30.剱岳登山(早月尾根1day)

剱岳

また一つ目標達成。標高差2200mの早月尾根1day剱岳。北アルプス三大急登でもあるこのロングコースは予想通りしんどかった。

■メンバ 単独
■行程  2011年7月24日(日) 下部ガス上部晴れ、無風(上部は中風)、12~23℃

03:57( 783m) 登山口発
04:24(1019m) 標高1000m道標
04:54(1240m) 標高1200m道標
05:20(1438m) 標高1400m道標
05:31(1543m) 標高1600m道標
06:00(1744m) 標高1800m道標
06:32(1995m) 標高2000m道標
07:04(2224m) 早月小屋
08:14(2573m) 標高2600m道標
08:58(2782m) 標高2800m道標
09:42(2999m) 剱岳山頂着
10:20(2999m) 剱岳山頂発
12:04(2224m) 早月小屋
14:42( 783m) 登山口着

距離 16.6km
時間 10時間45分
累積標高差 ±2438m

[参考]コースタイム
登り9時間10分
下り6時間20分
標高差2200m
0724map.jpg

0724kashimayari.jpg剱岳は当初、立山からカニのタテバイ、ヨコバイ経由で登る山だと思っていた。ケーブルカーやバスなどの費用、早朝出発が出来ない、混雑…。よいイメージが持てない中、早月尾根の存在を知る。聞けば、標高差2200mの長大な尾根で、北アルプス3大急登なハードコースという。それ故、入山者は少なく空いている。

実に自分好み^^
膝も強くなり、期は熟したということで1dayでトライすることに。

登山口のある馬場島着は土曜17時。霧雨と濃いガスで道路も濡れていた。明日の天候は大丈夫だろうか…。不安を感じながら登山口を確認し20時に寝袋に入った。

0724douhyou.jpg04:24 1019m 1000mの道標
20℃を下回る涼しい夜で朝3時まで熟睡出来た。ありがたい。相変わらずガスは濃いが剱は標高3000m。上部は雲を抜け好天? と期待してみる。

朝飯後、キャンプ場でハイドレーション2リットル、予備2リットルを汲み出発。真っ暗闇の中、一人山に入った。前方、後方に人はおらず度胸がいるシチュエーションだと思っていたら早速獣のお出迎えである。ヘッドライトに反射して光る目は私を凝視し静止している。1匹、2匹、3匹。兎か狐いや狸か? 熊ではなさそうだが…。一抹の不安を感じながら入山。

登山道には標高200m毎に道標が設置されている。いい目安となり励みにもなる。

0724gizagiza.jpg06:14 1871m 剱のギザギザ
登山道は急斜面の連続しかも風の無い樹林帯。気温20℃を切る涼しさだが淀む空気は高湿で全身汗まみれに変わりない。時折、樹木の切れ間から剱独特のギザギザが顔を出し、映画『剱岳-点の記-』を観て以来憧れていた剱岳を登っていることを実感する。

0724okudainichi.jpg07:01 2224m 奥大日岳(2605m)
早月小屋手前の見晴台からの奥大日岳。この左には立山の室道がはっきり見えた。期待通り上部は雲の上でテンションも上がり気味。

少し降りて早月小屋着。ここまで3時間は地図参考タイムよりも2時間半も早いペースだった。ザックが10kgと軽いせいだろうか? さぁこの先は岩場、鎖場が増えカニのハサミと呼ばれる難所もあるので気を引き締めよう。

0724hana1.jpg花1
早月小屋を過ぎたあたりから高山植物が増えていった。

0724hana2.jpg花2
白山で見慣れた花も多い。

0724hana3.jpg花3
百花繚乱のお花畑はなかったがキツイ急登で疲れた体にひと時の潤いを与えてくれる。

0724raicho.jpg08:21 2601m 雷鳥
標高2600m付近で雷鳥の親子と遭遇。雛は可愛らしいことこの上ない^^ 私との遭遇で親子を山と谷に離れ離れにしてしまった。すぐお母さんの元に戻るんだよ~

0724sekkei.jpg08:26 2590m 残雪と猫又山(2378m)
進行方向左手の眺望。残雪の奥に見えるのは猫又山さらに奥は毛勝山だろうか。因みにルート上に残雪は3箇所あったがごく僅かでアイゼンは不要だった。

0724kusari.jpg09:17 2877m 鎖場
緊張するほどの難所では無かった。

0724sancho.jpg09:42 2999m 剱岳山頂着
難所がどこだか分からないうちに5時間40分で山頂着。ヒンヤリとした風と北アルプスの眺望で気分爽快だった。膝痛無く山頂まで登れたことも嬉しかった。

0724park.jpg間近で見るギザギザ
剱独特のギザギザは惚れ惚れする程に格好よく人を寄せ付けない厳しさを感じる。その奥、遠方に尖っているのは鹿島槍ヶ岳(2889m)。その左は五竜岳(2814m)。

0724bessann.jpg剱沢
立山方面もご覧の眺望。手前の谷が剱沢そして別山、真岳砂、大汝山と続く。昨年4月の立山スキーで誰もいない別山乗越から剱沢小屋までのスキー滑走に感動の雄叫びをあげた事を思い出したりした。

さて40分ほど眺望を楽しんだらコースタイムで6時間半という気が遠くなるような下山の始まりである。気が遠くなる山行は毎度のことであるがそれにしても長い。急な下りは転倒と膝痛の意味で本日の核心部。靴紐を締め直し、不要な水を捨ててザックを軽量化し10時20分出発。

水について
登りの消費は1.5リットル。下りも2リットルで十分として残りを捨てた。

早月尾根には水場は無いが早月小屋で購入は可能。
水 2リットル800円
お茶、ポカリなど 500ml500円

0724sugi.jpg14:06 1109m 杉の大木
1時間40分で早月小屋に到着し銀製の携帯ストラップ(2999円)を購入した。小さいが素材が銀で高価だが『標高差2200m早月尾根日帰り』は目標としていた特別な山行だったので記念に購入。因みに登山バッチは早月小屋でも馬場島荘でも取り扱っていない。

写真は登山道にある杉の大木。目安として置いたザックと比べるとその巨木さが際立つだろう。樹齢は見当もつかない。枝の途中からもみじやブナ等の別の木が育ち異彩を放っていた。

0724siren.jpg14:42 783m 試練と憧れ
登山口着。早月小屋からは2時間40分、山頂から4時間20分下りも試練の山行だった。

備忘録
・個人的には登りより下りで難儀した
・疲労感は7/9の白山釈迦新道といい勝負
・山頂からの下山時、鎖場を過ぎ早月小屋に近い標高2400m付近で事故が多いらしい
・温泉は「ゆのみこ温泉」を利用。日帰り入浴500円。立山ICの少し手前にある。

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