白山、剱岳に続き白馬STS達成^^ 最大懸念の姫川温泉から蓮華温泉までの20km、標高差1200mの急勾配林道はニョロニョロ作戦(左右に蛇行して漕ぐ)でひざ痛を封印。ロードバイク転倒というアクシデントもあったが16時間半の濃厚山行に完全燃焼した(^_^)
■メンバ 単独
■行程 2016年6月18日(土)快晴、稜線中風~強風
01:06( 7m) 姫川港
02:33( 250m) 姫川温泉
05:55(1455m) 蓮華温泉着
06:11(1455m) 蓮華温泉発
08:37(2382m) 白馬大池
10:15(2755m) 小蓮華山
11:31(2932m) 白馬岳着
11:51(2932m) 白馬岳発
13:53(2379m) 白馬大池
15:13(1455m) 蓮華温泉
16:28( 270m) 姫川温泉
17:34( 7m) 姫川港
自転車+登山(スマホGPS)
時間 16時間27分
距離 100.5km
累積標高差 正確なデータなし
ロードバイク導入でひざ痛リスクが軽減されたとは言っても「20km標高差1200m」の林道ヒルクライムはひざ耐久ギリギリなのは過去の実績から明白。テーピング、サポートタイツそして時間をかけてゆっくり漕ぐ作戦、最悪はロキソンSを飲んで痛みを止める、など出来る準備は全て行った。
糸魚川までは高速で140km。金沢の自宅を21時前出発する。休日割引適用のため越中境PAで1時間仮眠をとり日付が変わってから糸魚川IC下車、姫川港に移動。いつものスタイルに着替え登山靴でロードバイクにまたがる。空には星が輝き「梅雨の晴れ間を楽しめるでしょう」の予報通りであった( ̄ー ̄)ニヤリッ
01:05 姫川港駐車場所
R8から港に少し入った路肩に駐車。水は500ml×2本準備した。ライトは自転車に前方、後方そして登山用ヘッドライトを装備。R148にも白山STSと同じ交通リスク(連続トンネルでの車との接触)があり要注意である。
02:29 R148から蓮華温泉への分岐は分かり難いと思っていたが大きな道標があり問題なかった。
03:13 ヒルクライムは序盤から急斜面だった。白山でいうと一ノ瀬から別当出合までの勾配な感じ。平均速度が7km/hに急降下し20kmがとてつもなく長いこと再認識する。3時間超コース!
04:17 美しき朝焼け。しかし距離は一行に縮まらない(>_<)
04:40 白池付近で勾配緩まるが、、、
04:59 すぐ急勾配に戻る。ヒワ平展望台からは残雪の雪倉岳、朝日岳が素晴らしかった。
05:52 蓮華温泉駐車場着
やっと着いた。姫川港から4時間40分。姫川温泉からは3時間以上の急登で脚の疲労感は相当なものだが、ひざ痛は予兆もなくまずは作戦成功( ̄ー ̄)ニヤリッ
06:04 蓮華温泉ロッジ
今回は16時間コースで帰宅が遅くなることを妻に伝えてある。ということで時間(気持ち?)に余裕あれば下山時に温泉に入りたいところである^^ ゴール前にまったりするのは危険か?
ロッジ敷地内にデポさせて頂く
06:11 水を満タンにして6時ちょい過ぎ入山。白馬山頂まで10km、標高差1500mは別当から白山登頂するくらいである。
06:40 気持ちのよいブナ林♪ しかし疲労度大で思うように脚が出ずペースが上がらない。急ぐ必要はないのだが…。
07:48 天狗の庭からの雪倉岳、朝日岳。まだら模様の残雪と青空が美しい♪
07:51 天狗の庭
石と木々の配置が庭園のようであった。自然の造形美。
07:56 オオシラビソの樹林帯。花も多かった。
08:36 白馬大池
2時間半で到着(コースタイム3時間)。ヒンヤリする樹林帯では汗もかかず水の消費は300ml程度で補充不要。
09:08 白馬大池を振り返る
09:32 素晴らしき稜線 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
後ろ立山の稜線は大のお気に入りで、歩くなら眺望の良い好天に限ると思っているのだが、バッチリ決めることが出来た^^ 幸運に感謝である。写真は左奥が杓子岳、右手前が小蓮華山。
09:53 杓子岳と白馬岳
09:55 ライチョウ
09:58 小蓮華山中腹からの振り返り
10:29 栂池から針ノ木までを一気通貫で歩いてみたいと思っているがいつになるのか?
11:18 三国境
11:31 白馬岳山頂着
姫川港出発から10時間半、登山開始から5時間20分であった。白馬大池以降、脚が疲労回復し、ひざ痛予兆もないのでSTSは達成出来そうな感じ♪
白馬山荘と杓子方向
白馬大雪渓
立山、剱方向
毛勝三山
こまめに食料補給してたので山頂で長時間滞在する必要もなく、写真と登山者とのお話をし20分ほどで下山開始。水は500mlほど残っていたので補充せず。白馬山荘まで下って登り返すのも面倒だし。
12:12 三国境付近
15:13 蓮華温泉着
山頂から3時間半だった。白馬大池から蓮華温泉までは私好みの大きな石の登山道で、飛ばしているのに疲れが少ない感覚での下山だった。ルンルン状態♪
蓮華温泉での入浴はパスとして、水を補充し10分ほどで出発。最初の1,2kmの急な登り返しは根性ダンシングで通過しダウンヒルゾーンへ。しかしやっと楽が出来ると気を緩めた時アクシデント発生。急勾配でスピードが増し、カーブを曲がり切れずコースアウトしてしまった。かなりヤバイ話。
前転して右膝の内側を打ち、着地した時に首がグキッとなった。恐る恐る体を起こすと首は問題ないが膝は曲げると痛む状況…。自転車はチェーンが外れサイコンがなくなったが、ブレーキの効きやギア切り替えは問題ないことを確認。突っ込んだ先が路面との段差が少し低い木のないヤブだったのでこの程度で済んだが、崖だったとしたら恐ろしい話である。ほんと不幸中の幸いだった。
ドロップハンドルを上から握るとブレーキレバーに力が入り難く効きがあまくなる。スピードが出やすい急な下り勾配で、減速タイミングが遅れ、ヤバイと思ってMAXで握った時には手遅れで、タイヤがロックしたままスローモーションでヤブに突っ込んだ。運が悪ければ致命トラブルになるので、この反省は今後に活かさねば…。
17:34 姫川港着
都合16時間半だった。姫川温泉からのロード走行は、アドレナリンの影響?か打撲痛が和らぎ普段通りの走りが出来た。長いトンネルでのノロノロ走行は極めて危険と思っていたので、これもラッキーな話であった。
ひざ痛
登山を始めた2009年は1座目の御岳山、2座目の荒島岳の下山で連続ひざ痛となり、もう激烈な痛みで亀歩きとなり、翌日の階段の上り下りも厳しい状況から「登山を楽しむことは難しいのでは?」からのスタートだった。何とか克服後も今度は山スキーのMTB山行でひざ痛の嵐となる。2010年はMTB白山スキーで2度、赤兎山MTB登山でも発生、翌2011年も白山MTBスキーで発生…。この時も「MTB山行は基本無理!」と思える気分であった。しかしチャレンジを継続していたらひざ痛発生頻度が下がり、ロードバイク導入もあって今回に至っている。2009年から7年かかった計算。人の体力のピークは二十歳くらいでその後は衰えていく一方と言われるが、年をとっても現状維持どころか進化もするようである。
登山道の花たち
06:39
06:49
06:50
06:51
07:31
07:33
07:39
07:40
07:40
07:44
07:44
07:45
07:46
07:47
11:24
11:25
11:57
カシミールGPSデータ 20160618.gdb
コメント
相変わらず、やりますね~。
けど、事故には気を付けて下さいね。
帰路は疲労も有りますし、時間を気にしがちですからね。
蓮華温泉からのルートは気持ち良さそうですね。
お盆の遠征の候補に浮上です。
ドロップさん
STSは3案件とも一発で達成出来てよかったです。
1日という時間は貴重ですからねぇ^^
鳥取の大山もチャレンジしたくてたまらないのですが、家族サービスの絡みもあり勇気が必要となります(笑)
行くとしたら秋で、2日目にしまなみ海道を絡めたいですね^^
決行する時は声かけさせてもらいますね。
登山部分だけでよいのでコラボしましょう^^
蓮華温泉からの白馬は自信もってオススメ出来ますね。
夏場だと暑さ対策を完璧にして、晴天を狙えば満喫間違いなしです!
梅雨の晴間にがっちり登ってますねー
STSは真似できませんけど、蓮華温泉からの白馬は興味ありますねー。涼しくなったら行ってみたいものです。
大山は登山口に、チャリデポして往路徒歩、復路登山口からチャリ使ってダウンヒルしてSTSしましたよ。
往復チャリだと物足りないかも?
お早うございます。
相変わらずハードな登山。。。 !
素晴らし風景がひろがりましたね。以前 蓮華温泉〜朝日岳〜雪倉〜白馬〜蓮華温泉と下りましたが、その時は一泊でした。。。週末さんの健脚にだだ驚くばかりです。
身体のケアをしっかりと。。。私くらいの年になって後遺症に苦しむので。。。
キムキムさん
蓮華温泉からの白馬はオススメですね。
稜線での熱中症と雷に注意すればバッチリと思います!下山後は温泉で締めて下さい^^
大山は片道は海から歩いてのSTSでしたか^^
私は翌日のしまなみ海道の自転車とセットになると思うので、効率重視で自転車利用ですね。
2年前の大山はガスで真っ白だったので次回は日本海の眺望をゲットしたいところです。
多摩太郎さん
蓮華温泉〜朝日岳〜雪倉〜白馬〜蓮華温泉は私もチェックしてました。いつか歩きたいルートですね。
STSやワンデイも楽しいですが、テント泊は別の面白さがありますから時間さえあればって感じですね。
2年ほど前に後ろ立山歩かれたと思いますが、私もそれを早く達成したいです。
やりたいことが多くて困っちゃいますね状態は一生続くのかもしれません(笑)
おっしゃる通り体のケアは早い段階まだ体にガタが来ないうちから気を付けるべきなんでしょうね。