強い寒気で北陸地方は大雪が続いている。今朝の国道157号線峠筋は2mを超える雪壁と30cmの新雪。視界が分らなくなる勢いの雪も降っている。福井県嶺北の予報は晴れのち雪だったのに山の天気は別ということ? 木無山の予定で自宅を出たが先週の雪を泳ぐ急登は無理と判断し急遽荒島岳に変更した。
荒島岳は先月山スキーデビューした山。洗礼のリベンジと激ラッセル体験でGo!
■行程
2月7日(日) 雪のち晴れ
05:00 アパート出発
06:40 駐車場着
07:00 出発(330m)
08:00 リフト降り場付近(670m)
09:30 シャクナゲ平(1204m)、休憩20分
10:30 小荒島岳(1180m)
11:00 林道端
12:00 駐車場着
■標高
駐車場 330m
シャクナゲ平 1204m
標高差 874m
■山行時間
登り 3時間30分(小荒島岳まで)
下り 1時間30分
07:00 出発(340m)
嬉しいことにトレースがあった。時間と天候次第では荒島岳(小荒島岳ではなくて)まで登れる? リフト降り場まではゲレンデ、その先は尾根伝いにブナ林を登るルートで元気にスタートする。
08:00 リフト降り場付近(670m)
今日の雪は軽く深い。トレースの主を追い抜いてからは膝ラッセルで、ストックは抵抗なくグリップまで刺さる…。かなりしんどい。
09:30 シャクナゲ平(1204m)、休憩20分
2時間半で到着。デビュー時の「トレースありで3時間」からすると、1ヶ月で随分レベルアップした。リベンジは果たせたでしょう。
さて、激急登の荒島岳には登るべきか。分岐点のここで判断となる。
時間に余裕はあるが荒島岳はガスの中だ。後続者が登るなら私もと20分待ったが現れないため今回は諦めることにした。初心者単独なので致し方ない。
10:30 小荒島岳(1180m)
天気は完全に回復。またしても「さぁお滑り下さい」と言わんばかりの青空になった。相変わらずここ一番の天候運がいい。
シールを剥がしルートを確認したらGoです。
SYUさん一行に教えてもらった谷をウェーデルンでガンガン下る。跳ね上がった雪で上半身も真っ白だ。雪の状態がいいためザックを背負っていても綺麗なシュプールを描けた。一度に滑り過ぎるもったいないと思いつつも停まらずにガンガン滑る。あぁ、なんて気持ちがいいんだろう。やっぱり山はいいなぁ。
11:00 林道端
ここからは果てしないくるぶしラッセルでした。緩い下りでは雪が抵抗となって進まない。ストックはグリップまで刺さり漕ぐことも出来ず効率が悪かった…。
12:00 駐車場着
出発から5時間。最後の林道ラッセルは残処理の様で気分的に疲れたが大満足の山行でした。
出発時3台だった車は10台ほどに増えている。いつきても入山者の多い山だ。
尾根中腹のブナ林。この頃から天気が回復してきた。
シャクナゲ平から小荒島岳に向かう途中、振り返って撮影。青と白のコントラストが美しい。この奥が荒島岳だが天気が回復してもまだガスの中だ。
低木が完全に雪に埋まってのっぺりとした小荒島岳山頂。
滑走した谷。
楽しませてくれてありがとう!
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