金沢ケルンオーナーお勧めの御山谷と剱沢を滑ってきた。大斜面の長距離滑走と好天絶景は今シーズン一番の山行と言わざるを得ないでしょう。
■行程
4月23日
19:20 金沢出発
23:00 立山駅駐車場着、車中泊
4月24日 ガス時々晴れ
05:10 起床
07:10 ケーブルカー、バス乗車
08:30 室堂着
08:50 室堂山荘チェックイン
09:20 登山スタート
10:10 一の越山荘(2705m)
10:20 御山谷スキー
10:50 大岩
11:10 登り返しスタート
14:20 一の越山荘
15:30 室堂山荘
時間 5時間
累積標高差 1629m
距離 14.5km
4月25日 快晴
05:00 起床
05:40 室堂山荘出発
06:10 雷鳥沢取り付き
07:50 剣御前小屋(2755m)
08:10 剱沢滑走
09:00 登り返し
10:10 剣御前小屋着、雷鳥沢滑走
11:40 室堂山荘、浄土山へ
12:40 浄土山ピーク下(2700m)
13:00 室堂ターミナル
時間 7時間20分
累積標高差 1621m
距離 17.7km
■初日
富山県側から立山へのアクセスはケーブルカーとバスを乗り継ぎ80分ほど。6時に並んで始発の次の便(7時10分発)をゲットする。後から聞いた話では8時には2時間待ちになったらしい。
写真は立山名物の雪の大谷。その感動の高さは観光バス2台分以上で15mとのこと。
宿泊先の室堂山荘に荷物を置かせてもらい9時20分に一の越に向け出発する。写真は一の越からの室堂山荘。全てが雪に埋もれた大平原は圧巻である。
50分で一の越着。ここから滑走距離5.5kmの御山谷(写真)を滑る。気温は-9℃から-3℃に上昇したが雪面はストックが刺さらない程カッチカチやぞ。
あ゛あ゛あ゛、、、。ギャラリーの視線を受けながら滑走開始するも硬い斜面は足にチェンソーを付けた様な振動である。たまらず一時停止。スピードは抑えた方がよさそうだ。
しばらくするとデブリ地帯に入った。表層とはいえ大規模である。
どこまでも続くデブリ。その距離は2km近い。
谷が狭くなり雪の下から川の音が聞こえる様になって間もなく徒渉点に出合う。このスノーブリッジもあと数日で崩落しそうだ。
10時50分折り返しポイントの大岩に着。アイスバーンから湿雪に変わり後半のスキーは快適だった。谷が広いためデブリも邪魔にならず満喫出来たでしょう。さて腹ごしらえしますか。
食事休憩が終れば標高差1000mの登り返しである。遠方の目標物に歩いても歩いても近づかないのは砂漠の中、蜃気楼を追いかける気分だ。傾斜は緩いが標高が高いため心肺機能が悲鳴をあげる。登っては休みを繰り返しながら一の越まで約3時間を要した。うぉー疲れたぞ。しかし満足感は大きい。
休憩後、浄土山に登り始めたが15時と遅いのとガスでホワイトアウトし途中終了。室堂山荘に入った。
ところで悩みの膝痛は発生せず予兆も無かった。一安心である。やはりアイゼン歩行をしなければ大丈夫なようだ。
室堂山荘の宿泊部屋。なんと一人部屋だった。風呂あり、電気あり、各部屋に暖房ありと、ありありづくしの大満足の宿だった。この地には車で荷物を運べるし一般観光客も多いため山荘でもホテル仕様なのだろうか。
素泊まり 6300円←今回はこっち
2食付 9400円
時間 5時間
累積標高差 1629m
距離 14.5km
■二日目
朝5時起床。個室で静か、部屋も暖かく、広々。熟睡で疲れが取れた。窓からは浄土山が良く見え雲も無く快晴だと分った。体に力がみなぎる。今日は雷鳥沢を登って剣御前小屋から剱沢を滑り登り返す。ガスが出る前に剱岳を拝みたい。さっさと飯を食って出発しよう。
写真は5時40分まだ薄暗い室堂山荘。バックは浄土山だ。
室堂山荘から雷鳥沢までは荷物運搬ブルドーザの通り道に沿って進む。一足先に奥大日岳山頂部に陽が当たっている。
朝一の雷鳥沢は雪が硬く滑り易いため、斜度が緩く幅が広い安全な左側の尾根から登った。
途中の平地で休憩。先行していた登山者にシャッターを押してもらう。左上が浄土山、中央右の凹みは地獄谷。朝一は空気も澄んで景色は最高である。
稜線からの奥大日岳(2605m)。どっしりとした山容である。ネットに多くの報告もあり登ってみたい山の一つだ。
稜線に近づいた頃、スキーを脱いでアイゼンを履く。アイゼン歩行は膝痛発生の悪いイメージがあるためギリギリまでスキー+クトーで登った。
稜線はトレースに沿って進む。かなりドキドキするシチュエーションである。アイゼンを逆足に引っ掛けないように注意してゆっくりと進んだ。
7時50分剣御前小屋着。写真は雷鳥沢方向の一枚。
こちらは逆サイド剱沢方向。左手が映画で有名になった剱岳だ。昨年秋はガスで見えなかったがやっと実物を拝むことが出来た。
誰もいない剱沢にシュプールを描く。最高の気分にコング高橋の如く絶叫。生きてて良かった。
至近の剱岳。感動で鳥肌。独特の岩肌は雪に覆われ見えないが人を寄せ付けない厳しい山容である。
剣山荘まで滑り標高差300m登り返し雷鳥沢を滑る。10時過ぎの雷鳥沢は登山者、スキーヤー、ボーダーで大賑わいだった。雪が硬くオーバースピードが怖いがギャラリーの視線に気合が入ってしまう。
写真はロッジ立山連峰付近からの立山連山。
室堂山荘前に戻る。ロッジ立山連峰からの直線的なルートはアップダウンで効率が悪く40分もかかった。時間的には荷物運搬ブルドーザ道が早そうである。
腹ごしらえを終えたら次なる浄土山に登る。登行中室堂ターミナルを振り返る(写真)。12時にもなると観光客で大賑わいだ。
約1時間で展望台に到着。薬師岳、笠ヶ岳等の大パノラマを堪能出来るのでここまで登りきるのがおすすめである。因みに浄土山ピークは左手の急登をアイゼンで登る必要があり今回は拘らずここまでとした。ギャラリー視線の中、大斜面を室堂ターミナルへ降り2日間の山行を終えた。絶好のコンディションに感謝です。
時間 7時間20分
累積標高差 1621m
距離 17.7km
まとめ
立山はケーブルカーとバスの往復、山小屋宿泊で最低11000円と出費は大きいが、コンディションが良ければそれを上回る満足感が得られること間違い無しでしょう。


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