2012年最初の山行は-17℃強風極寒の四ツ岳登頂、8時間の完全燃焼という形でスタートすることが出来た。
■メンバ 単独
■用具 freeride164cm/SKI TRAB、Explore/DIAMIR、TLT5Mountain/Dynafit
■行程 2012年01月08日(日) 快晴、山頂は強風、-10~-17℃
05:42(1411m) 駐車場出発
08:13(1947m) 夫婦松
11:48(2744m) 四ツ岳山頂着
12:07(2744m) 四ツ岳山頂発
13:05(1947m) 夫婦松
13:44(1372m) 国道158牧場入り口
13:52(1411m) 駐車場着

距離 21.7km
時間 8時間9分
累積標高差 ±1913m
新年最初の山行は登頂を果たしたいがある程度登り応えのある山にしたい。当初昨年強風と視界不良で2回連続敗退している唐松岳(長野県八方尾根)を予定していたが、麓の予報は晴れ時々曇りながらも居座っている寒気がどうしても気になり、悩みに悩んで出発直前に四ツ岳に変更した。風が弱く視界がよい日を見計らうべきとの判断である。
金沢を21時に出発、仮眠しながらゆっくり移動し現地着は0時半。牧場ルートとスカイラインルートのどちらから入山するか迷うがヤブ漕ぎリスクを考えスカイランから登ることにし、雪が多ければ復路で牧場ルートを滑るつもりで、国道158脇の駐車スペースで車中泊する。
それにしても平湯はいつきても寒い。夜は-10℃だった。
05:55(1461m) ゲート
5時42分駐車場出発。星は見えず雲がかかっているが雪はパラつく程度で風も無くコンディションは悪くない。気温は低く-10℃を少し下回るくらい。
出発まもなくゲートに到着。柵が30cm顔を出す程度にまで雪は増えていた。
07:37(1832m) スカイライン
トレース無くブーツラッセルが続く。この積雪量なら帰りは牧場ルートで問題ないだろう。
08:13(1947m) 夫婦松
ブーツラッセル一人旅を覚悟していたが牧場ルートからのトレースがあった(おそらく前日のもの)。ここまで股関節を酷使した感があるがこの先はトレースで楽をさせて頂く。
ここで牧場ルートからの2名の山スキーヤーとお話。私よりも30分後に出発しトレースに沿って登ってこられたそうだ。私と同じく四ツ岳を目指すとのこと。単独行にとって他パーティが前もしくは後にいることは非常に心強い。
08:24(1976m) スカイラインショートカット
夫婦松からショートカット突入。ヤブは完全に埋まりトレースもあって非常に楽だった。が、とにかく手足が冷える(気温は-14℃ぐらい)。足からの冷えが伝わって手も冷えている感じ。新調したTLT5は感動の軽さだがシェル、インナー共に薄く足の冷えは以前から気になっていた。残雪期は最強のマテリアルになろうが厳冬期はリスクがあるかもしれない(個人的な印象)。
08:59(2103m) 笠ヶ岳
徐々に雲も切れてきた。
09:30(2251m) 最後のショートカット
前々回デジカメ紛失後発見した現場もご覧の積雪。ヤブ地獄の面影はない。写真中央の2名パーティとは抜きつ抜かれつで進んだ。手足の冷たさは相変わらず。特に両手の薬指と小指が冷たい。。
グローブ装備
・シャミース インナーグローブ/mont-bell
・Guide/ブラックダイヤモンド
・ウェザーテック オーバーグローブ/ISUKA
3枚重ねるとパンパンになって空気の層が失われ逆に冷えたため、途中からGuideとインナーの2枚重ねにした。
10:23(2448m) 四ツ岳(左)、烏帽子岳(右)
2400m付近の直角カーブを曲がると大好きな風景が飛び込んできた(写真)。いつ見ても素晴らしい。太陽の光に空気がキラキラと輝くのはダイヤモンドダストだろうか。高まったモチベーションで残り1時間ちょいガンバです。
10:39 烏帽子岳と海老のシッポ
徐々に風が強くなってくる。
10:43 猫岳と四ツ岳のコルからの笠ヶ岳
10:45 烏帽子岳の北面
11:14(2583m) 取り付き点からの四ツ岳
-15℃強風だが太陽光のおかげで痛い様な冷えは収束していた。四ツ岳斜面はサクサクのモナカで氷化はしていないが念のためクトーをつけ、mont-bellのストームクルーザー(夏用雨具)を重ね着した。歩き易そうな南面に回りこんでピークを目指す。
11:06 振り返ると猫岳が美しい
東側の斜面は積雪十分で前回、前々回苦しめられたハイマツや岩の露出は無い。
11:48(2744m) 四ツ岳山頂
出発から6時間で四ツ岳登頂。痛みを伴う寒さに気持ちが折れそうになったが新年最初の山行で登頂を果たすことが出来た。
乗鞍岳
穂高連峰
パウダースキー
12時8分に下山開始。途中2名パーティとすれ違う。山頂手前で下山判断をしたようだ。写真は南面の1枚バーン。表面が若干クラストしていたがまずまずのパウダーだった。
夫婦松からは牧場ルートへ
2275mまではジェットコースターでスカイランを滑走。その先はショートカットに沿って夫婦松まで快適な林間スキーとなる。夫婦松からは予定通り牧場ルートへ降りる。こちらもヤブは埋まり膝新雪のパウダースキーだった。
牧場入り口
国道158沿いの牧場入り口。牧場ルートは最後までヤブ無しパウダーだった。
備忘録
・TLT5Mountain/Dynafitは軽量仕様で素晴らしいがシェル、インナーが薄く冷えるため厳冬期にはなんらかの保温対策が必要(個人的印象)
・グローブの重ね装着はパンパンになると逆に冷えるのでパンパンにならない程度がよい(おそらく空気の層が圧迫され小さくなるため)
・ピッケル付きストック(アルミ製)は車の中で凍結し長さ調整が出来なかったためピッケル無し品(カーボン製)を使用。アルミ製は山行中の凍結リスクもありそう。要注意。
・牧場ルート入り口の駐車台数は10台、スカイラインルートは5台くらいで入山者は多い。四ツ岳は3名トライして登頂は1名、猫岳は不明。


コメント