9月27日長野県にある焼岳に登った。
焼岳は北アルプス唯一の活火山で、1915年(大正4年)の大噴火では泥流が梓川を堰き止め大正池を形成した。火山活動によって度々登山規制が敷かれ、焼岳北峰の溶岩ドームに立つ事が出来るようになったのは1991年と比較的最近だ。因みに南峰は火山性有毒ガスの危険があり今も立入り禁止である。
焼岳には登山ルートがいくつかあるが、最も人気がある上高地ルートはマイカー乗入れ規制とそれに伴う駐車料、バス費用に3000円近くかかる。そこで、往路は新中の湯ルート、復路は上高地ルートを選択。新中の湯ルート登山口近く(10号カーブ付近)にある無料駐車スペースを利用し、帰りはバスで中の湯で下車し徒歩で戻る計画だ。バス停から駐車場所までは徒歩で1時間近くかかるのと駐車場所の競争率が高いのが難点だが、登りと下りで違うコースを楽しめる点と交通費節約メリットは大きい。
■行程
2009年9月26日
18時50分 アパート出発
21時20分 新中の湯登山口駐車場着
22時00分 車中泊就寝
2009年9月27日 晴れ、山頂付近はガス
05時00分 起床
05時50分 新中の湯ルートより入山
07時50分 焼岳(北峰2444m)山頂着
08時30分 上高地ルートより下山
09時20分 焼岳小屋
11時20分 田代橋
11時50分 上高地バスターミナル(タクシー利用)
12時30分 新中の湯登山口戻り
■登山時間
登り 2時間00分
下り 3時間20分
競争を勝ち抜き駐車場所を確保。到着時は3台目だったが翌朝には全て埋まっていた。因みに駐車禁止では無いため路駐も多くここら一帯で30~40台は駐車可能と思う。
前夜就寝は22時。夜中の大きな雨音で一度目覚めたが再び熟睡し朝までよく眠れた。車中泊にもずいぶん慣れたと思う。
翌朝は5時に起床し5時50分に入山。のっけの急登はがんばり過ぎずペースを抑え少し汗ばんでから序所にペースを上げる。
1時間ほどで下堀沢出合に到着。赤く色付いたもみじの背後に焼岳が見える。左側が南峰、右側が北峰だ。
今日は絶好の登山日和。山頂での眺めに期待膨らむが…。
下堀沢出合を過ぎると森林限界を超え、ガレ場そして岩場の急登と続く。
シューッと音を立てて水蒸気を噴出す岩場。頂上に近づくほど、この様な噴出しが増え、硫黄臭も強くなっていく。活火山に相応しい山の息遣いである。
7時50分焼岳(北峰)山頂着。
連続する急登に疲れたがあっという間の2時間だった。山頂に着く頃には一面ガスに覆われ眺望ゼロとなる。途中まで快晴だっただけに非常に残念。
山頂でガスが切れるのを待っているうちに埼玉の登山者と仲良くなった。
20歳の頃、山岳部出身の同僚の影響で登山にハマルが、その後30年ほどブランクがあり、3年ほど前から単独登山をするようになったとのこと。今年は既に27の山を制覇したというから「週末は山」状態を春から続けていることになる。話の流れで一緒に上高地コースを降り、タクシー割り勘で同じ駐車場に戻ることになった。
上高地ルートはコースが変化に富み眺めも素晴らしかった。かなりお勧めと言わざるを得ない。写真は焼岳の山肌だがもろい火山灰が堆積して出来た斜面は雨による侵食が激しく、至る所で樹木ごとえぐられ高さ30~50mはあろうかという絶壁が形成されている。見事な景観である。
田代橋からの5峰。清らかな川と急峻な山稜は絵になる風景だ。避暑地として人気があるのも頷ける。5峰の奥に続く穂高、槍ヶ岳には来年必ず登頂したい。
11時50分、上高地バスターミナル到着。ここまでの約2kmは林道と遊歩道の平な道が続き、完全な観光地仕様だった。タクシーに乗って駐車場所に戻り埼玉の登山者と別れた。


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