真名川ダムからの荒島岳スキー敗退山行から帰宅し駄目元で明日の予報をチェックすると長野が午前中晴れに好転しているではないか! 昨年2度敗退している唐松岳リベンジのチャンスは常に伺っていたが遂にその時が来た感じ。アパートに運び込んだ道具を再び車に積め直し200kmの旅に出発した。
■メンバ 単独
■用具 freeride164cm/SKI TRAB、Explore/DIAMIR、TLT5Mountain/Dynafit
■行程 2012年3月11日(日) 晴れ、山頂は強風、0℃~-12℃~-2℃
04:08( 805m) 駐車場発
06:27(1847m) 八方池山荘
08:30(2438m) 丸山ケルン
09:35(2643m) 稜線
10:03(2696m) 唐松岳山頂着
10:23(2696m) 唐松岳山頂発
11:47( 805m) 駐車場着
距離 21.4km
時間 7時間39分
累積標高差 ±3247m


金沢から白馬までの道中、富山、糸魚川ICは雨、R148で長野に入っても雨が止まず今夜は曇りのはずなのにと不安になるが、白馬の手前でピタッと止み路面も乾燥となった。とりあえず一安心。明日の好天を願って無料駐車場で車中泊する。
05:25(1394m) 兎平
3時30分サクッと起床。月が明るい絶好のコンディションに自然と気合が入ってしまう。4時10分気温0℃クトーを装着してゲレンデを登り始めた。
雪は豊富で昨年11月の様なヤブは皆無。大半は圧雪車が入っていたので快適に高度を上げられた。ゴンドラ降車駅の兎平着は日の出前の5時半。
06:10(1731m) 八方尾根でご来光
アルペンクワッドを登り上げ、グラートクワッドの途中で雲海からご来光。幸せな気分になる。
五竜岳
そして前方左に目をやるとご来光を浴びた五竜岳がモルゲンロートに染まっていた。その美しさに感動不覚にも涙がこぼれてしまう。
06:59(2014m) トイレ手前
グラートクワッド降り場で10分の食事休憩を挟み写真愛好家で賑わう見晴らしの良い尾根を登り始める。今日は当り日ですね。
山頂は遥か彼方先は長い。この付近から風が強くなり気温も-12℃まで下がってきた。両手の小指から3本が冷たいので手袋を少しズラし中でグーをしてみる。ストック操作はし難いが指の温め効果は抜群。いい発見をした。
右手を見れば鑓ヶ岳から唐松岳の稜線が大迫力
07:07(2038m) 振り向けば雲海
07:21(2097m) 第3ケルン(八方池)からの尾根
雲一つ無し!
08:30(2440m) 丸山ケルンを振り返る
遠方の山は方角的に右から戸隠山(1904m)、高妻山(2353m)、妙高山(2454m)、火打山(2462m)あたりだろうか。
08:57(2555m) 稜線まで残り400m
風も穏やか太陽熱で体も温まりグーしなくても指の冷えはなくなった。この先の細尾根は見た目ほど恐ろしくは無いが念のため慎重・確実に歩を進めた。前方には8名と4名の登山パーティが先行している。
09:17(2635m) 稜線直前
ここでスキーを外しアイゼン歩行に切り替える。下りはスキーで滑る方が安全なのでザックに固定した。ここに来て風が一気に強まったが稜線は更に強いだろう事が雪煙と風音から想像出来る。
09:38(2652m) 稜線
稜線は時折体が持っていかれる程の強風が吹き荒れていた。足元も氷化し硬い。ザックのスキーが風で煽られるのでデポも考えたが、下山時氷化した片斜面を下るのはアイゼンでも嫌だったのでこのまま背負って登ることに。さぁ残りもうちょいガンバです。
10:03(2696m) 唐松岳山頂
出発から6時間、後半はペースが落ちたが予定より1時間早く登頂出来た。初登頂はゴンドラ使用だったので駐車場から自分の足で踏破するプチ目標も達成出来て満足である。
山頂からは五竜岳、剱岳、立山の眺望がバッチリで感動も大きいのだが、風があまりにも強く一刻も早く下山したい気分。強風に山道具が飛ばされない様注意しながらシールを剥がしアイゼンを収納する。
五竜岳(2814m)
剱岳(2999m)
準備に手間取り20分も強風に体を晒してしまい冷えてきた。スキーを履いていれば氷化斜面も怖くは無いが転倒だけ注意して確実に降りよう。コルからの登り返しはスキーを外しブーツで登ったが氷化の激しい斜面は板を履いてカニ歩きで処理。
尾根からは快適スキーと思いきや雪面5cmが硬く思う様にターンが出来ず脚力も落ちてヘロヘロになりながら12時前に駐車場に到着した。
唐松岳は眺望抜群の尾根歩き、登り応え、山頂からの絶景など魅力多い山である。視界と風をチェックして日を選べば大きな感動が得られる。1年に1度は登りたい山である。
備忘録
・危険箇所は少ないがあえて言えば稜線へのよじ登りと、山頂手前の氷化片斜面のアイゼン歩行
・ヘルメットは持参したが使用しなかった
・ブーツインナーはつま先までかなり濡れた。シェルとインナーの間に雪が入るせいか汗のせいか。。
・シールの効きが悪くなってきた。そろそろ交換時期かも。
・尾根上部は森林限界で目印となる木が無いので視界不良時は危険度大、敗退しかない
・本日の登頂者はざっくり20名くらい(八方池山荘宿泊者13名ほど、ゴンドラ利用者5名ほど、駐車場から登り上げは私のみ)


コメント