6月にハクサンイチゲが大爆発する話を聞いて早や4年。鑑賞登山がようやく実現したが、ピークを過ぎ、百花繚乱は次回持ち越しとなった💦

2025年6月19日(木) 晴、登り始め20℃、無風
05:33 中沼登山口
06:51 銀名水
08:40 焼石岳
09:14 南本内岳手前ヤブ敗退
09:57 東焼石岳
11:10 銀名水
12:19 中沼登山口
距離 16.2km
時間 7:14
獲得標高 996m
焼石岳で6月にハクサンイチゲが大爆発することを知ったのは2021年の紅葉登山で訪れた時である。紅葉ベストポジションでガスが切れるのを待っている登山者(達人系の方)から聞いた。
それから早や4年。金沢在住時「花の白山」がホームで、白馬の百花繚乱も見慣れていた私にとって、流石にこれらに匹敵はしないだろうと放置してきたが、この目で確認したいと気が変わり、今回の運びとなった。
21時宅発、食料調達して高速にのる。この時期の中沼駐車場は土日は満車になることがあるが、平日なら大丈夫だろうと、平泉前沢ICの手前のPAで車中泊し(ETC深夜割適用のため)、現地着5時で入山する。

05:33 中沼登山口
5時着で10台目だった。キャパは40台。平日っていいな♪ 気温は手元の温度計で20℃とヒンヤリ涼しい。半袖の上に薄手の長袖シャツの服装で入山。さぁどんな高山植物が迎えてくれるだろう^^

05:41 中沼
斑模様の残雪が美しい。

05:46 緑の木道
気分がすこぶるいいんですけど👌

05:56 最初の残雪
残雪は先週に比べると激減したらしい(登山者談)

06:00 上沼
ここにくると上沼恵美子の顔が頭に浮び困ったものである。妻が彼女の番組をよく見てるので(笑)

ハクサンチドリ

コバイケイソウ

リュウキンカ

ミズバショウ

シラネアオイ

ショウジョウバカマ
カエルの大合唱を録音。
鳴き声は石の下から聞こえていて、カエル自体は見えない。
7:28写真のカエルとは、鳴き声が違うので別と思う。

06:57 銀名水
ここまで1時間20分ほど。寝不足のためボーッとした頭もようやく戻ってきた^^

冷たくで美味しかった^^
400mlほど消費したペットボトルにも銀名水を補充。因みに、今回持参した水は600mlペットボトル2本である。
下山までの消費量は1300mlほど。

水場にあったヒシャク。KOIWAI MILKは小岩井牛乳のことだろう。

銀名水避難小屋

1階の様子

2階の様子。すばらしく綺麗!
管理者の苦労と登山者のマナーにThanks!

07:08 ミズバショウの木道

ツバメオモト

リュウキンカ


07:13 残雪道
傾斜が緩いのでアイゼンは不要。アイゼンの形跡もなかったが、この時期でも気温が低い日は、雪が硬いのでお守りとしてアイゼンは必携と思う。

07:20 スノーブリッジ

07:28 カエル

チングルマ

ハクサンイチゲ

コイワカガミ

姥石平

泉水沼

ヒメザクラ

ミヤマシオガマ

ミツバオウレン

ミヤマキンバイ

08:26 焼石岳と西焼石岳のコル

08:28 美しき残雪

08:38 焼石岳
約3時間で山頂着。全体的になだらかで湿地帯や石の道、高山植物、残雪、カエルの合唱そして泉水沼越しに臨む焼石岳など、変化に富み、常に目を楽しませてくれる山歩きだった。
薄い雲で遠方は明瞭ではなかったものの、山頂からの360°パノラマは素晴らしかった。時折吹く優しい風も涼やかで疲れを忘れさせてくれる👍
やっぱり山はいいなぁ~




山頂では10分ほど滞在し、南本内岳に向かう。

09:07 焼石神社 変則十字路
ここから残雪を少し歩いたのち、ヤブ地帯へ突入。

09:14 南本内岳はヤブコギ敗退
残雪→ヤブ地帯→残雪→ヤブ地帯、、、を繰り返したが、胸の高さを越える濃いヤブが出たこの場所で敗退を決めた。残雪に踏み跡が無く登山者は私のみ、南本内岳登頂に拘りも無かったので💦
戻る途中ですれ違った登山者と東焼石岳付近で再開した。お話を伺うと南本内岳に登頂されたそうだ。ヤブは山頂近くまで続き難儀したようだった。
この道は、南本内岳登山口から焼石岳への唯一の登山道なので、残雪が融けた後、整備が入るのだと思う。

ムシトリスミレ

ユキワリコザクラ

東焼石岳手前のお花畑路
今日のお花畑はピークに対してどの程度なのか? 詳しい登山者に聞くと「ピークは過ぎてますね。最盛期はもっと賑やかですよ!」とのこと。色とりどりの花々が目を楽しませてくれたが、いつの日かピークを目にしなければだろう🔥

焼石岳振り返り
実物や写真よりも華やかです✨

花と残雪
同じ場所でピークに撮影してみたい。

09:57 東焼石岳
お花畑では何度も脚を止めシャッターを押した。私の登山は「登頂」と「眺望」がメインで、花はオマケな感じだったが、花で脚を止めれば、脚も休まるし、60代からは楽しみ方を変えるのもアリだなぁ。その前に日本百名山は踏破しないとだが🔥
10:10 下山開始
今年は『皇海山クラシックルート日帰り登山21km14時間』を予定している。CTの80%で14時間の難易度であり、チンタラ歩くことはリスクになる。そのため下山では皇海山をイメージして、テキパキとテンポよく歩いた。昔と比べ、体の動きやバランス感、リズム感の劣化を感じたので、この現実に即した計画にしないとだな…。
【まとめ】
昔登山者から聞いた6月のハクサンイチゲ大爆発を一目見ようと会社休暇して焼石岳に登った。快晴に恵まれたものの、ピークを10日ほど過ぎていて、期待の大爆発は叶わなかった。前週は天気がご機嫌斜めだったし、ドンピシャで狙い通りに果実をゲットするのは難しいものである。
【参考】
焼石連邦花ごよみ|焼石観光開発連絡協議会
http://www.yakeishi.com/hanagoyomi.html
ヤマレコ namerachofさんのレポ(25年6月8日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8274221.html
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