17.毛勝山MTBスキー

毛勝山

先週候補に上げたものの、降雪による雪崩れ懸念で見送った毛勝山に満を持しての登頂。山頂からの剱岳は目と鼻の先、圧巻だった。

■メンバ 単独
■用具  STIGMA160cm、TLT SPEED、TLT5Mountain
■行程  2013年5月18(土)快晴、山頂5℃・中風

03:37( 511m) 片貝第4発電所
04:41( 873m) MTBデポ
06:03(1271m) 二俣
06:29(1475m) 三俣
08:51(2414m) 毛勝山山頂着
09:24(2414m) 毛勝山山頂発
10:26( 911m) MTBデポ地点
10:47( 504m) 片貝第4発電所

時間 7時間14分
距離 22.8km
累積標高差 ±2177m
0518map.jpg
2週間前に小規模ながらも雪崩れの山行報告、その翌週は隣の猫又山で大規模な雪崩れ報告をそれぞれ確認。当日は平野部で25℃を超える夏日の予報であり、融雪に伴う落石や雪崩れのリスクが高めだった。このリスクをゼロに近づけるため早立ち、早着きでトライする。
前日移動し22時に片貝第4発電所着。満天の星空に癒されながら誰もいない駐車スペースで車中泊する。翌日の起床は3時、出発は3時半!
05180508abekidani.jpg05:08( 973m) 阿部木谷左俣
3時目覚し1コール起床。軽く食べてゲートを潜りMTBに跨る。林道は車1台が通れる細さで基本未舗装。斜度も急であった。気温10℃の中、半袖+アウターの軽装でも汗が吹き出る。

片貝山荘を通過し、その300m先のY字を右に橋を渡って再びゲートを潜る。林道は傾斜が増すが根性で漕ぎあげた。林道に雪が出ても降りて押すとまた雪が消えを何度か繰り返すと、宗次郎谷と阿部木谷の分岐が現れ、橋を渡った所でMTBをデポする。
※橋の位置は国土地理院の地図よりも約100m手前にあった

この付近、雪崩れによる石・木片ゾーンが点在、ついでに雪切れもあるためツボ足で歩くことに。雪は硬く楽チンだった。
05180530tani1.jpg05:30(1082m) 最終堰堤の先
雪は十分だが左右の崖からの石・木片が多く、スキー装着はもうしばらくの辛抱とする。沢のブリッジは崩壊が始まり口を開け近くは亀裂が入っており注意を要した。といっても雪はカチカチなので崩壊の予兆は全く無し。
05180600futamata.jpg06:00(1248m) 二俣
石・木片ゾーンが無くなってからスキー+クトーを履く。雪は依然として硬くクトー跡が僅かに残る程度であった。
05180625mitumata.jpg06:25(1465m)三俣
三俣から先は一気に勾配上昇。雪が硬いのでエッジむき出しシールは滑りまくり何とももどかしい…。ヒールを下げてもクトーの利きはイマイチだった。いい加減耐えかねて1800m付近でアイゼンに切り替える。あぁ歩き易い。ザックは重いが変な疲れは一掃された。さぁ日差しが強くなる前に核心部の急登を登りきってしまおう。
05180831acks2.jpg08:31(2261m) 稜線への急登はダブルアックス
2300mからのラスト100mが核心部だった。40度ほどの傾斜と硬い雪は滑落すると面倒なシチュエーションである。上部に雪ワレが見えるがこの硬さで崩壊リスクはほぼゼロだろう。早立ちは安心感が違う。
05180839runze.jpg08:39(2298m)滑走予定の山頂直下の斜面
遠方からは絶壁に見える斜面も横から見ればご覧のとおりある。雪切れも無し。あとは雪の硬さを山頂で確認し、条件が揃えば予定通りここを滑走しよう。
05180843zougatake.jpg08:43(2322m) 稜線からの僧ヶ岳
稜線手前数mは足元が氷化しダブルアックスでの登行。ウィペットが刺さり難い硬さの場所もあった。
05180851sancho.jpg08:51(2414m) 毛勝山山頂
出発から5時間10分で山頂着。MTBの漕ぎは350mちょいでもちろん膝痛は兆候も含めて全くなし! 最近ほんとに調子いいな^^ さぁ360度パノラマを楽しもう。
05180851tsuruggi.jpg大迫力の剱岳
05180851nekomata.jpg剱岳の右に猫又山(だと思う)
毛勝山(2414m)、釜谷山(2415m)、猫又山(2378m)を毛勝三山という。
05180851hyouchuu.jpg三角点
05180902hokuhou.jpg09:02(2380m) 毛勝山から南西300m先のピーク
シュプールがあるのがボーサマ谷。今回はこの谷の登行途中で左手にショートカットし手前の斜面に接続した。
山頂は気温5℃。中風で暖かだった。眺望を満喫し写真に納めたら滑走タイム。この山はau携帯が圏外であり、入山者が少ないと事故時のリスクが高くなるが、エッジが効く程度の硬さだったので予定通り山頂直下からドロップイン。9時ちょい過ぎ。
05180942furikaeri.jpg09:42(1590m) 毛勝谷を振り返る
山頂直下は恐怖を感じるレベルではなかった。雪ワレはあったが硬さから崩壊はあり得ない様子で、転倒せずに降りる意識だけで良かった。予想通りといえば予想通り。この先は雪面が凸凹した荒れた中斜面をフトモモをパンパンにさせながら滑走。
写真の通り、入山者は意外と多かった。登山者15名、山スキー5名くらい。
05180948furikaeri.jpg09:48(1300m) 三俣を振り返る
左右の絶壁からの落石跡は多く、下山時も一度だけ30cmほどの落石を確認。上部から転がり勢いをつけて岩のテラスに激突、スローモーションのように弾けて谷に落ちてきた。崖に近づかなければ事故に繋がらないのだが、直撃をうけたら終了なエネルギーだった。
05180952dosha.jpg09:52(1184m) 標高1200mからは石・木片ランド
デブリが運んできたものなので春から残雪期に至る過程で大規模な雪崩れが頻発しているのだろう。
05181043rindo.jpg10:43( 590m) 林道
車1台がやっと通れる道幅、で基本的に未舗装で斜度は急。白山よりも足の負荷は大きかった。しかし距離は圧倒的に短くトータルとしては白山よりも楽である。
0518view.jpg国道8号線からの毛勝三山

備考録
・左右に切り立つ崖を持つ、急勾配の谷筋なので、雪崩れ、落石リスクが非常に高い印象。

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コメント

  1. 多摩太郎 より:

     お早うございます。
    毛勝山いいですね。。。剣や立山の展望も最高。
    けっこう多くのスキー?? 登山者でしょうか。谷筋を投降しているようで。。
    最後の一枚。。里山からの風景すきですね。

  2. 管理人 より:

    多摩太郎さん
    おはようございます。山行当日は睡魔で21時就寝したせいで今朝は4時過ぎに目が覚めてしまい、せっかくなので医王山ヒルクライムで一汗かいてきました。自宅出発から帰宅まで2時間半で爽快な気分になれました^^
    毛勝山は山頂からの眺望が素晴らしいですね。
    特に岩肌まで細かく見える剱は感動でした。
    入山口の片貝も金沢から高速で120kmほどなので、この山域も少しずつ開拓していきたいと思います。
    当日は入山者は登山者が15名くらい、山スキーが5名くらいだったでしょうか。
    発電所のゲートが途中から開いたらしくMTBデポ地点まで車で来た方もいたようです。
    雪崩れや落石の危険がある時期なので入山者は殆どいないと予想してましたが、大賑わいでした^^
    ご指摘のシュプールはおそらく前日か2日前のもので、山頂南側のコル付近からのドロップです。

  3. キムキム より:

    お疲れ様です。
    僕も今日、毛勝谷か大喰沢を狙ってて、天候から大喰沢にしようと思っていたのですが、土曜日仕事を昼前に終えて、昼出発の予定が急な仕事が入って帰宅は20時。
    昼から天候悪化の為、モチベーション消滅・・・。今日は、何もせず。
    土曜日の毛勝。いい天気で羨ましいです。
     

  4. 管理人 より:

    キムキムさん
    大阪20時以降出発で午前中狙いは厳しいなぁ
    モチ急降下は止むを得ないでしょう
    山スキーはあと2週くらいになりましたね。
    天候と山域を慎重に選んで悔いのないように締めたいですねぇ

  5. レッドバロン より:

    毛勝山頂上直下制覇おめでとうございます。さすがですね。毛勝の旬は、今週だったようです。
    山頂のお地蔵さんも出ていたのですね。2週間の違いで雪の量、谷の様子も変わっていました。一番良い日だったかもしれません。
    今週は、しっかり仕事でした。来週も山へは行けそうにありません。素晴らしい山行を楽しみにしています。
    「ひ―さん」からのコメントもあったようですね。元競技スキーヤーだった方です。

  6. 管理人 より:

    レッドバロンさん
    いい山でした~
    山頂からは猫又山、僧ヶ岳など2000m級の山がゴロゴロしているので少しずつ開拓したいとも思いましたね。
    登りたい山が次々と誕生してほんときりがありません^^
    2週間前は山頂のお地蔵さんは雪の中でしたか。
    あらためてレッドバロンさんの報告を見ると、車止めは第4発電所よりも随分手前だったんですね。
    雪は融け始めると早い!
    今回は下部の雪面の荒れは酷く、上部も凸凹で快適滑走とは行かなかったので、雪質的にはGWぐらいまでが適期と思いました。
    雪が多い分、距離は長くなりますが、満喫度もUPするでしょう!
    UPしなくても十分楽しいという話もありますが(笑)