ツール・ド・東北2023@気仙沼フォンド（213km）

節目となる第10回大会に気仙沼フォンド210kmで参加！　元プロロードレーサーの宮澤崇史さん、ホリエモンを間近に見ながらのトレインはいい想い出となった。

■メンバ　私
■バイク　EMONDA/TREK
■概要　　2023年9月17日（日）曇り、23-28℃、弱風
　　　　　気仙沼フォンド210km

05:34　[ 0km]　石巻専修大学スタート
06:17　[ 17km]女川AS　6:27発
07:09　[ 38km]雄勝AS　7:15発
08:03　[ 60km]神割崎AS　8:14発
09:14　[ 85km]歌津AS　9:25発
10:07　[102km]大谷海岸AS　10:29発
11:07　[116km]気仙沼市交流プラザ（pier7）
11:40　[127km]波路上・伝承館AS　11:59発
12:50　[149km]歌津AS　13:03発
13:37　[161km]ホテル観洋AS　13:47発
14:50　[182km]北上AS（通過制限16:10）　15:03発
16:00　[210km]石巻専修大学ゴール

行動時間　10時間25分（走行時間　7時間56分）
平均行動速度　20.0km/h（平均走行速度　26.5km/h）
走行距離　210km
獲得標高　1979m

東日本大震災被災地の復興支援と震災の伝承を目的として2013年にスタートしたツール・ド・東北も遂に10回目。コロナの影響で中止やオンライン、規模縮小を経て、私としては4年振り3度目の参加となった。

年	コース数	ライダー数	備考
2013	3	1316
2014	4	2959
2015	5	3478
2016	6	3764
2017	7	3721	南三陸フォンド参加
2018	9	3649	気仙沼フォンド参加
2019	6	3973
2020	–	中止
2021	–	オンライン開催
2022	2	1351
2023	5	募集2100	気仙沼フォンド参加

若狭路センチュリーライド170kmを5月に走って以降、大したトレもせぬまま8月に入った。気仙沼フォンドは210km、獲得標高2000mと油断出来ない難易度。流石にマズイと、当日までの40日間で400km走る目標をたてて脚作りを行い当日を迎えた。

04:24　石巻専修大学
前日22時に布団に入りAM2時起床。しっかり食べて2時40分自宅発。
今回の駐車場セイホクパークは専修大学から自転車で3分の近さだ。2018年は6kmも離れていたので格段に便利になった^^

台風シーズン。1週間前から雨確率30-40%で推移し最終的に40%と雨は免れた。どんより暗い雲と、湿気を多く含んだ生暖かい風に一抹の不安が過るが、降らないことを願おう^^

05:30　気仙沼フォンド210kmスタート開始
5時20分から開会式があり、元プロロードレーサーの宮澤崇史さん、ホリエモンが走ることを知った。ホリエモンは実はアイアンマン（最難度のトライアスロン完走者）なんだよな。二人とも第1グループにいるようなので、どこかで見つけてトレインで走りたい^^

私は第3グループ。先頭から4分遅れでのスタートだ^^　さぁ今日は長いよ。

06:19　1stエイド　女川AS（17km）
ライドイベントの前半でスピード出し過ぎは厳禁。中盤以降が激烈に辛くなるのだ。今回は210kmと長いので肝に銘じ、弱弱な低速走行で、まずは女川ASに到着する。

女川ASは今回も定番の女川汁（サンマのすり身汁）！　サンマが出汁となった透明スープは実に旨かった。お代わりしたくなったが、この先、エイド地獄で腹が死ぬので、まずは一杯のみで^^

06:24　飲み物
お茶、コーラ、CCレモン、スポーツ飲料、水、と種類が豊富で飲み放題^^
どのエイドも概ねこの品揃えだった。

06:26　混雑なし
第3グループとスタートが早かったこともあり、ASでの混雑はなかった。仮設トイレも渋滞なし。気仙沼フォンドは320人ほどと聞いたので、絶対数が少ないからかも。

06:26　紅のママチャリライダーは今回も出場！
私がエントリするサイクルイベントにはほぼ出場している。5月の若狭路センチュリーライドでも見かけた。興味深い存在である（笑）

06:58　輝く太陽
台風シーズンの9月にラッキーな好天。感謝である。

07:10　2ndエイド　雄勝AS（38km）
雄勝の定番ホタテの炭焼き。身が巨大で、甘味があってマジ美味しい^^　

単に高級品種なのか、それとも海の養分が豊富で育ちが良いのか…。プリプリ過ぎる食感♪　プライベートでも食べにくる価値がある。是非！

文明堂のどら焼き「月三笠」

文明堂の懐かしく有名なCM（昭和）
「カステラ一番、電話は2番、三時のおやつは文明堂～」
https://youtu.be/JhL5BymJvuo

08:07　3rdエイド　神割崎AS（60km）
鮭わかめごはん。徐々に腹がキツくなってきた^^;

ところで、、、実は雄勝ASの手前から快楽ライドにハマっていた。登り坂で前が詰まり、抜かしたいと思っていたところに軽快グループが横を通過。これは丁度いいと追随し、そのまま一緒にゴボウ抜き祭りをやってしまったのだ。

雄勝AS後も追随継続。女性含む5名ほどのグループだったが、結構頑張らないと付いていけないスピードで猛烈に脚を使ってしまった…。

08:56　快楽ライド終了
快楽ライドの中、突然の悲劇が。背中ポケットからスマホ落下。いろんな意味で「あーーーっ！」。グループはあっという間にグッバイとなった。

スマホはカバーが吹っ飛び、傷だらけ。割れたガラスで指を切りそうな状況orz　使用は出来たのが不幸中の幸いだった…。

09:18　歌津AS（85km）
細工蒲鉾（さいくかまぼこ）。緑色の部分がツール・ド・東北のマークになっている^^

グッバイで気が抜けたのか、脚の疲労を感じてきた。登り坂は極力脚を使わない省エネライドに強制移行と(T_T)　まだ半分にも満たないのに…。

10:08　大谷海岸AS（102km）
ピーナッツクリームサンド、いちごシャーベット

　気仙沼市の観光キャラクター「ホヤぼーや」

宮澤崇史さん、ホリエモンのチーム
宮澤さんの胸板の厚さは尋常ではなかった。ホリエモンはポッコリお腹でアスリート体形ではなかったが筋張った脚の筋肉から強さが感じられた。30km付近の登り坂で抜かして以降、着かず離れずだが、そろそろトレインで一緒に走りたいところ^^

ホリエモンは飲み物を冷やす水をもらって頭から豪快に被るなど、テレビで見るヤンチャな感じそのもので好印象^^　ただ強いオーラに話かける雰囲気はなかった。

10:35　震災復興伝承みやぎルート
トレイン走行中に撮影で止まると、ものの数秒で遥か彼方までおいていかれ、追いつくまで一人旅になる。撮影はキリがないので最低限にした^^

震災復興・伝承みやぎルート（国土交通省）
宮城県の沿岸部を南北に縦断し、漁業・海産物の魅力を生かしつつ、震災の遺構や伝承施設等を巡るルート

11:08　気仙沼港

11:10　漁船

11:11　手前の橋が気仙沼湾横断橋、奥のアーチ型の橋が気仙沼大橋

『全国でも珍しい大型のアーチが特徴で、橋の長さ(アーチ支間長)は297mで東日本で1番。橋の両側には転回場があり、車を停めて橋のたもとに降りたり、実際に歩いて渡って楽しむことができる。』
https://rurubu.jp/andmore/spot/80124029

橋は本州と気仙沼大島を結び2019年に開通。それまでは船しかなかった。気仙沼大島は、私が小学生の頃複数家族で、そして私の子供が小学生の頃にも訪れた想い出の地である。

11:43　波路上・伝承館AS（127km）
ホタテ炊き込みご飯、磯のりのみそ汁

気仙沼市東日本大震災遺構･伝承館
津波は校舎４階に到達。生徒は全員避難し亡くなった人はいなかったようだが、説明を聞いて当時の様子を想像し涙が出た。HPをみると映像や写真で当時の様子が詳しく知れるようなので是非どうぞ。私も機会作って訪れたいと思った。

13:02　歌津AS（149km）
口どけプリン。写真撮影し忘れ(^_^);

13:38　ホテル観洋AS（161km）
フカヒレスープ

応援メッセージ

ASからの眺め

ここは南三陸フォンドのASでもある。彼らも100km近く走っており、全体的にお疲れモードだった。私も頻繁なアップダウンで脚を酷使しヘロヘロ男。精神的にキツかった。

ホリエモンの一行は宮澤さんが先頭を引っ張り、上り坂は超ゆっくり、下りと平坦路は高速というパターン。私も一時、トレインに混ざることが出来た^^

14:19　北上AS（182km）
冷やしわかめうどん　＆　味付けめかぶトッピング。腹に余裕がない中で、流し込んだ。気温高く、終始汗だくだったので、めかぶの塩味が体に染みた^^

サーモンカツカレー
エイド食「余ってるのでどーぞー」の声が聞こえ、北上フォンドで提供のカレー頂く。
腹パンパンなのによく食うな（自分）汗

さぁラスト30km。いよいよ北上川沿いの平坦な高速ゾーンだ。丁度、ホリエモンチームが出発したので後を追いかけた^^

先頭を引く宮澤さん、終盤ヘロヘロな民を30km/hオーバーでゴボウ抜きまくり大会♪　私も恩恵に預かり何とも気持ちがよかった^^　気持ち良すぎで各種ホルモンが脳内分泌。脚も蘇ってギンギンに漕げるぜよ(^_^)　途中、大軍団の追い抜きと信号に捕まりグッバイとなったが、別の高速チームに追いついてゴボウ抜きまくり大会を継続。先頭交代しながら30km/h超で巡行、27-8km/hの別のトレインを軽やかにチギる快感を堪能した。気持ちイイ～

16:16　駐車場着
ゴールが近づき信号が増えたあたりで流しライドに移行。あー満喫したと、快感に浸りながら石巻専修大学にGoalした。16時ジャスト！

天候にも恵まれ、膝痛などの体調不良もなく、最後は脚も蘇り大満喫。やはりライドイベントは楽しいぞーーー。お疲れ！！

10kmごとのラップタイム。快楽に負けて飛ばしたのがラップ3～6。その影響で中盤以降はヘロヘロ男。連続するアップダウンに翻弄される我慢の走りとなるが、徐々に回復して、ラスト30kmは追い風とアドレナリンでAve35km/hと自己最速を記録した。

まとめ
第10回の節目に気仙沼フォンド210kmで参加し完走。10年前、100kmも走れば膝痛で行動不能に陥っていた自分が嘘のようだ^^　継続は力なりである。

復興が進み、目に見える風景からは「震災の傷跡」が感じ難くなっている。意識的に震災の情報を発信し、風化を遅らせるような行動をしていきたい。

・妻と娘が仙台の自宅で被災当時の様子（2011年3月）
・福島第一原発被災地ライド（2023年9月）

当日のスケジュール、準備など