山スキーデビューから丸2シーズン使用したcoll-tex製のシール。糊面には大量のゴミが付着し粘着力が著しく低下、山行中に剥がれるトラブルも発生していた。もう限界である。購入も考えたがシール面(糊の反対側の面)はまだ使えるため糊を交換することに。初めての作業で調査や段取りに手間取ったが安くでき経済的なのでオススメである。
準備
・シール ミックスカムロックセット100mm/coll-tex
・糊テープ グルーシート115mm/coll-tex 2310円
・こて NIC-IMPEX(80W)
・アイロン 東芝ミゼットアイロン EI-8A(80W)/東京芝浦電気
・古新聞
手順
1.古新聞の上にシールを載せる
2.5分以上加熱したこてで糊をこそぎ取る(完全に取り除くまで何度も行う)
3.シールに新しい糊テープを貼り付ける
※ 糊テープは両面テープ構造になっている。指定面のテープを剥がし丁寧に貼り付ける
※ 貼り直しは出来ないので失敗しないように慎重に行う
4.アイロンをあて糊とシールを十分に接着する
※ 上から強く押し当て2~3回行う
5.シールの外形に合わせて糊テープをカッターでカットする
6.もう片側のテープは半日以上放置後に剥がす
使用感
粘着力は完全に復活しシールは甦った。糊の問題だけなら、買い替えよりも安く経済的である。
こて NIC-IMPEX(80W)
グルーシート115mm/coll-tex 2310円
東京芝浦電気(現在の東芝)の年代物スキー用アイロン
汚れて粘着力が低下したcoll-texシールの糊面
こすげ取った古い糊
左:糊除去前 右:糊除去後
完成写真。テープはシール使用当日まで張りっぱなしにしておいた。
2012/11/22追記
G3の悲劇 G3のシールが1シーズンで使用不能になってしまった。おそらく夏の高温が原因。
coll-tex製は同じ保管環境で問題がなかったので高温に弱い粘着材なのだろう。ネットにも同じトラブルが多数見つかっている。
症状は写真の通り粘着材が溶解しベトベトになるもの。ネットで見つけた対策をいくつか実施するも解消には至らず、結局、糊の張替えを行い、チートテープも買い替えるハメに。。
試行錯誤と作業に多くの時間とお金を費やす結果となった…。G3お持ちの方はご注意を。勿論、張替えはcoll-tex製のグルーシートにした。
2012/11/29追記
coll-tex製のグルーシートはシールの幅よりも狭く、写真の様に両端が切れて糊の無い状態だった。
ここから雪が浸入してシールトラブルになるのも嫌なので、Black Diamondの糊での仕上げを行った。
こちらの糊を使用
シールに糊を付けてヘラで広げ半日経過したらクッキングペーパーの上から低温アイロンを当てるだけ。
シールの一部で糊が剥がれたり汚れ付着で粘着性が劣化した時の部分補修にも使える。
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