冒険家 75歳エベレスト挑戦記

書籍紹介

世界初70代で2度目のエベレスト登頂を果たすまでの挑戦記。心臓の不整脈を抱えながら75歳での登頂は世界中の高齢者に勇気を与えた。三浦雄一郎氏と言えば富士山をパラシュート大滑走した冒険家として有名だが1985年にはエベレストを含む世界七大陸最高峰スキー滑走も達成している。

『世界最高峰の登頂は、一流登山家であってもかつては成功率30%、生存率85%という死と隣り合わせの冒険。私はリスクを承知のうえで登るが、恐怖心よりも好奇心が強い』

『今回最も嬉しかったのは75歳の登頂よりも、豪太(雄一郎氏の息子)が8200mの高所でひどい高山病にかかりながらも無事生還できたことだった。~中略 志賀先生には「もし、あの場で筋肉注射を打っていなかったら120%死んでいた」と言われている』

巻末の特別寄稿と謝辞に本書のエッセンスが凝縮されている。ここだけでも読む価値あり。

購読日 2011年5月
おすすめ度 ★★★★☆

冒険家 75歳エベレスト挑戦記
三浦 雄一郎
実業之日本社
売り上げランキング: 335212
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ にほんブログ村 スキースノボーブログ バックカントリーへ にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ