青空が広がり風も無いこの日、待望の山スキーデビュー。初めてカカトの上がる山スキーを履いた。急登では板裏が滑り進めない、キックターンでは板を引っ掛け転倒し深雪のため起き上がるのも一苦労、等々正に悪戦苦闘、洗礼を受けた。一方、冬山には圧倒的な静粛さとリスクを伴う緊張感があるためか夏山やゲレンデスキーとは別次元の感動がある。帰路は小荒島岳からフカフカのパウダースノーを堪能し、登りも下りも大満足の初体験となった。
ところで今回は駐車場所で居合わせた荒島岳によく来るという山スキーヤーを追いかける様に登り、帰路では同行させてもらった。初心者の自分には勉強なることばかりで本当に感謝です。
■行程
2010年1月17日(日) 晴のち曇
05:40 アパート出発
07:20 勝原スキー場着
07:30 駐車場出発
10:30 シャクナゲ平着(1204m)
11:30 小荒島岳着(1186m)
12:30 駐車場着
■標高
駐車場 330m
シャクナゲ平 1204m
標高差 874m
■山行時間
登り 4時間0分
下り 1時間0分
雪不足と来場者減少のため休業中の勝原(カドハラ)スキー場。シュプールも疎らなゲレンデには真っ直ぐ伸びるトレースが1本。周囲の音は雪に吸収されシーンと静まり返っている。既に感動状態の自分。
昨年夏に下山した尾根をひたすら登る。静寂な銀世界に自分の息遣いだけが聞こえる。風景も神秘的。やっぱり山はいいなぁ。
尾根の途中にて。
上着は登山で愛用しているGORE-TEXのレインコート(1枚生地)にした。レインコートの中は共に薄手の半袖と長袖のシャツが1枚ずつ。気温はおそらく氷点下5~10度と低いが登坂中は汗だくだ。
11時30分小荒島岳山頂着。
ゾンデ棒を肩まで突っ込んでも地面に当たらないようだ。積雪は3m以上らしい。
腹ごしらえをしたらいよいよパウダー滑走だ^^
超フカフカの激パウダーは踏み込むと板が深く沈みバランスが難しいほど。このレベルの深雪は何年ぶりだろうか。重いザックを背負っているため納得の行く滑りは出来なかったが病み付きになる快感ありです^^
写真は小荒島岳山頂直下で斜度は30度弱。
滑ってきた谷。
■備忘録
・服装
上:半袖シャツ、長袖シャツ、登山用レインコート(GoreTex)
下:下着、スキーパンツ
登りはこれで汗だく。ただし風次第で体感温度は変わりそう。
・地図
尾根位置に色付けしジップロックに入れて携帯すること。
・道具類
点検、チューンを完璧にしておく。トラブル時に対処出来ること。
コメント