日本百名山67座目は皇海山(すかいさん)をクラシックルートで🔥 日本百名山の日帰り最難関と称される26km、13時間、獲得標高2200mは称される通りハードだった💦
■単独
■2025年6月28日(土)薄曇り→晴、13→15→20数℃、無風
02:04 銀山平登山口
03:03 一の鳥居
04:22 庚申山荘
07:31 鋸山
08:44 皇海山
11:08 六林班峠
13:43 庚申山荘
14:29 一の鳥居
15:20 銀山平登山口
距離 26km
時間 13時間16分
累積標高差 2215m

停滞気味だった日本百名山。2024年からアクセルを踏み込んでいる。ターゲット山域は北関東・上信越。
2024年GW 3座登頂
2024年お盆 3座登頂
2025年GW 3座登頂
1年半で9座踏んでこのエリアは残り6座。交通費もバカにならないため一度の遠征で複数座登頂を基本としているが、、、
皇海山の仕様
・クラシックルートと六林班峠の周回ルートで25km
・累積標高差2200m
・行動時間13時間以上(CT×0.8で計算してこの時間)
百名山の日帰り最難関と称され難易度が高い。疲労による事故防止の観点で、前日と翌日の登行は控えるべきってことで、例外的に「単一遠征」で計画し、1年温め今回となった。
事前調査内容
| 項目 | 内容 | 判断 |
|---|---|---|
| 残雪 | 6/7時点で上部に少し残るレベル | アイゼン不要 |
| クラシックルートの難所の整備状況 | 問題ありの投稿なし | 登りで登行 |
| 六林班ルートのヤブ漕ぎ | 相当酷い印象。「やめるべき」との投稿は無し | 下りで登行 ※クラシックルートを下山で使うのは渋滞リスクがある |
| 虫 | 多いがアブ、ブヨの大量発生はまだ。直前の報告で効果があったとされた➊と、AI(Copilot)お勧めの➋を携行 | ➊cool mint Body Spray スーパーエクストラ ➋サラテクト リッチリッチ30 ※服装は白系を着用 |
| 混雑 | 年間通して日が長い今が混雑期で、週末は土曜が混雑する。前週はAM4時発でクラシックルート鎖場1時間待ちの報告あり | 混雑回避のため出発はAM2時 |
| 暑さ | 暑い日は暑さも厳しい。水は平均すると4L消費する様子 | 水は4L担ぐ 首に手拭を巻き直射を防ぐ |
6月上旬から週間予報のチェックを始め「これだ!」という日が6/28、29の土日。普段以上に念入りに準備して対策した。日曜より土曜が気象条件が良いため、金曜に会社休暇して銀山平登山口に移動、4時間の仮眠を確保。AM2時、真っ暗闇をヘッドライトで1人、歩き始めた。
02:02 銀山平駐車場
一週間前のヤマレコでAM4時発で、鎖場の難所1時間待ち渋滞の記事を読んだ。エグ過ぎる。時間が貴重なロング山行で、無駄な渋滞は絶対避けたい。この思いからAM2出発とした。
03:03 一の鳥居
丁度1時間の林道歩き。単調なので長く感じた。帰りは緩い下り坂となるが気持ち的にシンドイだろう。
04:09 庚申山荘手前の分岐
04:21 庚申山荘
宿泊料をとっての営業はしてないが、避難小屋として宿泊できるという話も。正面の階段やテラスの一部が朽ち果てていたが、室内は綺麗だった。
室内の様子(下山時に撮影)
04:34 見上げるような巨岩を登る
04:38 岩盤下の登山道
04:40 上下左右が謎に見える写真
よじ登った岩から見下ろした写真である。赤いヘルメットは後続の単独行。
04:51 山際からの日の出
今回のルート全体として、樹林帯が多く直射は少なかった。
04:52 美しき山並み
04:59 巨岩のトンネル
05:01 道標
05:03 巨岩の下を歩く
05:14 朝も早く、薄曇りで15℃と涼しい。出発時は13℃で肌寒いほどだった。
05:22 ギンリュウソウ
05:25 庚申山手前の樹林帯
急登終了。一の鳥居から2時間半と結構長かった。後半バテ防止でペースを落としたからか。その分、脚の疲労感は無し👍 因みにザックは10kgちょいと重め(水と食料要因)
05:29 庚申山(こうしんざん)
さぁこの先はアップダウン頻発する稜線歩きである。
05:43 皇海山を目視!
左の凸が皇海山。意外と近い?
06:46 稜線はアップダウンが激しく、行動時間の割に皇海山が近づかない💦
06:59 クサリ場
7~8mあろうか。足元は凸の浅い岩盤で滑り易く難易度高めと思った。一週間前の渋滞はここかもしれない。
07:02 振り返り



07:19 アップダウンな稜線(振り返り)
07:35 鋸山
庚申山から2時間を要した。直線距離は近いのに鎖場と標高差のあるアップダウンで体力と時間を使った感じ。
08:44 皇海山登頂!
日本百名山67座目。北関東・上信越の残りを今年中にやって、来年からはいよいよ西日本、北海道に進出ぜよ🔥
10:22 下山ルートは六林班峠
10:42 ヤブ漕ぎの序章
10:54 これでもヤブに凹がありルートは分かるが、全く分からないレベルもしばしば。強烈過ぎて2度ルートミスした。GPSが無いと不安を感じるレベル。恐ろしい話である。深いヤブは六林班峠まで続いた。
11:10 この道標が頼り
12:29 倒木の登山道
六林班峠で鋭角に進路を変えて暫くすると「普通」の登山道となる。しかしここからが長かった…。
12:47 石に宿る樹木
13:37 たまの水場で顔を洗いリフレッシュしつつ、結構飛ばしたが凄まじく遠く感じた💦
14:05 巨石
14:12 魚が泳いでいた!
14:28 一の鳥居
やっと着いた。六林班峠から3時間である。一生懸命飛ばしての3時間は精神的に疲れたぞーーー。
14:37 ダメ押しの林道歩き
更にここから1時間近い林道歩き。シンドイ!
14:41 天狗の投石
朝は暗くて見えなかった。これが自然に出来たとは…。
15:20 銀山平駐車場着
26km、獲得標高2215m、13時間16分でゴール。お疲れ!
まとめ

日本百名山の日帰り最難関と称される皇海山のクラシック・六林班峠周回ルートを日帰り完登^^ 警戒した暑さと虫は、比較的涼しく、虫は虫よけで封印と上手くかわせたのだが、水と食料で10kgを超えた荷が予想以上の負荷となり、脚が重く、後半は蓄積疲労がボディーブローのように現れ、歩いても歩いてもゴールが遠い試練の山行となった。
50代後半、体力が少しずつ落ちてるかな…。左肩痛要因もありそうだが、老化は生命の性なので、「弱点は鍛えて克服。気合で乗り越える」から「無理しない。出来る範囲で」に意識を少しずつ変え、後悔が少ない人生にしたい。
今回の山行中、登山者から平ヶ岳も距離が長く日帰り最難関レベルと聞いた。今年8月に予定するこの山も、警戒して挑もうと思う。


2023年の飯豊山で124ヵ所刺され痛い目に合っている為、万全に対応した。
結論としては2種併用でほぼ封印出来た💯
・cool mint Body Spray スーパーエクストラ
・サラテクト リッチリッチ30

1週間前に効果が高かったと報告されていたもの。
また、マイクロソフトのAI Copilotでの調査結果から、サラテクト リッチリッチ30も持参した。


今回は2種併用したが、cool mintの方が効果があった印象。サラテクトはアブ・ブヨに効力を発揮するのかもれない(今回はアブ、ブヨ多発の前)。
普段使っているミント原液タイプは成分が強過ぎて肌に直接スプレーすると刺激痛があるが、今回の2種はどちらとも痛み無しである。cool mintの方は、冷涼感と爽やかな香りが心地よく、疲れを忘れさせてくれる効果もあり気に入った👍


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