活用は、道路を塞ぐ大規模デブリが多い情報から諦めた。



20230503-021544.jpg02:15 林道のデブリ
この程度の傾斜ならMTBの押し歩きが可能。しかし、この先に押し歩きが困難な急傾斜で滑り易いデブリがあった。

20230503-025637.jpg02:56 気温0℃で水たまりは凍っていた

20230503-025849.jpg02:58 夜のフキノトウ

20230503-031920.jpg03:19 温身平
手倉山登山口から2時間ちょい。平坦路歩きは精神的にシンドイぞーーー

【今回の道路状況】
 手倉山登山口から飯豊山荘まで
 ・95%はMTBが使える
 ・4%はデブリや倒木で、MTBは押し歩きで通過は可能
 ・1%は急傾斜の凍ったデブリで、足元が滑るため、MTBの押し歩きは危険

 飯豊山荘から温身平まで
 ・デブリや倒木あるが、MTBは押し歩きで通過は可能

 つまり、1%問題をクリア出来ればMTBが使える。

20230503-033502.jpg03:35 夜の堰堤
なかなかの不気味っぷりである

20230503-040715.jpg04:07 危険トラバース①
鎖があり慎重に行動すれば問題なし

20230503-040739.jpg04:07 徐々に明るくなってきた

20230503-042435.jpg04:24 危ういブリッジ
雪はカチカチで、蹴とばしてもビクともしない。この時間は問題なさそうだが、念のため、ストックに体重を分散させ、そーっと通過。

20230503-044331.jpg04:43 危険トラバース②(振り返り)
ここも慎重に行動するだけ

20230503-045159.jpg04:51 夏道が沢に降りるこのポイントが重要
沢の雪が繋がっていればここから沢を歩くのが吉。雪が繋がっていなければ、正面の夏道を上がったすぐ先にも沢に降りるポイントがある(09:52写真参照)

今回は初山だったためこの認識が無く、暫く夏道を進んでしまった。その結果、ヤブこぎで苦労した上に、足元が不安定な斜面から沢に降りるハメにorz

20230503-051432.jpg05:14 ここから沢に降りる
ヤブコギ中に左の沢を覗くと豊富な雪が見えるではないか。「もう沢を歩けるじゃん…」 しかし10数mの急斜面で降りられず、写真のポイントで降りることが出来た。

ここで運動靴からスキー靴に履き替え。スキーが重いのでシール歩行も考えたが、稜線手前の急登でアイゼン歩行になるのと、雪が硬く足が沈まないので、ツボ足を選択。←正解

20230503-051442.jpg05:14 デブリランド
雪面凸凹激しいがヤブ漕ぎより激烈に楽!

20230503-052225.jpg05:22 予報通りの好天♪

20230503-053831.jpg
05:38 謎の生命体

20230503-054516.jpg05:45 石転びの出合
さぁ、ここから直線距離2.3km、標高差1000mのクライムだ

20230503-054541.jpg05:45 振り返り
自分が先頭で後続は目視出来ない

20230503-064320.jpg06:43 この付近、沢は広く、落石や落雪の危険度は高くはない印象

20230503-071215.jpg07:12 出合から1.5時間
稜線は蜃気楼。距離はなかなか縮まらない~

20230503-074456.jpg07:44 太陽も高くなってきた
ベンチレータ全開、腕まくりしての登行

20230503-084153.jpg08:41 稜線上部から振り返り
出合から丁度3時間で稜線着。いい眺めだ。遠方の山群は朝日連峰だろう。

20230503-084510.jpg08:45 梅花皮小屋をバックに記念撮影
最後の急登は下から見て左寄りが勾配が緩く距離も短い。自分は右寄りを登ってしまい、稜線が遠く、斜度も急だった。次回は左寄りで^^

20230503-084751.jpg08:47 小屋の裏手より
大日岳2128mは飯豊連峰の最高峰

20230503-085657.jpg08:56 梅花皮小屋

20230503-085706.jpg08:57 とても綺麗だった

20230503-090640.jpg09:06 石転ビ沢滑走
梅花皮岳ピークを踏んでホン石転ビ沢を滑ることも考えたが、17時までに鳥海ブルーラインのゲートを通過する必要があるため、計画通り小屋からドロップとした。

20230503-090650.jpg09:06 素晴らしき斜面♪
面ツルで快適~ 上部は石も少なく、ガリらなかった

20230503-092033.jpg09:20 滑走はあっという間
今回、落石は小石レベルが3回。落雪はなかった(自分が気づいた範囲)。

20230503-093211.jpg09:32 下部は石が多い
一度ガリってしまった。。

20230503-093339.jpg09:33 凸凹が激しく慎重に降りるのみ

20230503-095239.jpg09:52 夏道戻りポイント(赤印)
この日の正解。ここで運動靴に履き替え板を担いだ。さぁここからが試練だぞーーー。先が長いなぁ…

20230503-102336.jpg10:23 危ういブリッジ
雪は硬いが、恐る恐る通過。

20230503-104429.jpg10:44 キツツキの仕業?

20230503-104458.jpg10:44 上高地のような風景♪

20230503-104740.jpg10:47 堰堤

20230503-113531.jpg11:35 板とスキー靴で肩痛し…
手袋を挟むと楽になることを発見!

20230503-120611.jpg12:06 駐車場着
梅花皮小屋ドロップは9時過ぎなので下山は丁度3時間。
出発は2時過ぎなので丁度10時間の山行となる。

まとめ
GW遠征1座目として、石転ビ沢を登行しスキー滑走。稜線からのパノラマもゲットし目的を達成出来た。石転ビ出合から先は登行も滑走も楽しいが、手倉山登山口Pから温身平までの平坦路と、その先、雪渓に降りるまでのアプローチがとにかく遠く、シンドかった。

石転ビ沢山行は、ホン石転ビ沢滑走や、門内岳からの門内沢滑走というオプションもある。次回やるとすれば、
・温身平までMTBを使う
 策1:飯豊山荘まで車で入れる時期にする
 策2:起点が手倉登山口Pの場合、「凍結傾斜デブリ」はアイゼン装着してMTB押し歩き
としたい。

MTB押し歩きの代表的山行
2015年4月25日 白山MTBスキー(平瀬より転法輪谷滑走)


備考
・手倉登山口Pから温身平までの単調で長い平坦路歩きは1時間10~20分を要し、精神的にキツイ
・そのため極力、MTBを活用したい
・温身平から先は、嫌らしいトラバース2か所、危ういブリッジが2か所あった
・夏道が隠れる残雪期は進行方向が不明瞭な箇所がある
・石転ビ沢の最上部は左側から詰めた方が傾斜が緩く安全
・夏道から雪渓に降りるポイントは、標高630m付近


おまけ

鳥海ブルーライン
ゲートは16時40分ごろ通過。時間に余裕なかったため、風呂は入らず、ウェットティッシュで済ませた。

鉾立駐車場からの日の入り
鳥海山 山スキーはこちらを参照。バッタリ遭遇した広島のドロップさんとコラボさせて頂いた^^

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ にほんブログ村 スキースノボーブログ バックカントリーへ にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ

コメント