飯豊連峰北南一気通貫テント2泊縦走+MTB周回(東俣彫刻公園起点、雷とスコール、アブ地獄)

飯豊山



会社のリフレッシュ休暇を利用して、テント2泊での飯豊連峰の北南一気通貫縦走とMTBでの戻り周回を達成。未明の雷とスコール、MTBでの股スレ試練、東俣彫刻公園での絶望的なアブ地獄など盛りだくさんだった。

■メンバ 単独
■概要    
07/29(土) 大日杉登山口にMTBデポ、東俣彫刻公園にて車中泊
07/30(日) 東俣彫刻公園より入山、頼母木小屋テント泊
07/31(月) 御西小屋テント泊
08/01(火) 大日杉小登山口下山、MTBにて東俣彫刻公園戻りライド68km 

3日間トータル
 登山 25時間14分、49km、↑3915m、↓3522m
 MTB  5時間31分、68km、↑689m、↓1175m

07/30(土)晴|曇り、小国32.9℃
 04:35 東俣彫刻公園
 07:50 カモス峰
 11:30 朳差岳
 13:45 頼母木小屋
 行動時間 9時間9分

07/31(日)曇り|晴、小国31.5℃
 06:00 頼母木小屋
 08:18 門内岳
 09:20 北股岳
 10:31 梅花皮岳
 13:42 御西小屋
 行動時間 7時間42分

08/01(月)晴|曇り、小国30.9℃
 05:36 御西小屋
 06:42 飯豊山
 08:59 切合小屋
 11:43 地蔵岳
 13:36 大日杉登山口
 行動時間 7時間59分
 — ここからMTB —
 13:37 MTBスタート
 13:48 食堂とも子(休憩、自転車モードへの変更)
 15:05 九才峠
 16:16 子持峠
 16:38 R113
 17:26 飯豊温泉分岐
 18:14 大石ダム分岐
 19:08 東俣彫刻公園

背景
会社勤続15年のリフレッシュ休暇は5日間。妻の機嫌などタイミングを伺いつつ話を切り出し、自分時間に使わせてもらうことに成功^^ 「いつか果たしたい」な夢だった後立山連峰の栂池→針ノ木テント泊縦走をやるチャンスを得た。綿密に計画してあとは出発するだけの状態だったが、まさかの雷予報に涙の中止決断…。その代替で飯豊連峰の北南一気通貫MTB周回にした経緯だ。

課題
昨年10月にざっくりの検討は終えていた。「登山」は2泊3日の縦走で難路もないので懸念は特になし。問題は「MTB周回ライド」である。

①テント装備17kgを担いでの68kmライド
②峠越え
③体力の余力
④幹線道路R113の交通安全面

①は、テント装備を担いでMTBを漕いだ実績と、下り基調から68kmは十分可能。
②は、九才峠が獲得標高150m、R113から大沢ダム間も100m、と難易度は低い。
③は、1ヵ月に及んだ体調不良(6月)による体力低下に不安あるが、過去実績からは十分可能。
④は、複数照明と安全運転で対応。

「出来なくはない」感じ。悪天、MTB故障など非常事態はタクシーを使うことでGOを決める。後立山の代替で、普段やれないBig山行にしたい思いもあった^^

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04:30  東俣彫刻公園登山口の駐車場
前日、大日杉登山口にMTBをデポし、MTBで走るルートを確認しながらドライブした。68kmはやはり遠い。最終日は余力を持って下山する、この重要性を再認識する。

駐車は6台可能で自分含め3台だった。

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04:33 東俣彫刻公園より入山
3時40分目覚まし、軽く食べて、4時30分過ぎ入山。私が先頭だ。

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05:04  金山の清水

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05:40  林道終点
林道は3か所ほど崩落し、車の走行は不可。歩行は問題なし。

ハッカスプレーをしていたがアブ・ブヨが酷く、常に体の周辺を飛び回り、何か所か刺された。止まらないように手を大きく振って歩くと余計に寄ってきて、腕を振るたびに2、3匹が腕に命中する恐ろしい状況だった…。

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05:48 ブナ林

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06:13 東俣第2橋

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07:49 カモス頭(カモス峰)847m
第2橋から急登になり17kgのザックが重かった。胸突き八丁の1歩に「フンッ」と声が漏れる。登りは心拍150が丁度よい私だが170ペースだ。ゆっくり登っているのに息が上がった…。汗の量も尋常ではない。

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08:03 枯松山と西俣ノ峰

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08:32 アルミ箔の岩塩
時々つまんで口に入れた。より喉が渇き水の消費が早まるが、体の水分量が維持されれば脚ツリや痙攣の防止になる。因みに水は2.2L持参(今日のゴール地点頼母木小屋で丁度飲み切る消費量だった)。

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08:39 権内ノ峰 1001m

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08:40 遥かに前朳差岳 1534m
樹林帯の蒸風呂から解放されるとお次はギンギンに刺さる日差しと。時折吹く風は涼やかで気持ちよかった。

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10:24 服装
久しぶりにサンショードを使った。首の直射を防ぐと涼しく感じる^^ ズボンは膝上までまくって半ズボン状態。


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10:42  空の状況
標高1500mでは青空が見えるが、間もなくガスの中に入る。

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11:16 長者平

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11:16 池塘


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11:30 朳差岳 1636m
ガスラマ(ガスのパノラマ)で眺望なし(笑) 出発から5時間。稜線の風で汗は落ち着いたが、カモス峰までの登りで体力を使いヘロヘロ男だ。

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11:30 朳差小屋
無人の避難小屋で水場は不明。雪渓の雪解け水があるらしいが。

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11:50 稜線はガスゾーン
写真は時折ガスが切れたタイミングで撮影(^_^);


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12:18 鉾立峰 1573m
360度ガスラマ。ここ数年、ガスラマ率高いな…。

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12:45 大石山 1562m

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13:45 頼母木小屋
出発から約9時間、重荷にヘロヘロで到着。9時間は長い方ではないが、荷が重いと体力を使う。暑さ要因も大きいが…。

頼母木小屋情報

・収容人数 小屋20人、テント場10張
・協力金  小屋泊2000円/人 テント場1000円/人
・水場   小屋脇(無料)
・トイレ  あり
・販売   ビール350ml、ジュース類(500円)
      登山バッチ
・予約   出来ない=不要

強烈にビールを欲したので、受付してまずビールを1杯^^ ほぼ一気飲みだった(笑)
テントを張り、体を拭いて、着替えたあと、先着方々の山話に混ぜてもらった。

山形在住の親子と、大阪からの単独。その後、同じ仙台からの単独の方も合流。昨日の猛暑について聞くと「登山人生で最も汗をかいた」とのこと。今日も暑かったが昨日は次元が違ったようだ。金沢に住んでいた方もいて、白山話に盛り上がり楽しかった。

仙台の方は避難小屋泊で宮城近県の山を歩くことが多いそう。今回はテント泊だった。登山歴は5年ほどとお聞きしたが、炊飯やテント設営/撤収など手際が良くベテランな様子。炊飯は湯気の匂いで火を調整するのが肝。飯豊のベストは6月で、稜線に咲き乱れるハクサンイチゲは一見の価値がある等、教えて頂いた。東北はテント場が少ないが、その分、避難小屋が多い。テントに拘るのではなく、避難小屋を使った縦走も面白そうと思った。

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水場

炊事場
コッヘルで米2.5合を炊くが失敗…。火力が弱すぎたのか「表面がベトベトなのに芯が硬い」。食感は悪いが、この飯で注目のカレーを頂く。

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「天下一品 こってり 咖喱」
https://www.tenkaippin.co.jp/kotteri-curry/

ウエルシアでたまたま見つけて興味本位で購入。こってりラーメンのスープをイメージしていたが、強めのスパイス感があるものの「こってり」感は低めで、ラーメンのスープとは別物な印象。

「また買って食べたいですか?」と聞かれたらNoかな。。
やはり天一はラーメンで食べるのが正解と思った。

残ったお湯で作ったココアをすすりながら明日食べるおにぎりを握る。味はちりめん山椒、明太マヨ、海の幸6種、の3種類。塩分補給のため振りかけ量多めで仕上げた^^

日の入り前のガス切れゴールデンタイム

テントはAIR RAIZ1/ARAI TENT 1人用、1.36kg、2010年購入。12年経つが機能的には問題ない(撥水性や縫い目の液密性は落ちているかも) 

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門内岳 1887m

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朳差岳1636m。小屋が目視できた。

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尖った頂きを持つ稜線は権内尾根だろうか?

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18:47 日の入り
超ラッキー。ガスと諦めていたが拝むことが出来た。充実した1日に感謝!

初日まとめ
・東俣の林道でアブ地獄
・カモス峰の急登が多湿の樹林帯で滝汗をかく。心拍170で体力を消耗
・稜線はガス
・花に癒された
・右足の外側踝付近に痛みあり(おそらく靴下のシワが原因)
・炊飯に失敗

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04:47 まさかの寝坊…
日の入り写真の撮影を終えて寝袋に入り「あー、疲れた」と横になったら、目覚ましをセットせず、そのまま寝落ちしてしまった。目が覚めたら4時半と(T_T) 御西小屋から軽身で大日岳をピストンする計画が微妙になった。雷の予報も出ており早め行動が必要な日なのに…。

04:54 ご来光
昨日の右足踝の痛みは残っているが、筋肉痛はなく体はOK!
 

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04:57 気温16℃ヒンヤリする朝。長袖を着ないと寒いほど。下界とは大きな違いである。

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05:19 頼母木山と門内岳

急ぎで朝の食事、テント撤収、パッキングをするが、手際が悪く情けなかった(T_T) テント収納袋が行方不明、携行するものを間違ってパッキングして全取り出し、等々。久しぶりの宿泊登山だったとはいえイマイチだなぁ。強く反省。

朝飯は昨日作ったおにぎり1個、みそ汁、ココアと軽めにして、6時ちょうどに出発。先頭出発の予定が最終出発者になってしまった(汗)

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06:06 グッバイ頼母木小屋

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06:10 素晴らしき広大な草原

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06:19 頼母木山1730m

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06:20 頼母木小屋、朳差岳を振り返る
ガスの前にこの眺望が見れて良かった^^

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06:49 地神北峰より
さらに進んで振り返る。少し前に出発した仙台テント泊の方に追いつきお話。当ブログを紹介させてもらった。

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06:50 東側の眺望
幾重にも織り成す山の波が美しい。

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07:00 稜線は低木、草系
権内ノ峰からずっとこんな感じ。実に快適♪

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07:10 地神山 1850m

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07:10 ピークを越えるごとに新たな眺望が^^ この繰り返し♪

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07:16

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07:17

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07:17 梶川尾根

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07:41 梶川尾根分岐

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07:50 胎内山より
ガスタイムの始まり。ここまで眺望が見れただけでヨシとしよう。

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07:54 昨夜作ったおにぎり。これは海の具6種という味。米はイマイチだが具は美味しかった^^

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08:10 ガスの稜線
花は綺麗だが眺望が。。

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08:11 癒される^^

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08:12 門内小屋


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09:21 北股岳 2024m
ガスラマに感動なし…。

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09:42 コバイケイソウの群生

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09:53 石転ビ沢
今年のGWに山スキーで源頭部まで登った。上部は40°超の急勾配だが、アイゼンがよく噛み恐怖感は無かった。難易度、登り応えがあるよい沢だが、前半の飯豊山荘からの長い平坦路歩きがネックなんだよな。。

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09:53 梅花皮小屋

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10:26 梅花皮岳
頂上が絶壁である。山スキーでここからドロップインするのはなかなかハードだ。転倒しても、板が外れてもあの世行きとなりそう。

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10:28 梅花皮岳からの本石転ビ沢
ドロップポイントはここか。核心部は急峻に切れすぎて目視出来なかった。ひぇ~

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10:36 残雪とお花畑
ガスが邪魔だなぁ~ 実際のお花畑は写真よりも綺麗です(^_^)

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10:55 烏帽子岳 2018m
ここもガスラマである(T_T)

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11:31 長ーーーいトラバース路の始まり
烏帽子岳から御西小屋まで3.5kmは、南東向き斜面で西風が来ない。初日にカモス峰でお話した登山者によると、前日7/29は猛暑を極めたらしい。熱中症の1歩手前だったそうだ。

因みに御西小屋管理人によると、7/29はテントが暑すぎて小屋泊に変更した人もいたそうだ。自然環境の激変は地球の悲鳴なのか…。

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11:55 御手洗ノ池

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12:24 残雪トラバース
写真では分かり難いが左の雪が数10m続いていて、滑落すると面倒なシチュエーション。下り傾斜なのも嫌だった。雪に足を載せるとメチャ滑ったので右の土斜面から巻く。

また6月など残雪期は10本爪アイゼンが必須と思ったメモメモ 残雪期は稜線の上端を歩くのかもしれないが、サイドにシッカリとした爪があるアイゼンが安心だ。

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12:52 天狗の庭


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13:43 御西小屋
6時出発から約7時間40分。ここで重要な判断をする。

「大日岳ピストンをどうするか」

大日岳は飯豊連峰の最高峰である。今回の大縦走も「最高峰を踏んでナンボ」であって、MUST事項だった。
CTは往復3時間40分。テントをデポし軽身なら2時間半として17時戻りは、日没まで1時間半の余裕。そして体力の余力と気象条件。

「今はやらない」

絶対的な時間が遅いし、雷の予報も出ている。もしトラブったら大きな後悔が残る。明朝の予報も悪いが、ワンチャン朝イチの軽身ピストンを残し、一旦、諦める判断。

単独は各種リスクはあるが、重要な判断を自分ひとりで決められるメリットは大きい。後立山の中止判断もしかりだ。

御西小屋情報

・収容人数 小屋30人、テント場10張
・協力金  小屋泊2500円/人 テント場1000円/人
・水場   往復15分(無料)
・トイレ  あり
・販売   ビール350ml、ジュース類
      登山バッチ
・予約   出来ない=不要

平日のためか登山者は少なく、小屋泊は2名パーティと3名パーティ、テントは私と単独の2名。雨と風向きを考慮して場所を選びテントを設営。また水場が往復15分と遠いため、明日分含めた3L汲んでおいた。

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今晩は2張り

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夕暮れのゴールデンタイム
16時過ぎにガスが切れてくれた^^ ここぞとばかり小屋からも登山者が出てきて撮影タイム♪

写真は大日岳2128m、飯豊連峰の最高峰だ。明朝、ピストンは出来るだろうか。明日は大日杉小屋に下山後、68kmのMTBライド(見積4.5H)が控えているため、ピストンは3時半発、6時戻りのスケジュール感になる。

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16:30 南東方向
中央奥の尖った山は福島の磐梯山だ。その右下に猪苗代湖が見えた!

食事
テント脇で炊飯実施。昨日と同じ2.5合だ。昨日の反省から火力を少し強めで炊く。

結果 黒焦げ

沸騰時にコッヘルから滲み出る汁がやや茶色く嫌な予感はしていた。昨日以上の失敗。味・食感・焦げの3ダメだった(^_^); 思い当たる要因があるので、次回までに解決したい。

今晩のメインディッシュは「濃厚バターチキンカレー」
https://housefoods.jp/products/catalog/cd_1,089432.html

ライスはイマイチだがカレーは濃厚、クリーミー、スパイスも効いて美味しかった^^ もう1ランク辛いのが好みかな^^

おにぎりは5個握った。焦げは「お焦げ」的な香ばしさはなく「黒い炭」を水に溶かしたような焦げ感なんだよな…。我慢して食べるしかない心境…。


2日目まとめ
・出発予定時刻に目が覚める大寝坊。6時発になる…
・稜線は低木、草系の壮大なお花畑
・梅花皮岳山頂からの山スキードロップインは命がけであることを確認
・残雪期(6月含む)は10本爪アイゼンが必須
・炊飯で黒焦げ失敗

昨夜から未明にかけて、暴風・雷・スコールの3点セットが強烈だった。

風は稜線ではまぁまぁ起きる強風、つまりは、耐風姿勢をとらないと体がもっていかれるレベルだが、テント内での経験は初。あまりに強烈だったので、張綱を締め直し、重石も増やして有事に備えたのが20時頃だろうか。その後、雨も降り始め、シュラフカバーにシュラフを入れる等の対策をした。

0時か1時頃、風の次は、雷とスコールだ。「近くでドカーン」は無かったが、切れかけの蛍光灯がチカチカ光る状態が果てしなく続き、時折「ゴロゴロ、、、、」と低い地響きが鳴り響いた。

そしてスコール。いきなり「ザーッ」と猛烈にきた。「この雨量やばいんじゃね?」となって、テント内の荷物が濡れないようにビニール袋に入れて暫く待機。スコールが収まるとまた雷でこれも「ちょっと光過ぎじゃね?」となって、小屋への避難を決意。強風でテントが飛ばされても帰宅出来るように車のキーや財布、食料、水をアウターのポケットに押し込み小屋に逃げ込んだ。

雷は全く収まらず、もう大日岳スピトンなど言ってられない状況だった。それどころか、今日は小屋に停滞?とさえ思った。4時半に雷が収まり、雨も終息。このチャンスにテントを撤収し、小屋管理人からこの後の見解(雷リスクは下がる)を確認して、3日目の行動開始に至った。

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05:35 御西小屋を出発
あまり眠れてないが、寝不足感や疲労残りもない。筋肉痛もなし。意外とタフ? まぁ、下山まで長いし、その後のMTB68kmがあり、気が張っていたのかな。

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05:54 山の天気は気まぐれ
空が明るくなり時折青空が顔を出した。「良い方向」ならいつでも気まぐれて下さい^^

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06:03 御西小屋方向振り返り
グッバイ大日岳。リベンジは今年か来年で。

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06:03 天気いいんですけど…

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06:26 飯豊山から切合小屋方向の尾根


06:27 飯豊山

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06:43 飯豊山
2度登頂してどちらともガスラマと(T_T) 天気は時の運、また、幸運と不運は一生でバランスすると思っているので、別の幸運に期待しよう。

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06:53 ガス

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07:26 本山小屋
ここで登山バッチを購入。2020年の初登頂の際、買いそびれたので^^

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07:26 小屋直下のテント場
風の通り道のため、5分ほど下ったテント場の東側3か所がオススメとのこと(小屋管理人談)。実際この時間も強い西風が吹いていて、夜に更に強まると結構辛そうだ。

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07:32 そのテント場がここ(御前坂下)
東側3か所には風よけがあり、最良なのは一目瞭然だった。皆知っていて先に埋まってしまうらしい。この3か所に設営できなかった場合、テントの張綱は石ではなく、ペグで固定した方が安心して眠れるだろう。

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08:01 怪しげな岩稜

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08:06 蟻の戸渡的な左右が切れ落ちた絶壁(御秘所=おひそ)
3点確保が出来るので問題は無いが久しぶりに緊張した。バランスを崩した時、ザックの重みで体が持っていかれ、リカバリーがし難くなることを思い出した。

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08:19 姥権現

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08:20 草履塚の手前
可憐な花が目を楽しませてくれる^^

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08:38 枝のトンネル道

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09:00 切合小屋
垂れ流しの水場が小屋脇にあるのが良い^^

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09:18 広いテント場

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09:34 綺麗な沢

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09:42 アップダウンな尾根道
この譲り合いですれ違った登山者にあいさつすると「ゴローですね」ときた。足元を見るとゴロー登山靴を履いていた。同じブーティエルで色も同じ^^

私はまだ足元に目が行かないし、無意識にゴローを感じた事も無いが、愛用歴が長くなると変わってくるのだろうか?

ゴローの登山靴は高価だし、モンベルよりも重く、登山後に水洗い、乾燥、ワクシングが欠かせない。これらを含めて価値を感じるが故の愛用者なので、自然とゴローセンサーが備わるのかも。

私もワクシングしてピカピカになったゴローを見てニンマリするタイプ。修理や手入れをしながら長く使い込むのも好きだ。

私にもゴローセンサーが備わる時がいずれ来て、そしてその感度はゴローの愛用歴と共に高まる気がした。今後の自分の変化に注目である。

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11:43 地蔵岳 1539m
やっとここまで来た。大日杉登山口までラスト標高差1000mだ。

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12:46 御田の杉
迫力に圧倒される巨木。直径1.7m。ザックが小さく見える。

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13:12 ザンゲ坂

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13:28 大日杉跡
直径3.6mの杉の巨木が昔存在したそうだ。明治43年に伐採。御田の杉の2倍以上だから相当な存在感だったに違いない。因みに屋久島の縄文杉は直径5.1mだ。

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13:30 大日杉小屋
下山終了! 5時半出発から8時間だ。重荷を担いできたが余力は十分。脚は随分と強くなったものだ。感謝である。

さぁ、いよいよ後半戦。東俣彫刻公園までMTBで68kmである。





後半戦MTBの部

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13:34 デポしたMTB
悪戯されることもなく無事だった^^ タイヤの空気もOK!

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13:48 食堂とも子
大日杉登山口はアブ・ブヨが煩いので速攻で移動(MTB開始13:37)。広い駐車場のあるここで以下実施。

実施事項
・自販機でアクエリアス購入、行動食を食べる
・日焼け止め上塗り
・靴下を脱ぐ
・ズボンの裾にベルト装着
・水を500ml残し、残りは廃棄
・モバイルバッテリなどの重い物をサドルバッグに移動
・登山用ライト、自転車用ライトの電池を交換
・登山用のヘッドライトをザックに取付
・サドル高さの微調整
・ヤマレコの下山通知処理
・Garminウォッチの登山を終了させ、ライドの開始

走り始めてから小出しやると時間ロスが大きくなるので、下山しながら考えておいて、漏れなくやり切ることが重要。

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14:43 九才峠
標高が下がると気温は上がる。凄い暑さだがライド中は風が心地よかった^^ 登山より断然涼しい♪
そして最初で最大の獲得標高150mクライムへ突入、、、とその前に以下実施。

・ズボンの裾を取り外し半ズボン化
・股間がスレて痛いのでオロナイン軟膏をベタ塗り

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14:43 こんな仕上がり

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16:09 予断を許さない状況

・股間スレの痛みがヤバイ
・下り基調だが登りも多く進捗が悪い(日が暮れる前に戻れるのか?)

脚は残っていて元気なのだが、とにかく股間が痛い。痛くてペダリングもままならないため、
 初期  パンツ + 登山ズボン
 変更1 ノーパン+登山ズボン
 変更2 ノーパン+ショートパンツ

と変更を重ね、これにオロナイン軟膏の上塗りで何とか対応した。擦れて血が出たが、これ以上の策は思いつかず、痛みが少ないポジションを探しながらのライドと…。試練!

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16:38 R113合流
ここまで35kmに3H。とにかく股間が痛かった。ズボンの履き替え、軟膏の上塗りなどで時間を使い、Ave11km/hと低進捗。残り33kmにはヒルクライムもあり同じ3Hかかるとすると19:38か。完全に日が暮れるorz…。

16:39 ファミマで燃料補給
時間問題がありつつも、楽しみにしていたR113合流点のファミマで休憩。

手早く食べ、バックライトを点滅させてGo! この先はR113を25kmほど走り、大石ダム方向へ左折、10kmで東俣彫刻公園だ。

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18:12 大石ダム左折点
下り基調とは言え、長い登りもあり、股間スレもご健在で試練だった。マジで。電光掲示板の気温は27-30℃と高いがライド中は風で涼しかった。

さぁ、残り10km。日が暮れる前に戻れるかな…

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18:14  子宝の神
この写真必要?

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18:19 大石川沿いに緩やかな登りロード
写真はここまで。駐車場所の到着は19:08と日が暮れたがギリライトなしのまま走り切れた。
最後のクライマックス(壮絶なアブ地獄)はこちら参照

MTBライド結果
 大日杉登山口発     13:37
 東俣彫刻公園駐車場所着 19:08
 5時間31分、68km、↑689m、↓1175m


3日目まとめ
・テントでの雷、スコール、強風を初体験(テントの張綱はペグ固定が基本を実感)
・飯豊連峰最高峰の大日岳は踏めなかった
・ゴロー靴愛用者とお話
・MTBの漕ぎで股スレ
・東俣彫刻公園で想像を絶するアブ地獄を体験

今回のクライマックスは壮絶だった。アブ・ブヨ地獄である。55年の人生で最悪だったので娘の協力も得て記念に数えてみると、
 左脚 17ヵ所
 右脚 18ヵ所
 右腕 10ヵ所
 左腕 6ヵ所
 前面(顔、首、胸)24ヵ所
 背面(首、背中)49ヵ所
 合計 124ヵ所

[いつ刺されたかのイメージ]
 東俣林道の歩き(初日) 20ヵ所/60分
 東俣彫刻公園周辺(3日目) 100ヵ所/10分
 その他 4ヵ所/1800分

[3日目の詳細]
ゴールの駐車場所まで残り5kmくらいからコバンザメのように一緒にまとわり付いてきて嫌な予感が発端。

残り2,3km地点の激坂(勾配10%以上)で歩く様なノロノロ走行になった時、事態が急変する。飛び回る虫が急増し「テレビで見るハチミツの収穫状態」に。体に止まり始め、そして、チクッと鋭い刺し感へ…。

「あ゛あ゛あ゛ーーー」状態。体に止まっているのが分かるのに激坂ゆえ、手で払う事が出来ない。気が狂いそうになってMTBを降り抵抗するが、敵の数が多過ぎて「全くの無意味」。自暴自棄化して漕ぎを再開するも北斗百裂拳となり、一旦引き返し仕切り直すことに…。たまたまスピードを落とさず走れる平坦ルートを見つけ、駐車場所に戻ることが出来た。

駐車場所でもすぐ集ってきそうだったので、ザックとMTBを車にぶち込み、記念写真も取らずに出発。R113手前、敵がいない場所に停めて片付けを行う顛末となった。因みに荷物収納で開けた10数秒で10匹以上車内に侵入している。なんとも恐ろしい…。

アブ・ブヨ防止、やはりベストは、大量発生時期を避けることだろう。その年によろうが、7月下旬~8月上旬を避けるのが無難。
 21/08/07 [朝日岳] 朝日鉱泉登山口 大量発生
 23/07/17 [朝日岳] 日暮沢登山口 問題なし
 23/07/29-08/01 [飯豊山] 東俣彫刻公園登山口 大量発生
 23/08/11 [以東岳(朝日岳)] 南俣沢登山口 大量発生(おっくん情報)


まとめ
会社のリフレッシュ休暇を利用して飯豊連峰の北南一気通貫縦走とMTBでの戻り周回をテント2泊で達成した。記録的な暑さの中、コッヘル炊飯で焦がした米のおにぎりを食べ、目覚ましセット前に寝落ちして寝坊、テントでの雷とスコール、MTBでの股スレ試練、そして、東俣彫刻公園での絶望的なアブ地獄など、盛りだくさん。実に楽しかった。日々正しく前向きに過ごし、肉体的、精神的な健康を保って、こんなバカ者な楽しみを長く続けられたら最高な人生と思う。

おまけ

[ドライバーへの認知]
大型トラックが走る道路では、自転車の存在をしっかり認知してもらい、十分な間隔を空けて追い抜いてもらうことが重要。認知の基本はライトの点滅である。今回はザックとサドルの2か所に装着した。

[トラブル対応]
普段から乗っている自転車のため、状態は把握している。そのため、パンクを想定して、以下の工具を持参した。
空気入れ、タイヤ外しレバー、パンク修理セット、マルチツール

[デポ時に注意したこと]
①不法投棄自転車と間違われないようにする
 サドルに白ビニールを被せて結び「デポですよ」をアピール
 清掃、整備し、綺麗にしておく
②人目に付かない場所に隠す
 盗難するにしても持ち出すのが面倒な場所にする
 鍵をかける

使用開始  2023年3月
山使用回数 6回目
距離    51.5km 

・「甲のアタリ」は気にならなくなった(中厚靴下1枚でもOK)
・ソールのつま先部分が剥がれてきた

依然として足指の黒血も、靴擦れも1度もない。素晴らしい限り^^
甲のアタリが解消したのは、靴が足に馴染み切ったってことなのかも。ゴローに出向いて調整してもらおうと考えていたが、不要でよいだろう。
つま先の剥がれは店に電話して対処方法を確認したい。

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