26.唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳縦走(MTBテント1泊)

五竜岳唐松岳鹿島槍ヶ岳

後立山のテント泊縦走で、唐松・五龍・鹿島槍をやった。MTBと電車、バスを使ったオリジナリティある周回登山を満喫!

2010年8月6日(金)
21:00       金沢発
02:00       大谷原着
02:30       就寝

2010年8月7日(土)晴れ
04:30       起床
05:20(1081m)  大谷原よりMTBにて出発
05:45( 848m) 大糸線簗場(やなば)駅着
06:32       電車乗車(白馬着 6:50 230円)
07:15       バス乗車(八方バスターミナル着 7:20 180円)
08:00       ゴンドラ乗車、リフト2本乗り継ぎ(1800円 荷物代400円込み)
08:30(1819m)  登り始め
10:00(2309m)  扇雪渓
11:30(2696m)  唐松岳
14:05(2494m)  五竜山荘
21:00        テント就寝

MTB、電車、ゴンドラ、リフト等全て込みのデータ
距離    39km
累積標高差 +2639m、-1226m
時間    9時間50分

2010年8月8日(日)曇り、ガス
02:50 起床
04:00(2495m)五竜山荘発
04:45(2814m)五竜岳着
05:10       〃 発
06:20(2560m)北尾根ノ頭
07:30(2474m)キレット小屋
08:50(2842m)北峰
09:20(2889m)南峰着
09:40       〃 発
10:55(2431m)冷池山荘
11:25(2453m)冷乗越
14:10(1116m)大谷原着

距離    16.8km
累積標高差 +1302m、-2682m
時間    10時間18分

残業続きで寝不足気味の1週間だった。「今週末は近場で軽目か?」と弱気になるが登山シーズンは長い様で短いと思い直し、先々週、雨と雷で中止した唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳のテント泊縦走を決行。五竜山荘のテント場からの二日目はコースタイム12時間と体力を要するルートに挑んできた。

出発当日も残業で金沢21時発と出遅れ、食料買出し、翌日のMTB走行路確認もあって現地着はAM2時。初日はコースタイム6時間と軽めの行程だが仮眠2時間のしんどい一日となり、二日目は険しい岩稜と冷乗越からの長い下りにヘロヘロ。実に濃密な山行だった。

今回の縦走路は入山と下山の場所が離れているためMTBと公共の交通機関を利用。
大谷原に駐車→大糸線簗場駅(MTB)→白馬駅(電車)→八方バスターミナル(バス)…大谷原に下山
MTBは大谷原から簗場駅までの約7km。サンアルピナ鹿島槍スキー場越えの登坂は足には楽勝だったがテント装備で17kgのザックが重くケツが割れる様に痛い! MTBは便利だがザック重量を考慮しないと長距離は地獄になるので要注意だ。

■初日
0807gonrora.jpg白馬八方尾根スキー場のゴンドラ、リフト2本を乗り継ぎ八方池山荘(標高1830m)に向かう。

0807happoone.jpg今朝は4時半に起床したが電車待ち、バス待ち等の時間ロスもあって登山スタートは8時と遅い。お花畑の最盛期にこの時間となればハイカーも増えるでしょう。登山道はご覧の大混雑だった。

0807hana.jpg天然のお花畑は色取り取りの可憐な花が咲き乱れ実に見応えがあった。花に興味の無い私でも「これは凄い!」と感動するレベル。因みに八方池山荘から八方池までの区間が最も綺麗だった気がする。稜線にも花は多かったが百花繚乱の感動はここだけだった。

0807oogisekkei.jpg標高2309mの扇雪渓。冷えた空気が気持ちいい天然のクーラーである。迷わず休憩。

0807karamatsu.jpg八方池を越えると登山者が一気に減り快適登山となる。順調に高度を上げ11時30分唐松岳登頂。頂上はガスで視界ゼロだった。ガスが切れた瞬間に剱岳が顔を出す感じ。天気がよければ絶景ポイントかも。

0807kiken.jpg唐松岳頂上山荘で登山バッチを購入したら稜線に入る。出だしに岩稜のクサリ場(写真)があるが、その先はアップダウンのハイマツ帯。

0807ryousen.jpg稜線はこんな感じ。目先のピークに着くと次のピークが現れ…の繰り返しで、五竜山荘には着きそうで着かない。

0807goryusanso.jpg五竜山荘到着は14時5分。唐松岳から2時間半だが気分的に遠く感じたのは前述の「着きそうで着かないの連続」からだろう。

この日の五竜山荘は今年一番の宿泊客(250名)だったらしい。布団1枚に2人寝で食堂キャパオーバーのため夕食は6回に分けられ最終は20時半頃というからハンパではない。食事前にビールで腹がいっぱいになる人が続出したことだろう。

テント場も大盛況で夕方にはスペースが完全に埋まり登山道や小屋の目の前に張るほどだった。

0807goryu.jpg五竜山荘からの五竜岳。所要時間は60分だ。

0807hinoiri.jpg18時30分日の入りを迎えると周囲がざわめき立ち一斉に撮影タイム。
冒頭に記した通り明日は12時間のハードな山行になる。渋滞にはまると気が焦り危険なので、3時起床しヘッドライトで出発。五竜岳で御来光を拝んだら一足お先に鹿島槍縦走路に進む計画とする。
テント設営後の一服でビール(500mlで800円)を飲んだら2時間ほど暴睡。目が冴えてしまったが21時には就寝。

0807map.jpgMTB、電車、ゴンドラ、リフト等全て込みのデータ
距離    39km
累積標高差 +2639m、-1226m
時間    9時間50分

■二日目
0808kurayami.jpgはい。目覚まし前の2時半に目が覚めた^^ 周囲のテントに明かりは無く行動開始者はまだいない模様。この時間では流石に迷惑かとグズグズしていたが2時50分耐え切れず行動開始。超早朝からカップラーメンを食べテント撤収し、4時、真っ暗な中ヘッドライトを点けて出発。
(因みに3時起床者は多かった。この時期に山頂でご来光を見るには4時出発となりテント泊者は3時起床となる)
写真:五竜岳山頂手前から山荘を振り返る

0808goraiko.jpg45分で五竜岳山頂着(2814m)。既に数名が登頂していた。
そして4時55分、紅く染まった雲からのご来光。遠方左手の山群は新潟の雨飾山(1963m)、火打山(2462m)、妙高山(2454m)、高妻山(2353m)だろうか。

スケールの大きな風景を目にすると自分の人生を振り返ってしまう。金沢単身赴任も1年4ヶ月か。小3の一人娘はどんどん成長し親離れしつつある。柔軟性のある大事な時期に教育に係わる事が出来ず会えるのは年に数える程とは。。。

0808kashimayari.jpgほのかにモルゲンロートな鹿島槍ヶ岳(2842m)。双頭の左が北峰、右が南峰である。南峰のすぐ右手遠方に見えるのが穂高岳(3110m)と槍ヶ岳(3180m)。

0807kbd.jpg2010/09/19追加
カシミール3Dで作成した前写真のイメージ画像。

0808goryuu.jpg中央が剱岳(2999m)、左に立山連山が続く。

0808kagegoryuu.jpg剱岳に写る五竜岳の影。なかなか面白い絵である。

0808gr.jpgご来光で大賑わいの山頂からはそろそろ失礼しよう。今日の山行は12時間と長く渋滞の前に距離を稼いでおきたい。
下山直後、早速10名ほどのパーティに追いつく。岩稜が険しいだけに要所での待ち時間は長かった。ほどなくして先に行かせて頂いたのだがこの先が心配になる。。。
写真:鹿島槍ヶ岳への岩稜

0808gr_goryusita.jpg岩稜はなかなかスリリングである。足元はガレた浮石なので落石にも注意が必要。神経を使う。

0807raicho.jpg雷鳥。今回は3回見ることが出来た。

0808kiretokoya.jpg7時半、キレット小屋に到着。五竜岳出発から2時間半は計画よりも1時間半も早い^^ 「早出渋滞回避作戦」の効果でしょう。

0808risu.jpg鹿島槍ヶ岳 北峰手前の岩場にいた小動物。250mlの缶コーヒーぐらいの大きさ。愛くるしい顔をして動きは俊敏だった。

2010/09/05追記
オコジョというイタチ科の動物のようです。
参考:wikipedia(オコジョ)

0808yari.jpg9時20分、鹿島槍ヶ岳 南峰(2889m)登頂。
核心部は崖のトラバース、岩壁登攀のあるキレット小屋から鹿島槍ヶ岳南峰までの八峰キレットだろう。しかし難所には鎖やハシゴなどの補助具が付いているので3点確保すれば難しくは無く、逆に補助具の無い中途半端な岩場、確か2箇所ほどで緊張する場面があった。ルートから外れると補助具が無かったりホールドが不安定な岩場になるので、道しるべを小まめに確認するのと、ホールドに違和感を感じたら立ち止まってルートを再確認することが重要と思った。

20分ほど休憩したら下山開始である。計画では冷乗越まで稜線を1時間40分、冷乗越で赤岩尾根に分岐し大谷原までは標高差1300m、4時間の長い下りになる。

0808nokori12km.jpg1時間20分ほどで冷乗越着。標識の12kmは精神的負担が大である。この疲労感であと12kmとは…。

0808akaiwaone.jpg赤岩尾根は写真の様な赤いガレ岩が多く地盤も崩れ易い。さり気なく危険箇所が点在しているので注意が必要。

0808akaiwaone2.jpg急勾配でクサリ場、ハシゴも多い。
駐車場所の大谷原着は14時10分。山荘出発から10時間ちょっとだった。今回は渋滞に捕まらず結果的に余裕をもって下山出来たが重いテント装備を背負っての山行としてはタイト過ぎたかもしれない。分っているが山行日数の制約もあり欲張ってしまう自分であった(^_^);

0808map.jpg距離    16.8km
累積標高差 +1302m、-2682m
時間    10時間18分

まとめ
テント泊で後立山の百名山3座を縦走。費用を安く抑えるためタクシーは使わずMTBと電車、バスを活用し、自分らしいオリジナリティある周回山行に出来たことも収穫だった。
いつの日か、後立山のテント泊完全縦走をやりたい。その際はMTBをフル活用し、電車・バスを使わない「フル人力の周回」というオマケ付きでいこう!

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