2024夏北関東遠征登山@武尊山・谷川岳・巻機山

巻機山武尊山谷川岳

お盆休み遠征登山は北関東の未踏百名山4座をチョイス。しかし台風5、6、7号が連続して発生、諸々の調整の末、3座に変更して遂行することが出来た。


2024年8月17日(土)晴/曇り、稜線ガス、下界30℃超、風強め

05:28 川場谷野営場
07:02 不動岳
08:01 前武尊
09:26 武尊山(10:38発)
11:45 前武尊
13:00 川場谷野営場

距離 12.6km
時間 7:32
獲得標高 1276m

矢坂北スマートICで高速を下車後、110km約3時間かけて、車中泊の川場谷野営場到着したのが20時半だった。自分以外の駐車ゼロに「マジで」の感情。翌朝は、、、の願い届かず、最悪、登山道で誰にも会わない孤独山行を想定し「ケガ絶対NG」の意識で5時半行動を開始。こんな始まり方の遠征登山だった。

ルートは不動岳側を登り、花吹温泉分岐側を下るプチ周回。不動岳は「危」マークのある難所があり「難所は登りで」の基本に沿って上記とした。

不動岳の難所はクサリ場で、予想外に難易度が高く驚いた。垂直に近い岩壁に、足場やホールドが浅く、高度感もそこそこ。百名山ならハシゴを設置するレベルである。年配者や腕力が弱い方、恐怖感の強い方は相当辛いと思った。

これ以外にも、ちょっとした登りで、頃合いの良い位置にホールドとなる石や木の根が無い。「ここにあったら登り/下り易いな」と思える位置に握り易い石を置いたり、根を削ってホールドが作られることが多いが、この山はそれが無かった。山岳宗教によって山伏修験道の神山としてあがめられてきた歴史を持つので、その流れがあるのだろうか? 「過剰な対応しない」「ありのまま重視」といった考えなのかも。いずれにしても面白い気づきであった。
※整備不足と言っている訳ではありません。私はどちらかというとありのまま重視派です^^

また、前武尊と奥武尊の日本武尊像に「御嶽山」の文字が記され、山頂には御嶽山大神の石塔が設置されている。武尊山になぜ御嶽山?と思ったが、その理由は、武尊山は、御嶽山の開闢(かいびゃく)の祖である【普寛行者】(ふかんぎょうしゃ)が開山した山で、御嶽山との関係が深いためであった。こういった歴史的背景も面白かった。

宗教色の濃い山。ガスで眺望ゼロは残念だったが、山岳宗教など広い意味で満喫出来た。個人的には難易度の高い不動岳は武尊山に含まれる大きな要素に思えたので、ここを歩くことをオススメしたい。下りだと岩壁を登る形になり腕力を要するので、登りの方が楽と思う。



ヤマレコ報告
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7147178.html


2024年8月18日(日)晴、稜線ガス、下界30℃超、弱風

05:15 谷川岳インフォメーションセンター
05:28 西黒尾根登山口
08:34 トマノ耳
08:47 オキノ耳
09:09 肩の小屋(9:23発)
10:26 天神平・天神峠分岐
11:07 リフト降り場
11:37 天神尾根・田尻尾根分岐
12:22 田尻尾根登山口
12:48 谷川岳インフォメーションセンター

距離 13.4km
時間 7:33
獲得標高 1633m


遠征二日目はメインディッシュ谷川岳。当初、日帰りor小屋1泊での馬蹄形縦走24kmを考えたが、今シーズンはロング山行をしておらず日帰りには脚に不安があったのと、小屋泊の煩わしさからシンプルな谷川岳狙いとした(茂倉岳までの縦走は稜線がガスのため当日取り止め)

標高800m+山間部で26℃と涼しく車中泊は熟睡できた。目覚めから頭スッキリ^^ 最近、朝イチの単独先頭入山にリスクを感じているため、周囲の登山者に合わせ5時過ぎに行動開始する。

今回のルートは西黒尾根から谷川岳を登頂し、天神尾根、田尻尾根と繋ぐ健脚向きルート。往路の西黒尾根は日本3大急登で1歩目から急だった。ただ体力的、精神的な大きな負担は感じず、気付くと登り切っていた印象。ロープや岩場など変化に富み、後半は眺望が良いなど気分転換される点と、そもそも累積標高差と登行時間が過酷ではないからと思う。
※剱岳 早月尾根 標高差2200m、5時間(北アルプス3大急登)
 西黒尾根 標高差1100m、3時間(日本3大急登)
 時間は私の実績。

今回残念だったのは稜線で眺望が望めなかった点である。しかし、登山者が多く親しまれている山であることや、登山者から聞いたJR土樽駅に縦走で抜けて電車で戻るコースの話、その他、山岳信仰や山の歴史にも触れ、満喫の山行となった。湿った風が通る山域のため夏も冬もガスが発生し易いそうだが、いつか、長大な稜線を眺め、一ノ倉沢も見下ろしてみたい。


ヤマレコ報告
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7152418.html


おまけ1
車中泊したのはこの大駐車場。尾根や谷の名称、山の歴史、動植物や環境的特徴などを知ることが出来てとても面白かった。

谷川岳インフォメーションセンター
https://tanigawa-ic.com/



おまけ2
JR土合駅は日本一のモグラ駅と言われている。要はJR駅の中で最も地下深くに存在する駅ということ。現在は無人駅。自分は終電後に訪問したため、人もほぼおらず、不気味で面白かった。

プチエピソードを少々。最終電車18時19分を過ぎているため人はほぼおらず不気味感漂う中、自動車メーカーで働いているというインドネシアからの技能実習(夏休み旅行中)に声を掛けられた。予定時刻になっても電車が来ないらしい。調べてみるとホームが間違っていた(正しくは地上側のホーム)。行先がすぐ隣の水上駅というので車で送ってあげることに。日本語は片言で、終電逃し、人里離れた無人駅。タクシー会社に繋がっても片言では怪しまれるし、田舎故、営業しているかも分からないこのシチュエーションは心細かったに違いない。

学生時代、インドネシアからの留学生の世話役(チューター)を経験したことがあり馴染があるのと、今年3月娘が豪州に1ヵ月間語学留学したこともあってのプチヘルプ。若者は3名で皆礼儀正しく、水上駅で下ろす際、1000円札を渡してきた。気持ちだけで十分、こちら側も幸せな気分になった。

土合駅は日本一の「モグラ駅」、まるで地下の秘密基地!
https://www.kashiwaya.org/blog/?p=16485


2024年8月19日(月)晴、下界30℃超、弱風

05:25 桜坂駐車場
08:07 ニセ巻機山
08:14 避難小屋
08:46 巻機山(9:13発)
08:14 避難小屋
09:34 避難小屋
09:45 ニセ巻機山
11:18 桜坂駐車場

距離 12.9km
時間 5:56
獲得標高 1462m

いよいよ最終日。疲労蓄積や関節痛などなく体はバッチリ。しかし若干寝不足だった。谷川岳で日焼けしたのか体が熱く、外気26℃と涼しいのに夜中に目が覚めるほど車中泊が暑く、4つの窓を少し開けてしまった。これが間違い。蚊が侵入し、暑さに耳元のぷ~んという羽音と痒さが加わって「マジか」な一夜に…。夏場の車中泊は標高が高くても暑さ対策が必要ですな。

登り始め5時半。前半の樹林帯は気温が上がる前だったが多湿で滝汗。ズボンの裾を膝までまくって登行した。登山道は草が刈られて整備状態が素晴らしく、鎖場などの難所も無かったためテンポよく登れ、CT比0.6と進捗がすこぶるヨロシイ^^

樹林帯を抜けると素晴らしい眺望が^^ 森林限界で低木と笹しかない広大や台地。池塘と木道も風景に調和している。荒々しい谷川岳もいいが、心穏やかな癒し系の巻機山を最終日にして正解だった^^

最終日も、谷川岳の稜線や遥か先の北アルプスなどは拝めなかった。仙台から遠い山域だが次回のお楽しみにとしたい。




ヤマレコの報告
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7157086.html

登山バッチ

車中泊・下山後温泉
※巻機山は近くて安い「金城の里」がおすすめ(当日は休館日だった)

遠征費用

全体まとめ
台風5,6,7号連続発生で出発危ぶまれた2024年夏遠征。出発1日遅れ+1座削減に計画変更となったが、目的の登頂を果たし、体調不良や膝痛なく終えることが出来た。台風の暴風は免れ、雨や雷も無く、概ね天候は良かったが、唯一悔やまれるのは稜線の眺望だろう。初日、二日目はガス、最終日はガスは無かったものの谷川岳の頂きは雲に隠れ、その雲に遮られて遠方の北アルプスなどは拝めず仕舞だった。期待が叶わないのも山の一要素。またトライしたい。

日本百名山は63座登頂。今年もう2、3座踏んで、来年は北海道エリアを攻めたい。

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コメント

  1. 多摩太郎 より:

    お早うございます
    お変わりありませんか
    北関東の山を歩かれましたか

  2. yamakiko より:

    多摩太郎さん
    こんにちは。
    朝4時代に愛犬に起こされ生活のリズムを崩し気味ですが、
    21時半就寝でなんとか頑張っていました(笑)

    谷川岳登りましたよ。
    結局、馬蹄形縦走はせず、茂倉岳も踏まず、シンプルに西黒尾根から谷川岳を踏んで、天神尾根、田尻尾根を下るルートとなりました。
    稜線はガスでしたが、日本3大急登を登れましたし、JR土合駅の徘徊含めて、楽しめた遠征になりました。
    湿った風の通り道で夏も冬も雲が出やすい山域のようですね。
    チャンスあればまたトライしたいですが、仙台からだとアプローチがなかなか遠いですね~