27.上高地・涸沢・奥穂・前穂MTB登山(反時計周りテント泊)

穂高岳

仕事と天気で約1.5ヵ月ぶりの山行は、紅葉狙いで北アルプスの涸沢カール。ピーク期はテント1000張り、トイレ1時間待ちという悪しき前例があり勘弁なので、ちょっと早めに狙って見事にスカされてきた(紅葉は3割ぐらい)。しかし天気はド快晴で紅葉など忘れるほど大満喫の山行になった。

■メンバ 単独
■行程  2013年9月28-29(土・日)完璧な快晴、最低5℃以下

◆初日
04:13 釜トンネル
05:00 バスターミナル
06:48 徳沢
07:56 横尾
09:04 本谷橋
10:36 涸沢
14:41 穂高岳山荘

時間 10時間28分
距離 -
累積標高差 -
0929map.jpg
妻には新穂高を起点に笠新道から抜戸岳の稜線を歩き双六でテント泊、西鎌尾根から槍を目指し、南岳新道で右俣林道へ降り新穂高に戻るルートを伝えていた。しかし気になっていたことがどうしても解消されず移動中に第二候補の涸沢に変更することにした。

当初計画の懸念点
・2日間とも12時間超のコースタイム
・9月末で陽が短い
・紅葉時期のため新穂高の無料駐車場が満車の可能性があり鍋平スタートになると更に時間がかかる
・重いテント装備
・1.5ヵ月ぶりの山行
・新しい登山靴で靴ずれの可能性高い
0928-0413kamaton.jpg04:13 釜トン
安房峠の旧道、中ノ湯付近の路肩空地に路駐しMTBで出発。テント泊装備でザックが重いのと睡眠不足で釜トンはオール押し歩きであった。
0928-0500busterminal.jpg05:00 上高地バスターミナル
釜トンは5時少し前にゲートオープンしたらしく上高地到着直後にタクシーが群をなしてなだれ込んできた。出発が10分遅かったらタクシーの荒波に飲み込まれていただろうアブナイアブナイ。さぁMTBをデポして本日の精神的な核心部コースタイム3時間10分の上高地-横尾ロング歩行をスタートしよう。変化乏しい山道の一人歩きは試練である。
0928-0546hodaka.jpg05:46 明神
大半の登山者は河童橋を渡って行った。横尾方面は少なく必然的に一人黙々と歩くことになる。
0928-0804yokoo.jpg08:04 横尾
今回はNEW登山靴。以前のは0.5cm大きかったが山行の度に爪が黒血になってグラグラし数か月でボロッと剥がれるパターン。我慢して使ってきたが耐え切れず1cm大きいものに買い替えた経緯である。しかし今回は激しい靴擦れに悩まれることに…。明神で絆創膏、徳沢でテーピングを貼るが両足に出来たマメがヒリヒリ状態泣きが入った。最初はしょうがないのは分かっているがシンドイ…。
0928-0902byoubuiwa.jpg09:02 屏風岩
0928-0904hontanibasi.jpg09:04 本谷橋
ほぼコースタイムで本谷橋着。下山者と登山者が入り混じって結構な人口密度となっている。とりあえずスルー。
0928-0935karasawa.jpg09:35 涸沢手前Sガレ付近
0928-1037karasawahyutte.jpg10:37 涸沢ヒュッテ
上高地から5時間半ほぼコースタイムで到着。ぐるっと見渡すとナナカマドが紅い程度で全体としては30%ほどの紅葉、雑誌で見た最盛期の華やかさは感じられなかった。しかしいかにも北アルプスな岩稜は見応え十分。澄み渡る空に映えて実に素晴らしかった。十分満足^^
0928-1038.jpg涸沢ヒュッテのテラス
解放感抜群! 今シーズンは何トンのビールが消費されたんですかね。
0928-1039tenba.jpgテント場
この広大なガレ場に1000張とは想像しただけでも壮大である。紅葉ピークよりも「テントの花」目当てに大混雑期に突っ込むのもアリではないだろうか。
0928-1040karasawagoya.jpg涸沢小屋と北穂
0928-1053karasawagoya.jpg10:53 穂高岳山荘へ
涸沢・穂高 Movie & Talk Sessionの山口さん、宮田さんにお会い出来たしそろそろ出発しますか。山荘のテント場が埋まると厄介なので長居は禁物である。ラスト2時間半ガンバです。
0928-1102yuki.jpg11:02 涸沢大雪渓
この雪解け水を利用しているのか涸沢ヒュッテの水は無料で使い放題であった。
0928-1140maeho.jpg11:40 前穂から延びる北尾根
0928-1718.jpg14:41 穂高岳山荘
釜トンから10時間半、上高地から9時間40分。1.5ヵ月というブランクのせいか、仕事多忙の睡眠不足のせいか…いずれにしてもスピード感乏しいヘロヘロな一日であった。山荘手前のラスト10分は息が上がってシンドかった…。
0928-1441hodakadakesanso.jpg大賑わいの山荘
この日は布団1枚に2人寝だったようだ…。
0928-1651.jpg涸沢を見下ろす
これで100張くらい。この10倍って本当に凄い!
0928-1746tento.jpg穂高岳山荘テント場
整備が行き届いて素晴らしかった。手前が私。
・風上に風よけの岩壁
・整地された地面
・水はけも良さそう
・山荘(トイレ)が近い
・ご来光が見えるロケーション
0928-1719.jpg夕陽にきらめく山荘
0928-1729.jpg日の入り観賞で賑わう白出沢側
気温は5℃以下と手がかじかむ寒さである。朝晩は既に冬です。
0928-1733.jpg17時33分感動の日の入り
遮るものが無い完璧な日の入りは久しぶり。ジワーッと心に染み渡る感動にしばし言葉を失う。これだけで山に来た甲斐があった。全てに感謝である。
日の入り頃に何度か小屋に出入りしたが人人人で物凄い状態だった。食堂も満席、自炊の椅子も満席、ストーブを囲む談話コーナーも満席。紅葉ピーク時は布団1枚に3人とかだけでなく、全ての場所でイモ洗い状態になるのだろう。想像すると恐ろしい。
自分の夕食は15時には済ませていたので、日の入り後はテントに戻り、翌日の準備をして18時半にはヌクヌクの暖かい寝袋に入った。あー気持ちいい。至福の時^^
就寝時の防寒装備
・夏用シュラフ
・シュラフカバー
・長袖長ズボンにダウンジャケット
・朝3時半のテント内気温10℃
これで十分暖かく持参したホッカイロの出番なし。
◆二日目
04:50 穂高岳山荘
05:34 奥穂
07:36 前穂
09:48 岳沢ヒュッテ
11:53 上高地
12:45 釜トンネル
時間 7時間55分
距離 -
累積標高差 -
0929-0458koya.jpg04:58 取り付きの急登より
18時半就寝のため3時半目覚ましに1コールでスッキリ起床。完璧に疲れが取れた。テントのバタツキ音で目が覚めるほど強かった風も収束。星空も綺麗。これは行けるで! 朝からマルちゃん正麺を平らげて4時50分岩壁に取り付く。
0929-0501nobori.jpg05:01 急な岩登り
日の出前から渋滞の岩壁。それにしてもヘルメットの後頭部がザックに当たって上を向けないのは何とかならないだろうか…。
0929-0514suiheisen.jpg05:14 地平線
日の出は5時半過ぎ。あと15分ちょいしかない。写真ばかり撮ってないで先を急がねば。タイムアウトは洒落にならん。
0929-0517nobori2.jpg05:17 上部岩稜
岩のテラスで直登ルンゼを覗き見てスキー滑走の緊張を思い出したりした。対面からは絶壁に見えるなぁ
0929-0529kasa.jpg05:29 笠ヶ岳
0929-0533okuho.jpg05:34 奥穂山頂
約40分ギリギリセーフで到着。写真の順番を待って祠をバックに記念撮影。奥穂は今回で3回目の登頂になった。さぁ間もなくショータイムである。
0929-0536goraiko.jpgご来光
5時36分 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! である。視界全体が紅く染まる光景は感動の極致。賑やかな周囲の話声は一切聞こえず見入ってしまった。素晴らし過ぎる。やっぱり山はいいなぁ。
0929-0533fujisan.jpg富士山
十分余韻に浸ったら360度パノラマを楽しんでおこう。まずは遥か遠方の富士山。世界文化遺産登録された記念すべき今年7月駿河湾からのSea To Summitを達成したのは一生の思い出である。
0929-0533jan.jpgジャンダルム
奥穂から西穂へのバリエーションルートは来年こそチャレンジしたい。
0929-0533kurog.jpg黒部五郎、水晶、鷲羽、槍ヶ岳
0929-0533douhyou.jpg道標
標高3000m超の高所からどこまでも見渡せる眺望を堪能。お腹満腹ボチボチ出発としよう。下山は、吊尾根から前穂に登頂し、重太郎新道で上高地に降りる。
0929-0600karasawa.jpg06:00 涸沢を見下ろす
朝日眩しい涸沢カール。紅葉は少し早かったが素晴らしい景観をゴチになった。
0929-0600kitahomanryou.jpg06:00 北穂
涸沢から北穂に延びるこの急な尾根が南陵ルート。稜線少し下にあるテント場は南東方向の眺望が抜群なロケーションに見える。
0929-0615turione.jpg06:15 吊尾根を振り返る
全体的に右斜面トラバース。紀美子平まで2kmにも満たないがコースタイムは1時間半としっかり。確かによじ登り系の岩稜の連続だった。
0929-0629jonen.jpg06:29 涸沢カールと常念岳
右奥のトンガリが常念岳。大天井、燕も確認出来る。涸沢ヒュッテは依然として前穂の日陰に入っていた。
0929-0639turione.jpg06:39 吊尾根を進む
紀美子平には着きそうで着かない。
0929-0651hodakarenzan.jpg06:51 大迫力の穂高連山
0929-0729ontake.jpg07:29 前穂山頂手前より
一番奥から手間に向かって御嶽、乗鞍、焼岳、霞沢岳、明神岳。紀美子平から前穂山頂はルートミスしあらぬ方向からのアプローチとなってしまった。お恥ずかしい…。踏み跡多くミスし易いのでご注意を。
0929-0736maeho.jpg07:36 前穂山頂
ほぼコースタイム。初めての前穂は大混雑だったが時間が早いせいか山頂は私の他に1人のみ。紀美子平からの往復でも10人ほどであった。早朝はほんと静かです。
0929-0736okuho.jpgジャンダルム・奥穂・北穂
0929-0736ontake.jpg紀美子平へ
7時55分静かな山頂を後にする。因みに重太郎新道では大勢の登山者とすれ違ったので静かなのは朝だけだったと思われます。
0929-0844jutaro.jpg08:44 重太郎新道振り返り
急な岩場の連続だった。
0929-1002dakesawagoya.jpg09:48 岳沢小屋
約1時間で岳沢小屋着。朝飯から6時間経過し腹ペコ。脚の休養も兼ねてガスを使ってリゾットを食べることにする。山行途中のガス調理は滅多にしない自分だがこの後は上高地まで平坦路を下るだけなのでノンビリ過ごすことにした。40分ほどマッタリし小屋出発は10時半。
0929-1045maeho.jpg10:45 奥穂を振り返る
0929-1147kamikoti.jpg11:47 上高地のビューポイントからの奥穂
素晴らしい眺望と感動をありがとう! ソフトクリームで一服したらラストのMTBを漕ぐぜよ。帰りもキツイ登りが結構多いんだよねぇ~
備忘録
・9月末の山は冬装備必要。基本的に氷点下を想定しておく。
・日中は暖かくというか暑いくらいで下山時は半ズボンだったが陽が陰ったら一気に冷える
・防寒具としての手袋、帽子、ダウンジャケット必須

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コメント

  1. 多摩太郎 より:

     お早うございます。
    穂高の周回いいですね。やっぱり山は天気が一番です。
    紅葉もかなり進んでいるようで、今週末あたりが一番染まりそうですね。

  2. 管理人 より:

    多摩太郎さん
    日の入りとご来光どちらもバッチリは久しぶりでした。。
    夏山の涸沢は初でしたが風景が素晴らしいですねぇ。