週末は試練のMTB薬師スキーを考えていたが直前にYASUHIRO氏の山行報告「46奥穂直登ルンゼ 2011.5.18」を目にして奥穂もスキーが出来る事を知り急遽変更。こちらもMTBを活用し14時間、55kmの日帰り山行に完全燃焼してきた。
■メンバ 単独
■用具 freeride164cm、ディアミール、ガルモントアドレナリン
■行程 2011年5月21(土) 快晴、序盤一時強風、後半無風、6~10℃
21:50 中の湯着
22:30 車中泊就寝
02:20 起床
03:05(1412m)駐車場所出発
03:58(1463m)河童橋
04:43(1520m)徳沢
05:13(1577m)横尾
06:32(1786m)本谷橋
08:13(2253m)涸沢ヒュッテ
10:37(2983m)穂高岳山荘
11:50(3190m)奥穂高岳山頂着
12:14(3190m)奥穂高岳山頂発
13:05(2983m)穂高岳山荘
14:32(1786m)本谷橋
15:27(1577m)横尾
17:02(1412m)駐車場所着
時間 13時間57分
距離 55.5km
累積標高差 ±2709m
03:08 1340m 釜トンネル
本日の山行は標高差、距離共にあり12時間超が確実だった。睡眠時間を確保せねばと支度急ぐも現地着は22時少し前。4時間しか寝られなかった。例によってMTB膝痛が心配になるが①踵漕ぎ、②急坂は降りて押す、の作戦で中の湯を出発する。
驚いたことに奥穂MTBスキーは私一人ではなかった。駐車場所の5名ほどのパーティと釜トンネルでお話した一人。前者は話はしていないが3時過ぎにスキーを背負ってMTBに跨るということはほぼ間違いないだろう。YASUHIRO氏のHPの影響の大きさを改めて実感する。
04:30 1498m 河童橋より先はダート
MTBに固定したスキーが激しく揺れる。すぐ緩み後輪タイヤに接触するので締め直しを繰り返す。スピードも上げらず効率悪し。スキーはMTB固定が断然楽だがダートでは背負った方がよさそうだ。
04:43 1519m 徳沢
広いキャンプ場にはテントが10張りくらい。この時期利用者はまだ少ない。
05:32 1587m 横尾
出発から2時間半で到着。釜トンネル以外は勾配が緩くここまで疲れは無い感じ。膝痛の予兆も無い。泊まりの登山者に山の状況を聞くとここ2日間は快晴、風も弱く、高温。午後には雪が腐るとのことだった。自転車をデポ、兼用靴に履き替え出発。
6:32 1786m 本谷橋
横尾谷に沿って平らな山道を進む。30分くらいで雪が出てきた。左手、谷から1000m近く一気に立ち上がる屏風岩の迫力に見惚れているうちに本谷橋に到着。
7:12 1971m 涸沢
本谷橋を渡ったところでアイゼンを装着した。涸沢を右に見ながらトレースに沿って進む。2回ほど底が抜けるが難儀する程ではなかった。ザイテングラードが見えるあたりでスキーに履き替えた。
8:16 2270m ザイテングラード
涸沢ヒュッテから穂高岳山荘までのザイテンングラードは標高差300m程だが急勾配で近そうで遠い。山荘まで2時間半を要した。とにかく息が上がる。
下部では3回ほど小さな落石があった。静かに転がってくるので注意が必要。
11:04 3016m 岩壁からの北穂
穂高岳山荘先の岩壁は浮石が多く落石に要注意である。こんな落ち易い場所にこの大きさはヤバイでしょう的状態。岩に血痕もあり事故も起きているようだ。写真は岩壁上部からの山荘と北穂高岳。
12:02 3190m 奥穂高岳山頂
出発から9時間、山荘からは1時間10分を要した。辛い山行だっただけに達成感も一入である。ジャンダルムをバックにした写真は使い込んだアイゼンをお持ちの単独女性に撮影して頂く。構図を考えて頂いたので非常にいい写真を残すことが出来た。ありがとうございました。
ジャンダルム(3163m)
笠ヶ岳(2897m)
北アルプスの山々
標高3000m超の頂から見る残雪の美しい山々。全ての事に感謝しなければと真面目に思う。
イメージ画像
槍ヶ岳(3180m)
登山者が少ない残雪期に登頂を果たしたい山だ。
イメージ画像
13:31 2983m 穂高岳山荘前
山荘までの下りが本日最大の核心部。ピッケルを突き刺し残雪トラバース、岩壁はホールド出来る岩を探りながら3点確保で慎重に進む。実にシビれた。
難所の後は山荘前で大休止そしてスキー滑走である。ザイテングラードは極上ザラメだった。所々デブリと落石が転がっているが滑走を楽しめる斜面状況だった。しかしヒュッテ付近からは雪が腐り安全確実に滑って降りるのみ。
13:52 2275m 奥穂そしてザイテングラードを振り返る
感動をありがとう!
涸沢左岸の落差ある東稜
14:32 1786m 本谷橋
ここまで滑れた。デブリに隠れた石を何度かやっつけるがソールは既にボロボロなので気にしなかった。さぁここからは板をザックに背負って1時間の山歩きをがんばろう。兼用靴は疲れるがガンバです。
15:27 1577m 横尾
出発から12時間経過し疲労感大。しかしここから15km超のMTBが待っている。快適クルージングのつもりが「アレ、こんな坂あったっけ?」予想以上に登りが多く汗ダラダラの世界だった。汗が目にしみて何度も拭った。
17:02 1412m 駐車場所着
14時間山行に完全燃焼。膝痛も無く気象条件にも恵まれた。日頃から誠実に行動しこの幸運が続くように努めたい。
さて来週は子供運動会のため仙台に帰省する。のんびりと過ごす事が多いが今回は滞在1.5日間に運動会、車検、家庭菜園植え付け、デジカメ修理依頼など盛りだくさんだ。
時間 13時間57分
距離 55.5km
累積標高差 ±2709m
備忘録
・河童橋の先から横尾まではダート路面のためスキーはザックに背負うしかない
(MTBに取り付けた今回は何度も締め直し低速走行を余儀なくされた。帰りは背負って快適走行)
・アップダウンが多く帰りも辛い
・ザックにスキーを背負い、ヘルメットを被り、スキー靴を履いて、MTBを漕ぐ。観光客が多い河童橋付近ではかなり目立つ事を覚悟すること
・核心部は山荘すぐ先の岩壁。兼用靴での登攀は難易度高く細心の注意を要する。
・また浮石が多く前後に登山者がいる場合は落石には十分注意すること
・本日の登山者は30名ぐらいで8割が登山、2割がスキーだった。涸沢、横尾に泊まり二日目に登頂下山するパターンが多いようだ。


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