2年半前の秋に長野県の富士見パノラマというスキー場でのMTBダウンヒル中に転倒し両膝を強打。右膝は2週間ビッコ状態となり山に復帰するまでに丸1ヶ月を要するケガをしたことを以前投稿した(2010/09/20 MTBで膝負傷)。
その際、実は路上の石に頭を強打していた。装備は上下登山時の服装にDBのヘルメット。林道を高速走行中に前輪を取られ前のめりに転倒、ハンドルから手を離し踏ん張ったが抑えきれず、スローモーションの様に頭が石にぶつかっていくのが判った。子供の頃から現在まで頭をぶつけてタンコブを作った事は何度もあるが、衝撃の次元が違ったので「やってしまった。まずい」と思った。転倒後体が静止してしばらくは体を動かさず全身に神経を集中して様子を伺ったが、頭については脳震とうも含めて特に違和感が無く、頭をもち上げ、体を起こすことも問題なかった。ケガは両膝と両肘で済んだ。
その時のヘルメットが下の写真である。
ヘルメットは凹んでおり、凹みの中心部にワレが生じている。
内側の発砲スチロールにはクラックが入っていた。クラックが生じることで衝撃を吸収し頭を守ってくれた。凹みとクラックを見た時、ヘルメット未着用時のダメージを想像しゾッとしたことを覚えている。
上記はヘルメットに助けられたケース。次はヘルメット未着用のケースで20年近く前、冬の北海道にゲレンデスキーに行った時の話。確かニセコだったと思う。
初日のナイターにて、カチカチのモーグル斜面を滑走中、エアに失敗して後頭部を硬い雪に「ドン」とぶつけた。その瞬間、頭が真っ白になり、続いて「すーっと、天に昇るような気持ちよい感覚」を体感した。そして一時的な記憶喪失へ…。同行した友人曰く「俺、今どういう風に転んだの?」と何回も繰り返し聞いてきたという。「エアで着地に失敗して…」と説明すると「ふーんそうなんだ」と言うのだが、10秒ぐらいするとまた同じ質問をしたらしい。私は北海道に来ていること理解してなかったらしく友人は「終わった」と思ったようだ(笑)。
この時は転倒時の衝撃に首が耐えられず、頭を硬い雪にぶつけたわけだが、毛糸の帽子では衝撃を吸収しきれず脳震とうを起こしたのだと思う。
MTBで高速走行中に石に強打しても問題なく、雪に「ドン」とぶつける程度で脳震とう+一時的な記憶喪失。ヘルメットと帽子とでは衝撃吸収力に天地の差があることを身をもって経験していた。
先日の篠崎Drの落石滑落事故、Drはヘルメットを着用していたがそれでも身を守りきることが出来なかった。落石も大きさによっては対処不能ではあるが、出来る範囲での自己防衛はすべきだろう。少なくとも落石懸念ルートではヘルメット着用を必須にしなければと思う。
左 奥穂(2012/05/19)、右 四ツ岳北面(2013/02/03)
クラックが入ったヘルメットは衝撃吸収性能が劣化し使い物にはならないため新調した。


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