5.取立山スキー

取立山

今週末は岐阜県の平湯にある十石山(2524m)にF氏と登る計画だったが、予報は雪でしかも土曜日の午後から日曜日にかけて日本列島が強い冬型気圧配置となるため変更。行き慣れている近場の低山の取立山でお茶を濁すこととしたが、現地は前日から大量降雪があり、最初から最後まで膝ラッセルに耐える5時間半の辛い山行となった。物足りない予想が一変、充実・満喫。同じ山も条件変われば難易度も激変するようだ。

■メンバ F氏、私
■用具  freeride164cm、ディアミール、ガルモントアドレナリン 私
The Beast/Nordica 177cm(124-92-116)、ディアミール、ガルモント F氏

■行程
2011年1月15日(土)雪 微風(山頂は中風) -2~-8℃
06:10 金沢出発
07:20 取立山駐車場着
07:45( 614m)駐車場発
09:00( 868m)夏駐車場
10:00(1072m)尾根上部見晴台
11:20(1307m)取立山山頂着
11:35(1307m)取立山山頂発
12:15( 868m)夏駐車場
13:10( 614m)駐車場着

距離 8.3km
時間 5時間25分
累積標高差 ±827m
0115park.jpg金沢の朝はしっかりとした雨で気温も2℃と高い。今日明日は強い寒波が日本列島を直撃する予報だったのに意外である。まぁ山は確実に雪だろうと気にせず出発した。途中F氏を拾って取立山駐車場を目指す。
国道157の山間部は相変わらずの積雪量だった。白峰付近では雨も雪に変わり、降る勢いも増し、ラッセル車が稼働。道路脇の雪壁も軽く2mを越し豪雪地帯ぶりを如何なく発揮していた。
そして取立山駐車場も恐ろしい積雪量。デリカのタイヤが半分以上が埋まりフロントバンパーでラッセルする感じ。4駆じゃないと駐車場にも入れないだろう。車を往復させて雪を固めて足場を作り準備。激しい降雪、気温-2℃の中、7時45分に出発した。
写真:国道157沿いの駐車場。我々以外は2台でいずれも昨晩から駐車のようだった。うち1台が単独で先に山スキーで入山。この日の入山はおそらく3名である。
0115snow.jpg7時56分646m
雪は恐ろしく多い。スキーを履いても膝まで沈む。脱げばどこまでも沈む底なし沼状態だった。今日は激ラッセルデーで決まりでしょう。
0115cut.jpg8時32分775m
先行者のトレースは林道に伸びていた。我々は初っ端から独自に林道ショートカットしトレースの恩恵は無し。それにしてもラッセルはこれまで経験したことのない厳しいものであった。164cmのカービングスキーでは板が沈み過ぎてお話にならない。厳しい登りは私よりも幅が広く長い板のF氏に先頭ラッセルを頑張ってもらい夏駐車場手前で林道に合流した。
ここで前方、夏駐車場の電話ボックスから尾根に取り付いている先行者発見。あそこから単独ラッセルは厳しいだろうと思いながら我々は右から巻くように(いつものルート)尾根に取り付く。
0115one.jpg10時1分1081m尾根上部見晴台
ここまで2時間15分を要した。とにかくラッセルが厳しい。急登では腰まで沈んだ。ファットスキーが欲しいと何度も思った。
0115seppi.jpg11時5分1294m山頂手前の雪庇
尾根上部は雪が飛ばされておらずクラストもしておらず辛い膝ラッセルが続いた。
0115summit.jpg11時20分1307m山頂
ここまで3時間半を要した。ラッセル状況によって通常の倍近い時間と労力を要する事は今後に活きると思う。
山頂は中風で気温-8℃、視界悪く眺望ゼロだった。ゾンデを肘まで刺しても当たらないというこは3.5m以上の積雪である。板を履いても膝まで、脱げば更に膝まで沈んだ。吹きっさらしで寒いので食事写真したらシールを剥がし滑走タイムである。しかし。。。
はい、スキーが沈み過ぎてスキーになりましぇん。直滑降しても膝までの雪が抵抗になり止まってしまう…。滑走を楽しむというよりも転倒スキー紛失しない様にちまちまと高度を下げた。夏駐車場からは下りラッセルも多く難儀。駐車場まで1時間半を要した。
因みに単独の先行者とは下山時に尾根上部ですれ違った。ひたすら単独ラッセルし尾根上部で我々のトレースに合流した様子。
0115map.jpg距離 8.3km
時間 5時間25分
累積標高差 ±827m

164cmカービング板では深雪状況でのラッセル登攀は困難、スキー滑走も楽しめず、リスクもありそうである。

スキーが沈み過ぎるリスク
・危険箇を素早く通過出来ない
・吹き溜まりにつまずいて前転転倒し易い(板が外れ易い転び方→紛失リスク)
・時間と労力がかかる(倍近くかかることも)
・下りラッセル(短時間で下山のはずが思わぬ時間を要する)

表層雪崩について
今回下山中に軽い表層雪崩が発生した。場所は1100m付近の斜度のある尾根で厚さ15cm幅3m長さ5m程度。斜面で板を踏み込むとズズッと下方にズレる感覚と、雪面に浅いヒビが入ることを確認しており、警戒していたがやはり雪崩が起き易い状況だったようだ。
また990m付近のジグザグ急登部にもデブリ(幅5m長さ10mくらい)が発生していた。我々が登ってから下山までの間に自然発生した模様。
大量降雪直後は普段以上の警戒が必要である。

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